Tuesday, June 23, 2020

Black Lives Matter

Black Lives Matter、ヱヴァ風に訳して「僕はここにいてもいいんだ!」運動は、その勢いが止まりません。

アメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブスの銅像がこんなになっちゃうし。
ボストンの公園だそうです。京都みたいな大學だらけの街でこの騒ぎが信じられません。
(ハーバードやMITのあるチャールズ川の北側はケンブリッジ市だけど、細かいこと言わない)

差別的だと指摘されそうなリスクがある各社は、伝統のロゴマークを使うのまで止めはじめました。
パンケーキミックスの有名ブランド、ジェマイマおばさん。これ、昔の絵で、おばさん... かなり色黒。
買う立場からみたら「おいしそうなパンケーキ!」のほうに目が行っちゃって、全然気にならなかった。

日本でいえば、森永の 洗濯屋 お菓子屋ケンちゃんのホットケーキミックスみたいに有名な製品です。

最近の製品では、ジェマイマおばさんの絵が真っ黒なのをやめて「落ち着いて」きていたんですが...。
おばさん... 目が軽く逝っちゃってて、笑顔がかえって怖いですが。
黒っぽさを加減したって、関係ありません。当然ながらアウトです。

僕的には、おばさんのロゴよりカロリー表示が気になって仕方がありません。(苦笑)

ベンおじさんも、一緒にアウトです。初めて見たとき「昆虫の卵を売っている!?」と誤解しました。
これもワイルドライスの有名ブランドです。ジェマイマおばさんより有名だと思う。

僕的には、おじさんのロゴよりカロリー表示が気になって仕方がありません。
こんな食いたくも無い味(失礼)で200カロリーも摂取しちゃうのかい!?
・・・と、私は今激しい衝撃を受けているところです。
ベンおじさん、もう我が家のキッチンでお目にかかる事はないでしょう。

差別の排除はアフリカ系にとどまりません。イヌイットへの差別もまだ残っていました。
アイスクリームの「エスキモー」も、アウトです。

こうやって見ていくと、慣れ親しんだブランドが消えていくので「やり過ぎじゃないの?」って感じます。

そして、日本でも密かに消えていった、もう晒して欲しくないであろう記憶があります。

アサヒ飲料の傘下に入って、アメリカでも伸びてきている「カルピス」の過去を暴くと...
子供の頃、この絵は『くろねこ』か何かだと確信していました。腕と背中がなんか猫みたいだし。あと、実際は白濁しているのに液面下のストローが見える矛盾を指摘しても誰も同意してくれず、悔しい思いをしました。

大きくなって「これは黒人だ」と教わって激しい戦慄を覚えたのをまだ記憶しています。
青い目が逝っちゃってるどころか... このデフォルメはありなのか?と未だに不思議です。

余談ですが、家人はいま「ももカルピス」にハマりきっています...。
青い目が逝っちゃってるあたり、このマークに通ずるものがあります。

そして... 幼少時にあった玩具は、こちら。
シナプスが連接されはじめ長期記憶が保存され始めた頃、僕の部屋にもあったと記憶しています。

たいして欲しくもないのに買ってもらえた「ダッコちゃん」です。

これ以上無理なほど真っ黒で、腰蓑しか纏っていない差別加減が凄い。
目がウインクするのと、口元がオランダの奥さんみたいなのも、凄い。(よく知らないけど)

♪ 私~のラバさ~ん 酋長の娘~ ♪ がまだ聞こえてくる時代でしたから...。
(子供なので騾馬の嫁もありだと理解していた。中坊の頃は騾馬電子とはエーテル理論だと理解していた)

で、今まで気づかなかったけど... 額にあるハリーポッターの傷みたいなのは何!?

時に、西暦 196x 年。日本國は戦後の復興から立ち直って、こんな玩具がヒット。
二の腕や足首にこれ巻いて歩いている、隣の綺麗なお姉さんたち。
二の腕や足首にはダッコちゃんが寄生していて、腸内には回虫やサナダムシが寄生...(汗)
当時、ビーチクが透けるのを隠すバンドエイドはまだ販売されていません。(ぉぃぉぃ)

思えば、これは生後初めての「なんだかなぁ」という感情だったかもしれません。(笑)

アニメにも、もう二度と放映されないであろう名作はいっぱいあります。
公共では放映されないからDVDやブルーレイを買うしかありません...。

ドラえもんと同等に名作だと思っていた「ジャングル黒べえ」。
これは直球でアウトでしょう。
でも確かダンボみたいなのとか、カワイイ登場人物(というのか?)が出てきて好きでした。

手塚治虫先生の大作も、今は放映されていないそうです。
デヅニーの『ねこのおうさま』にパクられちゃったし...。
黒人が登場するシーンで、差別的な表現があるからだそうです。

今では、かって屎尿を運搬した西武農業鐵道の経営する野球団のマスコットとして細々と生き残っています。

主人公は流暢な日本語を話すライオンの子供と、無理筋で登場する日本人の少年なんだから、どうせなら登場人物をもれなく日本人に設定していたら大丈夫だったろうに... さすがの手塚先生も予見できませんでした。

僕も「色の付いた側」で差別を受けた事もありますから、Black Lives Matter 運動は支持します。でも最近の盛り上がりと各社の自粛を見ている限りちょっと「やりすぎ感」が否めないのは、決して僕だけではないと思います。

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