Saturday, September 26, 2020

UA Resumes Retrofitting

UA乗りの毒者のみなさんへ、ちょっと朗報です。

TPGによりますと、ユナイテッド航空は無期限延期していたキャビンの改装を再開する模様です。
この、本当のホンモノのポラリスシートと、プレミアムプラスの導入です。

5月に新型コロナの影響で無期限延期が発表されていましたが、まずはB787-8から改装を始める模様です。

改装前は、こういうシートマップです。(シートマップはunited.comでの原寸まま)
座席数は… ビジネス 36席:エコノミープラス 70席:エコノミー 113

内部はこんな。UNITED を名乗ってはいますが、この機材を買い付けたのはコンチネンタル航空でした。
合併前からのUA乗りには、最初違和感満載だったビジネスクラスのシートです。

もっとも、旧ユナイテッドのビジネスクラスは半分後ろ向きだったりするからもっと変だったけどね。(笑)
慣れればおいしい、くさやのひもの。
このシートには、シンガポール直行便でさんざんお世話になりました。

これがいよいよ、本当のホンモノのポラリスビジネスに改装され、プレミアム・プラス席も設置されます。

下は B777-300ER のポラリスビジネスですが、B787 ドリームライナーでも 1-2-1 アブレストになります。
B777のほうがデヴなので、ドリームライナーのポラリスシートは微妙に狭くなります。

B777-300ER ではシート幅 55.9cm だったのが、B787シリーズではおよそ52cmになります。
実際は座ってみたらたいして差は感じないと思いますが...。

B787-8 改装後のシートマップが、こちら。
座席数は… ビジネス 28席:プレミアムプラス 21席:エコノミープラス 36席:エコノミー 158

ポラリスビジネスとエコノミープラス席がぐっと減って、エコノミーが増えまくるという、いや~んな配置。

現在ユナイテッドでは、12機所有するB787-8のうち6機は換装済み。
残る50%の機材からシン・ポラリスシートへの換装を始める模様です。

次に手を付けるのが、B787-9 です。現在、32機所有のうち9機だけ換装済みだそうです。
座席数は… ビジネス 48席:エコノミープラス 88席:エコノミー 116

この換装した B787-9 には、コロナっちゃう前の2020年2月、シンガポールからの復路で体験しました
座席数は… ビジネス 48席:プレミアムプラス 21席:エコノミープラス 39席:エコノミー 149

ポラリスのシート幅は52.3cmで、数字のうえではB777と比べて3~4cmほどの差ですが、窓側3A席に座っていると、シートと窓の感覚が狭い。777では窓のすぐ下に吸気口がありますが、それがなくなっていきなり窓になっているし、787シリーズは窓がデカいから、かなりの違和感を感じました。あと、フットレストの奥の方が狭かった。

こっちの機材に関しては、ビジネスクラスの座席数は現状維持のままでプレミアムプラスが増えるから、アップグレード失敗!という時に次点のプレミアムエコノミーには座れそうという安心感はあります。
787ドリームライナーにもプレミアムプラスが3列、2-4-2アブレストで21席設置される計画です。

そして、興味深いことに、777シリーズでは47cmだったシート幅が、787シリーズでは48cmと、1cm 広くなる。
上写真がB777-300ERのプレミアムプラス最前列20Kですが、さすがに足元はここまで広くなるかどうかは疑問。
 
B767も含めて、長距離国際線用機材のうちシート換装済みの機材は全体の11%だそうです。
もれなくポラリスシートとプレミアム・プラスが設置される日が待ち遠しいです。

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