Saturday, June 6, 2020

UA closing NRT base

ユナイテッド航空は海外にあるキャビンアテンダント・ベースを閉鎖します。

リンクはロイターより(英文)
United Airlines closing three of four international bases for flight crew
ユナイテッド航空は2020年10月1日をもって、以下みっつのアテンダントベースを閉鎖します。

 ・フランクフルト(FRA)
 ・香港(HKG)
 ・東京成田(NRT)

ロンドンは今のところ引き続きキープするようですが、こちらも風前の灯火。
この決定で840名のフライトアテンダントさん達に影響が出る模様です。

えぐいやり方だと思ったのは... 米政府からのCARES法による補助は9月30日まで従業員を解雇してはいけない事になっていますが、補助金を受け取って規制が外れたらいきなり解雇!というのがいかにもユナイテッド。

驚かされたのは、成田は羽田と分散しちゃうけど、かなりの便数が就航しているFRASWまで閉鎖する決定です。海外ベースはLHRSW以外はみんな閉鎖です。これで日本人CAが減ると思うので、日本発着便の機内通訳が劣化、あるいは通訳が搭乗していない便が出る事も予想されます。

UAはベースを閉鎖するだけで乗務員のベース変更は禁じていませんから、例えば成田ベースのアテンダントさんがSFOベースに変更する事も理屈では可能です。でも出勤する度にデッドヘッドでSFOまで飛んで乗務して、勤務が終わったらまたデッドヘッドで日本へ帰るって、かなりの負担でしょう。結果的に日本人のアテンダントさん絶対数は減ると思いますから、エリートステータスの改悪等を鑑みても、日本のマイレージプラス会員が他社に鞍替えする充分な理由になりそうです。

個人的には仲良しの皆さん:FRASWのボスJuneさんとRositaさん、NRTSWのパーサー Segaさんがこの影響をモロに受けます。みんなどうするのか心配。落ち着いた頃にメール差し上げて今後の事を伺ってみようと思います。

社員を切るのは辛いはず。カービィCEOも就任後いきなりこれでは気の毒です。
ユナイテッド、氏なないでね...。

1 comment:

  1. 機内通訳の劣化ですか。どうしても日本語にこだわる人はそもそも日系の航空機を利用するべきですよね。日本語で話したとしてもメンタリティが異なるわけですから話がかみ合う保証もありませんし。
    マイレージの世界全体が縮小均衡に向かっていると私は感じるので、このことだけで在日マイレージプラス会員が大きく流出する可能性は大きくはないと私は考えます。
    米国企業と契約して働くことのリスクとベネフィットを見せつけられたニュースではないでしょうか。

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