Sunday, June 7, 2020

Blood Types vs SARS-CoV-2

今日は日本人のみんなが大好きな、ABO 式血液型のおはなしです。

オスロー大学病院のトム・カールセン教授とそのグループはABO式血液型によるコロナ感染の差を見つけました。

このブログ投稿は News-Medical.Net に掲載されている英文記事を参考にしています。
【COVID-19による呼吸器疾患の重症化と血液型による影響が疑われる】

僕はもちろん医療関係者じゃありませんから、後半の私見は話半分の眉唾モノで読んでください。
上はコロナちゃんが ACE2 受容体に取り憑くの図
まず、コロナちゃんが ACE2 受容体に取り憑くことで感染する、というのだけ軽く覚えててください。

この調査はスペインとイタリアのコロナ患者のうち呼吸器が重症化した1,980名の患者で調査しています。

さて、みんなも理科または保健の時間にABO式血液型について学んだと思います... 4種類ありますね。
A, B それぞれの型の赤血球には抗原が、そして反 A, B の抗体があるわけですね。

記事に上図が載ってたけどあんまり意味はなくて(笑)... 単刀直入にやばいのはA型とAB型です。

記事の最後の方を転載すると...(こんなに訳すの面倒だから、やんぴ)

What did the study find?
The team detected a cross-replicating association between  polymorphisms (SNPs) on chromosome 3 and chromosome 9 that reached genome-wide significance.
A cluster of genes that could be relevant to the development of severe COVID-19 was identified on chromosome 3p21. One of these genes – SLC6A20 – encodes a transporter protein that interacts with angiotensin-converting enzyme 2 (ACE2), the host cell receptor that SARS-CoV-2 uses to gain viral entry.
In the lungs, this protein, which is called Sodium/Imino-acid Transporter 1 (SIT1), is mainly expressed in pneumocytes, and the authors think these cells should be investigated for any involvement that SIT1 may have in viral entry.
A lead SNP was also identified on chromosome 9 at the ABO blood group locus, and further analysis showed that A-positive participants were at a 45% increased for respiratory failure, while individuals with blood group O were at a 35% decreased risk for respiratory failure.
The authors say that early clinical reports have suggested the ABO blood group system is involved in determining susceptibility to COVID-19 and has also been implicated in susceptibility to SARS-CoV-1.

ABO式血液型の発現形質を示す遺伝子はヒト9番染色体上に乗っている、とか「へ~」な話もありますが、新型コロナウイルスが取り憑く肺にある ACE2 受容体は、血液に A 型抗原を持っている(つまりA型かAB型)と、45% 呼吸器疾患が重症化しやすく、O 型の場合は 35% 重症化リスクが低いという結果が導き出されました。

あれ?日本人はA型が多いのにシ者が少ないから変だなぁ?と思った人は鋭い。

スペインやイタリアで蔓延している新型コロナの株(ストレイン)は、アジアで主流の株と違います。そのため、上記は欧州で流行している SARS-CoV-2 に対する調査結果なので、そのまま日本であてはまるかは疑問。

日本で最初に流行ったのは武漢から直輸入の株です。でも、その後空港で見つかってる、例えば... 休校中にスペインへ遊びに行ってコロナをお土産に帰って来て、成田で自己隔離しないで沖縄に帰っちゃったJKとその一家、は上記にあてはまりますし、最近入ってくるコロナちゃんは欧州で変異したタイプもそれなりに大いでしょう。
最近ぶっちぎりで絶賛急上昇中のブラジルは、宗主国ポルトガルや、イタリア&スペインへ出かけた富裕層がお持ち帰りしちゃったので欧州株と推測されます。致死性の高そうな株が医療体制が脆弱なファベーラの人々に降りかかるという、悪夢のような状況。そこに極右の『南米のトランプ』ですから、目も当てられません。

そしてこちら、感染者もシ者もダントツ一位のアメリカ合衆国は人種のるつぼだけあって、株もいろいろ。大雑把に、西海岸で広まってるのは武漢オリジナルやアジア型、最悪の様相を呈しているニューヨーク&東海岸では欧州型がのしていて、おかげでシ者もたっぷり多いという状況だと思われます。

僕はO型でリスクが低いはずだけど... 既往症のおかげで致死率9.4%側。どっちを信じたらいいの!?(咳)

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