Friday, August 19, 2022

O'Toxo 3 Hermanos

日曜日の晩、夕食に訪れたのは… バル。

O'Toxo 3 Hermanos オ・トチョ トレス・エルマニョスという店です。無理矢理訳したら「トチョ3兄弟」です。トチョというのはガリシア地方の藪草の名前らしく、反勢力みたいな意味らしい。
日曜日は空いているだろう、さらに日没前なら確実に空いていると予想し、6時頃来店。

予想は当たりました。地中海人はこんな早い時間にディナーしません。
ガラガラで客は我々だけ。

入口近くのテーブルに腰掛けているのは、店員が空いてる隙にメシ食ってるからです。
アテネの先生が予測しましたが、さすがシエスタとか食事が遅いとか、文化が近いだけあります。

そんで、さっそく、地酒のカヴァを一本お願いしました。
お姉さん… おっかなびっくりでコルクを抜けません。僕が手伝いました。

抜栓したら、後はお姉さんが引き継いでくれました。
もう、山盛りになりそうな次具合。瓶ごと買ってるから、あんまり嬉しくない。(笑)

出来上がり♪
口いっぱい。カヴァ自体はドライで酸味が立った、揚げ物やシーフードによくあいそうな風味。

そして、いつものように炭酸水ももらいました。
一杯目を半分近くまでやっつけたら、これでうめて飲みます。凄く飲みやすくなります。

ざっとオーダーを通して、他の客がいないからすぐに3品も届きました。
タコ、アサリ、海老と、シーフードづくし。で、ソースはニンニクづくし。(笑)

海老はこんなです。
Gambitas al ajillo 子海老のニンニク炒め
ニンニクのいい香りでコクのあるソースが、海老の風味によくあっています。
大ぶりの海老メニューもいくつかありましたが、ソースの風味で選んで正解。

タコは、チビダコ。プルポが普通ダコで、チビダコはプルピトスと呼びます。
Pulpitos en ajo y perejil チビダコのニンニク&パセリソース
生まれ故郷の富津もチビダコが名産ですが、醤油で甘辛煮にするだけでこういう味付けはありません。

結果的に… 僕がタコ喰いまくり、アテネの先生はアサリほぼ独占、海老は仲良く分け合いました。

こっちがアサリ。
Almejas en salsa verde アサリの緑ソース仕立て
緑のソースって、結局ニンニクとパセリなので、チビのタコとソースのベースは一緒。
でも、タコ出汁とアサリ出汁で風味が変わるのが面白い。こっちはアサリが超濃厚です。

小皿に取り分けて祈念撮影♪
こんなですね。僕はこのタコ、ホントに好きです。

あと、こんなのも試してみました。
Albóndigas caseras 自家製ミートボール
和訳は直訳で、これはイカの擂り身のミートボールです。フッワフワでおいしい。

ひとつだけタパス単品ではなく、組み合わせメニューでオーダーかけました。
Chorizo gallego, huevo y patatas bravas ガリシア風チョリソ、玉子とパタタス・ブラバス

ガリシア風だというチョリソを試してみたかったのと、辛いソースがけポテトも頼みたい。
だったら玉子がついてくるこのプレートがいいんじゃね?という感じで注文かけました。

私見ですが・・・別々に注文した方が調理が丁寧な気がします。でも美味しいよ。

食べ進んできて… 海老・タコ・アサリに使われたニンニク風味のソースがもったいない。
Pan con tomate トマトとニンニク風味のトースト

そこで、ソースを吸い取る目的でパン・コン・トマテを追加オーダーしました。二人でソースの奪い合い。昔、スイスの先生とエスカルゴのソースを奪い合った思い出に近かった。

・・・味もほぼ同じだし。(笑)

3兄弟での居酒屋ディナーを、今回も満喫できました。
ここはバルセロナ滞在中に一度は寄りたいバルです。

O'Toxo 3 Hermanos
Carrer del Carme, 59, 08001 Barcelona, Spain
+34 934 42 92 57
restauranteotoxo.com

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