Wednesday, December 19, 2018

Tokyo 2018 Nov. (10)

日本への旅行記はこれで最終回。全日空8便で成田からSFOへ戻る途中からです。

コーンスープはスキップして...(ホントは写真撮り忘れたんですが、見た目も味も往路と同じ)

洋食では主菜の選択肢がみっつ。

メインディッシュ
 佐賀県産 和牛フィレ肉のグリル 生姜風味のソース 5 種類ポテトのドフィノワーズ添え [421 kcal]
 サーモン風味の衣を着せた平目のポワレと大分県姫島産車えびピスタチオ入りシャンパンソース [422 kcal]
 栗の詰め物をしたほろほろ鳥のロースト クランベリーソース [331 kcal]

この選択肢だったら、やはりアメリカではなかなか本物を味わえない「和牛」でしょう。結果は大正解でした。
メインディッシュ 佐賀県産 和牛フィレ肉のグリル 生姜風味のソース 5 種類ポテトのドフィノワーズ添え

生姜風味のソースはサッパリしていて、フィレ肉といっても脂の乗る和牛と組み合わせるにはピッタリ。
ドフィノワーズとか気取った御銘の芋は、要するにポテトグラタン。紫や黄色の芋で風味を変えてある。

そして火通しが素晴らしいです。これが日本発便ではちゃんとデフォなんでしょうか?
教科書に出てきそうに上手なミディアムレア。機内食なのに「絶妙に火が通った」焼き上がりなのが凄いと思う。中心部に残った赤さ加減や柔らかさが素晴らしいです。かなり気を遣って仕事していると思いました。

この和牛ステーキは「機内食としていただくビフテキ」としては間違いなく世界最高峰だと思います。
来年また乗せていただけるなら、ぜひ体調管理に気をつけて(笑)、違ったソースで愉しませてもらいたいです。

主菜の後はチーズコースをいただきました。

もうアメリカンなのがバレバレなので、CAさん達には「この爺にはこっちが普通」だと思われています。(苦笑)
チーズプレート
フロマジェダフィノワ5ポワヴル  ブルースティルトン
マットネッラディカプラ  グラナパダーノ 18ヶ月 ジョルジオ クラベロ熟成

ブルーチーズの中ではスティルトンが大好き♪ しかも喉のためにって蜂蜜の瓶も目の前に...
当然というか、こうやって食べるわけです。あと、日干し無花果やクインスがうれしい。
強い塩分と蜂蜜の熟成香で風味が複雑になる... はずが、よく判らんかった。(泣)

「デザートもいろいろございますが、どうしましょ?」
「往路では源吉兆庵の梨の和菓子とか、栗きんとんが凄く美味しかったの」
「じゃあ同じ物をご用意しましょうね♪ お茶はおうすを点てますから♪」

抹茶!? ・・・ビフテキやチーズを食した後だけど、いかにも日本の航空会社で嬉しい♪
飛行機の中で、ちゃんとお茶を点ててくれます...。これってガイジンには感動だろうね。
高校の時に茶道部の捕虜になり、やれ肘付けだの時計回し3回だの逆に回し3回だのと教わったのを思い出します。

抹茶で引き締まった舌に、くりきんとんが優しい。
和菓子 栗きんとん(多分、中津川の川上屋?)

さらに、来る時に美味しかった冷ややかな和菓子が傷んだ喉にうれしい。
和菓子 宗家 源吉兆庵 梨乃菓
つるんといただける創作和菓子に癒されました。

「まだまだいけますか? プチフールもございますよ♪」
「ここのギャレーってエスプレッソバーがあるでしょ?カプチーノももらえる?」
「もちろんですよ~♪」

なんか... O澤さんが注文取ってK石さんが造って持ってくる、みたいな絶妙の連携プレーで凄かった。

プチフールは、こんなでした。
チョコとかメレンゲとか。

カプチーノにはインスタ映えの蘭が一輪...(爆)
ひとつだけ、成田のラウンジも含めてたったひとつだけ文句言っていい?

この「これはリサイクルで製造されたナプキンです」って無漂白のナプキンが、あざとい。やりすぎだと思う。

やれ「持続可能な」とか「環境にやさしい」とか言いながら、ジェット燃料ガンガン燃やして飛んでます。いちばん傷つけちゃいけない高緯度・最上部の大気層に二酸化炭素や煤を思い切り撒き散らして飛んでます。この太宰なアプローチユナイテッド航空の Eco-Skies エコ・スカイも一緒なのでANAだけを攻められませんが... やっぱりやりすぎ。

そして毎度毎度のように、iPadでブルーレイから落とした『風立ちぬ』を観ていました。
紅の豚』も入れてあったが、さすがにANA機内で再生するのは気が引けました。(爆)

飛べない鶴はただの豚だ。・・・運ちゃん酔ってるし。(またディスってる? そこまで鶴が嫌い?w)

タブレットでアニメを観ていたら「隣が空席ですから、そちらへベッドをご用意しました」って...。
これ、去年もやってくれましたが... ANAファースト2座席利用の贅沢さは嬉しい。
折角なので2~3時間だけですが、遠慮無く休ませていただきました。

到着が近づく頃に機内の照明がやや明るくなってきたので、さっさと起きて着替えました。
2回目の機内食、主菜はお約束のおさかなだったので、主菜抜きで用意していただきました。
和食
 煮物 牛肉と野菜の煮浸し
 主菜 目抜の塩焼き)←パス
 御飯 味噌汁 香の物 お粥 もお選びいただけます
 御飯のおともに 海苔 納豆 絹糸塩こんぶ

この、国際線ファーストの席に座りながら納豆をグリグリやって糸を引き出すのが楽しいのなんの。←変態

お食事を美味しく頂戴した後、煎茶でなごみます。
引き続き、撮影用にと一輪の蘭が添えられてきます...(笑)

「もう少し水分とかビタミン補給なさいませんか?」
「え~、何があるの? アイスとかフルーツとか?」
「アイスもフルーツもございますから、順番にご用意しますね♪」

出せば出しただけ食べるから、豚に餌やってるみたいで面白い爺だと思われていたことでしょう...。
フルーツ
甘い。日本で仕込んでくるから、アメリカ以上に熟し具合のコントロールが上手だと思った。

喉を痛めていらっしゃるからと、さらにバニラアイスカプチーノまで...。
バニラアイス、ご丁寧にベリーソース添えでした。

もうポイントレイズ上空に差し掛かり、あと20分以内にタッチダウンじゃね?というタイミングで、焙じ茶が。
最後に焙じ茶が出るようになったのって... 上等な蕎麦屋か鮨屋みたいですが、嬉しいです。
焙じ茶をいただき、O沢さんK石さんはじめファーストクラスのお世話をしてくださった皆さんに感謝いたします。
社交辞令抜きで、お時間許しますなら是非拙スタジオへお運び下さい。在宅なら粗茶をお出しできます。

皆さんへ御礼を申し上げつつ降機。
到着は一番遠い101ゲート。さっさと歩いて入国1分。その後、回転台にすぐ出てきた荷物をつかんでタクシーで帰宅。

やっぱり年一回の御褒美でANAファーストはたまりまへん。
来年は体調を整え、また11月にお世話になりたいと思います。
(帰国後、実家へ電話して来年も11月に帰省すると伝えたら「二度と風邪もってくるな!」って怒られた...)

これで2018年11月の帰省旅行記はおしまい。
この記事が掲載される頃にはKLMでイスタンブールへ飛んだはずなので、そのネタで記事書くかも。


4 comments:

  1. お疲れ様でした~。加えて、お気遣いを頂きありがとうございました。感謝です。
    ANAの一等席ってすごいのね。いろんな意味で・・・
    来年もよろしく・・・
    で、
    この後の記事も期待してますので!

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    1. あつさん、

      え~?? まだ書かなきゃダメ? いま年末進行でデザイン業務が山積なんですが...(汗)
      でもいちおうKLMのビジネスクラス、写真は撮ってきました。
      イスタンブールはマンネリなので写真撮ってません。
      したら、仕事の合間にポツポツ写真編集してちょっとだけ記事書いてみます。

      来年もまたよろしくお引き回しください。

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  2. obaKoba-sann,

    On account of your former knowledges on NH’s F, the hotness/coldness and moisture management for western cooking were ‘considerable’, which had kind of negative meaning as you’d taught me before (lol).
    By way of such previous letdowns, your basic selection turned into Japanese food, didn’t you ?
    Considering that NH are Japanese transporter, it seems reasonable their inflight foods looks continually above your ‘satisfactory-level’.
    I still remember you used to choose Western meal for the leaving Japan flight.
    However, you changed to Japanese meal for the outbound as well as the inbound by cause of the fact that the meal is NH’s masterpiece, I imagine.

    On both of the round flights SFO/NRT/SFO, you seem to be concerned by the Chief Parser for the most part of onboard, furthermore other CAs in F compartment visit your seat truly frequently, don’t they ?
    I understand in what way or manner you’re able to draw attention of the CAs unusually at once (lol).

    Though the depiction of the flat furniture for sleeping might be an unexpected but desirable event, I still remember the lucky accident had already happened the year before (LOL).

    best denki

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    1. Best Denki sensei,

      Yea the Western dishes served by ANA used to be disgustingly no control of temperature or moisture at all. For example, the parmesan sticks in the amuse-bouche were moist and limp, which was horrific. But these two recent years, those critical issues have been solved and significantly improved. Now the parmesan sticks are nice and crispy, not cold either. There were some minor failures on certain dishes but I refrain from pointing them out, since the attendants are recovering those things if I complain a bit, and arranging better experiences – as shown on these articles, I was treated very well with bottles of honey and keep receiving different beverages from Champagne to Matcha, Cappuccino, and finishing with Hoji-Cha. Amazing, indeed.

      The reason why I chose Western meal course was quite easy – because I am so picky for a kind of fish. The main course in Japanese meals was a salmon… I don’t like salmon these days because most of them are cultivated and still have a concern of parasite, as you’re the specialty of those things. And because of the same reasons, I skipped mackerel as well. Furthermore, my grandma didn’t allow me to have mackerels and sardines because those are the fish for lower-class people… well, I feel I am not born in such noble bloodline but my grandma was very strict about being the descendants of high-class of samurai who served for Hosokawa-sama as a chief retainer(城代家老)at Yatsushiro, Kumamoto… So, someday, I have to visit Kumamoto to see the place my ancestors lived, as well as try Barikara (or Harigane?) tonkotsu ramen at the headquarter of Ajisen, maybe in 2020 after the colonoscopy as well as achieving lifetime 1K®.

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