最終日の晩は飲茶にしましょう、と…『飲茶』というベタすぎる名前の店にやってきました。
場所は中華街のど真ん中、スミス通りから入れます。
入口はこんな。受付に誰もいないので、もうちっと奥まで入って、いた人に声をかけて…
まだ外が明るい。明日はホテルを早朝発なので、午後6時くらいにさっさと晩飯に来たわけです。
こういった、いかにも中華な Lazy-Susan(食卓の回転台)が設置されたテーブルもあります。
座ると… 非接触対応で、QR コードを渡され「これでメニューを探れ」と言われます…。
以前のランチタイムだと、カートがグルグル廻ってきて、見せて貰ってから食べたい物を選ぶ方式でしたが… コロナ対応だからなのかディナータイムだからなのか判りませんが、全てオーダーかける方式になりました。
そしてここでも「ジャスミン茶で♪」と、ドロンジョさま(a.k.a.フルルンさん)の主張が通ります。
鲜果明虾角 - Prawn Wanton Crisp
湯葉を春巻きにしたような揚げ物でした。落花生油で揚げたっぽいカラリ感に、お好みでマヨネーズをつけます。
まあまあ、いけてました。このクラフトフーズ謹製みたいな大味のマヨはなくても美味しいです。
ここでいっぺんに 2~3 種類届きました。
饮茶虾饺皇 - Yum Cha Prawn Dumpling
店名を冠したハーガオ。海老と一緒に、野菜も入っています。これはなかなかに美味でした。
灌汤小笼包 - Xiao Long Bao
みんなの意見が辛辣。
「この小籠包、汁が入ってないわね…」
「ホントだ。汁だくじゃありませんね」
「儂ら鼎泰豐がデフォだから、比べるのは酷じゃね」
我ら、小籠包の基準が鼎泰豐なので他店のものを比較するのは酷だと思います。
そもそも上海スタイルだったら、台彎式の『小籠湯包』とは汁気の塩梅が違う。
(ここだけ読むと儂は協調性が無くて自己中で餓鬼みたいですが、ホントにその通りです)
これは儂が激しく所望した、ゆいしゃん・ちぇず。
こっちも儂が所望した品です。
ここが御本尊様の部分。
マントウの上に取り分けると、こんなです。
そして、儂が食べたかったほうの御飯ものが、届きました。デカくて蒸し時間がかかったみたい。
ひっくり返して、蓮の葉をほぐし始めました。
蓮の葉を拡げると、中味はこんなでした。
南瓜ごはんを椀に取り分けてくれる、おばさま…。
もらったお椀は、こうなっていました…。
元々ここんちはシンガポールのW先生に教えてもらったお店ですが、ジモティが選ぶだけの事はあります。
夕食の帰りがけ… 飲茶酒楼の前、スミス通りの電飾はこんなでした。
昼間と違って、ヴィクトリア通りもこんな電飾がいっぱい。
バス停のほうから見た、ヴィクトリア通り。
そして、やってきた 12 系統のバスでホテル・インディゴへ帰りました…。
ホテルの前まで戻って、金玉満堂でデザートをサックリ済ませてから、早々と寝ました…。
瑶柱蛋白海鲜炒饭 - Seafood Egg White Fried Rice
Our special fried rice without the yolk!
こっちがフルルンさん推しの、卵白だけ入れているシーフードチャーハン。
あっさりした味わいの中にも、具材の風味が活きていて美味しい炒飯です。
憑きものが降りて「エビチリ!」と粘るフルルンさんに「これが一番近い」と、店員が勧めたのがこれ。
石锅阿叁虾 - Claypot Assam Prawns
It is the uniquely Asian flavour of the Assam that lends the beautiful umami to this dish
確かマレー語で「アッサム asam」って、酸っぱい って意味だから、エビチリというより『酸っぱエビ』ですが、この皿はいろいろ入っていて、予想外に美味しくいただけました。
鱼香茄子煲 - Stewed Eggplant with Minced Meat in Claypot
我が家の近所の中華では『魚香』はガーリック風味なので期待しましたが、やや違ってる。
でも挽肉が入っていて、もっと豪華バージョン。これもなかなか美味しくいただけました。
茶香东坡肉 - Dongpo Pork Meat with ManTou
Enjoy the melt in your mouth flavour from this dish or pair it simply with our silky smooth mantou
昨夜に続き、またもやトンポーローです。でも、ここんちのは饅頭にはさんで食べます。
スターアニスやクローブ、肉桂をちゃんと利かせて、でも嫌味が無い程度に納めてある。
このサンドイッチを食べた感想: Five Star 五星 のほうがトロトロに柔らかくて美味しい…。
強すぎないが、香辛料=ハッカク、クローブ、シナモン等を感じる。新鮮さもありました。
この飲茶酒楼の東坡肉は売れ行きがいいんでしょう。肉が肉の組織を感じさせるままです。
五星の東坡肉は売れ行きが悪くて「腐る寸前が美味しいの法則」になっているんでしょう。
そう解釈するとアレですが、個人的には五星のとろける肉質で香辛料が飛んじゃってる(笑)東坡肉が断然に好み。
金瓜荷叶饭 - Lotus Leaf Pumpkin Rice
Beguiled by the flavourful fragrance of the lotus and the natural sweetness of the pumpkin
蓮の葉にくるんだカボチャごはん。配膳のおばさまが解体してくれました。
最初… ユナイテッド航空の機内食みたいに、十文字に切れ目を入れて飯を取り出すかと思ったら… 違う。
プレゼンテーションの迫力はありませんが、ごはんを余さずに取り出すには正論でしょう。
南瓜がそこかしこにゴロゴロと入っています。蓮の葉のいい香りが周囲に拡がります。
そつなくこなしていき、かなり手慣れている様子でした。
色が濃いですが、味は薄い。きっと老醤を使っていると思われ。
中に入った南瓜がうっすらと甘くて、癒やし系のごはんでした。
結局、風味も性格も全く異なる「卵白炒飯」と「蓮葉南瓜御飯」の両方を頼んでいて、大正解でした。
どの品も質が高くて、中華街で食事をするならお勧めの店です。
Yum Cha Chinatown 飲茶酒楼
20 Trengganu St, #02-01, Singapore 058479
+65 6372 1717
www.yumcha.com.sg
ちょうど中秋の名月を祝う時期にぶつかって、あちこちに装飾が施されていました。
この頃は LED 照明が発達しているので、こういうディスプレイも工夫されています。
中華街はことある毎に、いろんな電飾が施されているから、夜来ると楽しい。
上階はカラッポで、儂らの貸し切り状態♪
ここのチャーハン、先日ご一緒した香港フラワーの卵白のチャーハンより、
ReplyDelete格段に美味しかったと思ってます。
もう、アメリカでは卵白チャーハン、食べられないかも・・・苦笑
この記事を見たら海老チリ食べたい感が復活して、
時間があるときに自分で作ろうかと、夜な夜なYouTubeで作り方勉強中ですw
ドロンジョさま、
ReplyDelete儂はユナイテッド航空の2食目のおかげで、卵白という単語に激しい拒否反応を示す体質になってしまったのぢゃ。でも、それを差し引いても、卵白主体の炒飯って、アッサリしすぎていて塩っぱく感じるんですが...。
来週はオーマイさん来訪予定なので、中華に行きますか?
それとも、キリニーUSAとかに行く?
ここはやはりドロンジョさまが決めていただき、我々ドロンボー2名が付き従うということで。
エビチリは味の素のクックドゥーでだいじょぶじゃね?
でなけりゃ、パンダエクスプレスは? (爆)
あー、来週ですが、逆にゲストの行きたいところにしましょう~♪
Delete私、木曜日以外ならいつでもお付き合いできますので、
水曜日と金曜日、とかでもオッケーです!
It seems like the restaurant mainly serves dim sum, but to name the restaurant "Yum Cha"? I admire the straightforwardness of the name. It's like naming a restaurant "Ramen Shop" or "Japanese Cuisine" or "French Restaurant"? Maybe we should change the name of our clinic to "Digestive System Shop" (lol).
ReplyDeleteThis is just my speculation based on my limited experience, but it seems like there are often unsafe areas near "Chinatowns" scattered throughout the world. I don't hold any prejudice against Chinese people, though.
Having dinner at around 6 pm might have felt a bit early for my past self, but now that I only work full-time on Wednesdays, I sometimes have dinner as early as 4 pm, so it doesn't feel weird at all.
Lazy Susan is what the rotating tray on Chinese dining tables is called, huh? It's true that spinning the whole table around to get to the dish I want to eat is a lazy way to avoid the act of reaching over for the food I want, so it's a fitting name. Even so, "lazy and man-loving (?) Susan" sounds quite charming.
Although being handed a QR code and told to "use this to find the menu" for contactless service may be more hygienic and practical, choosing what you want to eat from a cart that spins around seems more enjoyable. Even as mask regulations gradually become more relaxed, this dining style probably won't fully return to what it was before the pandemic.