Monday, October 17, 2022

Imperial Treasure Super Peking Duck

カヤトーストで軽いあさごはんにした理由は… ランチには北京ダックを予約してあったのぢゃ。

やってきたのは毎度毎度の、インペリアルトレジャースーパーペキンダック です。
アジアのレストラン Top 50 に選ばれたこともある、高級っぽい中華の名店。
オーチャードストリートのパラゴン・ショッピングセンターに入っています。

予約がある旨を告げて、通されたのが… また同じような席。なぜかいつもこのへん。
広々とした店内はここだけではなく、他にも2~3ヶ所の間取りがあります。

4名で予約かけていたためか、5~6名用のテーブルに広々と3人がけ♪
着席して、メニューとお通しを置いていかれたら… こんな状況です。

お通しはいつも通りの、カラメライズして白胡麻を振った胡桃。
カリカリでヤバいくらい美味しい。白胡麻が中華っぽさを醸し出しています。

お茶はどうするか聞かれました。

「やはりポーレイ茶(プーアル茶・普洱茶)?それともジャスミンとか…」
ジャスミン茶!!」

ジャスミン茶を頼むと、あからさまに『日本から来た観光客』っぽいですが、ほぼ事実です…。
この後も、お茶を選ぶ時はフルルンさんからのジャスミン茶!!の一声で、一択でした…。

なお、儂的には地味に烏龍茶・鉄観音、普洱茶あたりが好みです。
ジャスミン茶は緑茶ベースなので半発酵茶の風味が来ませんから。

そしてテーブルサイドに、予約しておいたダック様がやってまいりました。(北京拷鴨は予約制)
傷の無い綺麗なお肌。完璧にツヤツヤです。(脊椎と総排出腔は見なかった事にしませう)

そして、シェフさんが『ダック解体ショー』を始めます…。
ちょっと解剖実習の鶏を思い出すけど… ここまでコンガリしてると平気♪

最初に中央部の、脂の乗った一番美味しい皮を剥ぎます。
この部分は「味見ピース」となって、最初に食べさせられることになります…。

皮剥ぎダックちゃんと一緒に巻き込む、キュウリ白葱、それにパオピン(薄餅)が届きます。
北京式烤鸭 (请预订)

こんな様子ですが、上写真上部にある8切れの皮が「味見ピース」です。

「まずはお味見で、この皮を砂糖だけで召し上がってみてください」

…こう言われますが、儂はこの「砂糖で鴨の皮」は無視することにしました。

他の皮は皮下の筋組織も一緒に切り出して、オマルのような器に盛りつけてくれます…。
切り出す部位によって包丁の入り方が異なるせいなのか、オマルふたつに盛られてきます。
こっちが、まっすぐに整った部分が…。

もうひとつのオマルには、乱切りっぽい部分が…。
この乱切りっぽい部分のほうが筋組織のテクスチャがやや雑ですが、皮下の脂は厚いです。

儂はもう『砂糖で味見のピース』も薄餅で巻いて食べちゃいます。
こうやって… 甘辛のたれをかけて… シャクシャクいきます。もう最高♪

鴨をつついているうちに、他の注文品もどんどん届きました。
笋尖鲜虾饺 Steamed Prawn Dumpling ‘Ha Kau’ 何この盛り付け?互いに仲の悪そうな蝦餃…(笑)

ここは全員一致。コンサバに海老の蒸し餃子、ハーガオを頼みました。お味は普通に美味しい。

これはフルルンさんとだいすけさんが選んだ、ミートボール。
时蔬牛肉球 Steamed Beef Ball with Vegetable
みっつなので、分け合うのには最適。

ダックを巻いたり、点心を取り分けるとこんなです…。
点心も美味しいけど、やっぱりここんちは北京ダックが最高。予約したかいがあります。

そして… ダックちゃんの残りの部分はどうするか聞かれます。

「ダックの切り出した残りは、どうする? 炒飯?それとも…」
「香港風のクリスピーな焼き蕎麦にしてください」
「クリスピーヌードル? 細い麺? 太い麺?」

そこまで指定できるとは知らなかった。

「細い麺で、ダックのあんかけ(グレービー)で。」
「はい、判りました♪」

以上、相手は中華シングリッシュで訛りが凄く、ホントに思ったものが来るか不安でしたが…
拷鴨炒生面 Fried Crispy Noodles with Duck
ほぼ予想通りの、ダックあんかけ焼きそば。

野菜がもやしばっかりだけど、ダックの旨味がバッチリ利いていて、麺はカリカリ♪

他のアイテム注文は、フルルンさんとだいすけさんにおまかせ。届いたのは…
虾米酱炒鲜芦笋 Sautéed Asparagus in Shrimp Paste

アスパラのソテーですが、蝦ペーストがガーリックきつめで、好みな味付け。

海老のソテーも。
干葱榄角爆虾球 Sautéed Prawn with Shallots & Preserved Black Olives
海老を1~2匹いただきました。新鮮プリプリで美味でした。

フルルンさんへ私信: ここんちなら、海老チリがあったのに!!
(翌日、フルルンさんには海老チリの神様が降りて大変でした)

シンガポールへ来た時の、唯一の Fine Dining は、ここです。

Imperial Treasure Super Peking Duck
Paragon Shopping Centre Floor 5
05-42/45, Paragon, 290 Orchard Rd, Singapore 238859
+65 6732 7838
www.imperialtreasure.com/restaurant/ImperialTreasureSuperPekingDuck-2

6 comments:

  1. 美味しそうですね。来年の夏に4年振りの海外旅行でシンガポールに行く予定にしているので参考にさせていただきます。ラッフルズに泊まろうかと思っているけど、昔のkobaさんの記事に載っていた頃よりホテル代が2倍くらいに上がっているので、どうするか思案中です。マリオットのポイントが貯まっているのでセント・レジスかリッツカールトン・ミレニアでも良いですけど。

    ReplyDelete
    Replies
    1. NYCさん、

      北京ダックを召し上がるのでしたら、この店はお勧めできます。御値段なりのもん0おが出てきますし、それでいて日本の高級本格中華よりも割安だと思います、多分。
      改装前のラッフルズは老舗の雰囲気がビンビンで日本人観光客がひっきりなしでしたが、この時はパンデミックのせいもあってガラガラな印象でした。新装されて清潔な見た目になったぶん、滞在中にバトラーがベタ付きとか、マハラジャが客の顔を覚えているとかのソフト面がどうなっているか、劣化の具合が心配です。なにせアコーホテルズwですから…。

      Delete
    2. ちなみにラッフルズ本館のグランドスイーツですが、確かアメックス・プラチナのFHR経由で予約して、一泊 666 米ドルでした。縁起の良い数字なので記憶しています。
      今はもの凄い円安なので、海外へ出かけるのはコスト高について大変ですね…。当方としては嬉しい限りなんですが。

      Delete
  2. 久しぶりに美味しい北京ダックを食べました!
    お連れ下さり、ありがとうございました。
    そして、エビチリがあったとは!
    絶対次回食べたいですw
    プーアルも本当に飲茶の時は飲むのですけど、普通の中華だとジャスミンが好き♪
    紅茶はアールグレーの典型的日本人w
    この旅行の後、友人宅での女子会、TWCの紅茶を持っていったら、全員、アールグレー希望でしたw

    ReplyDelete
    Replies
    1. また美味しい中華、行きましょうね。どのみちSFペニンシュラは中華だらけだし。

      ヘタしたらジャスミン茶って香りを添えただけの緑茶です。
      ・・・って『美味しんぼ』で山岡さんが蘊蓄タレてなかった?

      アールグレイが好きなのも、僕には無理。ああいう、後付けの香りはどうしても好きになれません。我が家が買い入れている紅茶の輸入業者は、茶葉を選んだ上で茶葉に加えるベルガモットの量をして指定出来るので、いわば自分用にカスタマイズしたアールグレイが注文できるんですが… やっぱり香りがダメ。
      僕はイングリッシュブレックファストやセイロン茶でいいです。

      Delete
  3. Imperial Treasure Super Peking Duck... With words like Imperial, Treasure, and Super all lined up, it seems like they're trying really hard to hype it up. I couldn't help but wonder if it lives up to its name. Maybe our clinic should change its name to Imperial Treasure Super Clinic too? It might attract more attention of Kanko-birds than patients!

    But in my opinion, booking Peking duck for lunch seems like it would be enough for dinner as well. Especially since it's a renowned high-end Chinese restaurant that had even been selected for Asia's Top 50 restaurants.

    I wrote about this a long time ago, but whenever I hear the name "パラゴン," I can't help but think of JBL's classic speaker, Paragon, rather than the shopping center. Their speakers sound like something that could be called Imperial, Treasure, and Super, but to anyone who's not an audiophile, they probably just look like expensive furniture.

    By the way, if you order jasmine tea, does it make it obvious that you're a tourist from Japan? I would also probably go for jasmine tea too. Oh, and when it comes to choosing tea, it's always "Jasmine tea!!" from Frurun-san that decides it... even if you happen to prefer the more understated oolong, tie guan yin, or pu-erh teas. Let's go with "ladies first" (lol).

    ReplyDelete