Tuesday, July 5, 2022

LX38 ZRH→SFO (1)

スイス・インターナショナルのビジネスクラスでサンフランシスコ国際空港へ帰ります。
夏ダイヤの LX38 便は、ボーイング 777-300ER での運航です。

ガラスのボーディングブリッジを通って、搭乗。
左側のブリッジはファーストクラス専用です。ちょっと羨ましい。

アテンダントさんへ「グルッツィ Grüezi♪」 とスイス式の挨拶をして自席へ。
復路もこの2列だけの空間に席をもらえました。

【記事脱肛後追記ここから】
 太平洋時間で6月20日の午前5時、ようやっと SWISS からクレームへの返信が来ました。
Case no. 22XX-LX-0XXXX
Dear Mr. obaKoba,

Thank you for your message of 4 June 2022 in connection with your seat selection.

It is with deep regret to learn of the experience you encountered. Unfortunately, your experience gave you cause for complaint and for this we would like to offer you our unreserved apologies.
Kindly note I will be handing your claim over to the relevant department requesting a refund. Once processed you should receive a refund confirmation.
We would like to assure you that our goals are to provide the best service and air transportation in the industry. We appreciate having had the benefit of your valued comments, and hope you will not be discouraged from calling on SWISS for future journeys.  
Yours sincerely,

X. X.
Consultant 
Customer Feedback Services 
 ということで、返金処理する部門へは連絡が行っているようですが… 5月23日に復路(この記事の内容)を搭乗していて、6月4日にクレームの連絡を入れていますが、その前にも何度か返金の要求は出しています。そして6月20日現在、実際に返金された事実はありません。お金を返すとなったら、仕事の遅さは格別です。これきっと、世界中どこでも同じなんでしょう。それにしても SWISS、ざんねんすぎます。返信には『これからも SWISS を嫌わないでね』って書いてありますけど、同旅程で他の航空会社便があったら、そっちにするでしょう。ただし選択肢としては SWISS のほうがユナイテッドよりは上順位だけどね。www
  §
 6月28日の朝になって、ようやく返金した旨の通知がキマした…。 往復ともに各219ドルを支払っているので、これと全く同じ文面がもう一通届いています。
(冒頭部分は略) 
We are pleased to give you an update about the status of your refund request in connection with your flight with SWISS, which couldn't take place as planned.
We have totally refunded USD 219.00. The amount will be credited to the original method of payment shortly.
Please note that it can take up to 21 business days for the reimbursed amount to be reflected on your bank account or credit card statement, depending on the original method of payment used. Due to legal reasons, this process cannot be modified.
(最終部分も略)
Best regards,
Swiss International Air Lines
 クレームを入れた時の返事と違って、返金する旨のシレッとした連絡だけで、美辞麗句を伴っていない、冷たい返信の文言です。
 実際に返金されるまでには最長で21営業日かかるそうです。返金されるまで通算で2ヶ月かかりますが、バックレないだけまだマシでしょうか。今回のメッセージにも最後に『これからも SWISS をよろしくね』みたいな事を書いてありましたけど、個人的には、スイス・インターナショナルのオンライン業務は最低最悪だという感想です。
  §
 カネを返す。という返事が来てからの対応は早かったというか… CHASE 銀行が早かった。
 上のスクショのように、United MP Quest カードへふたつの返金処理が表示されました。
 もう SWISS のオンラインで座席指定を買うような処理は懲り懲りです。
【記事脱肛後追記ここまで】

さて、今回は 5D に座りますが… この Seatguru.com のシートマップ、間違っています。
このマップでは座席 5D が通路にベタ付きですが、実際は 5G のほうが通路に接していて、5D の側にサイドテーブルがありますから、上図のマップは位置関係が逆さまです。これって機材によって違うのかもしれません。

こうなってるわけですね。
少し入り組んでいるぶん、両側にテーブルがあるような状態で少しプライベート感も上がる。

席に着いたら、ウェルカムドリンクをオファーされました。
「エルダーベリーのソーダをください」
「はい。これ、実際はエルダーフラワーで香りを付けてるんですよ」
「あ、そうなんだ。でもノンアルコールでサッパリしてて美味しい」
「ありがとうございます。私もこれ、大好きなんですよ~♪」

実質2回目なのに、まるで昔から SWISS に乗り慣れているみたいな会話する奴。(笑)
ウェルカムドリンクを気に入ったのが覚えられて、待遇が良かったです。

「ウェルカムドリンク、もっといかがですか~♪」
「え?おかわりしていいの?? 是非ください!」
おかわり、もらっちゃいました…。

うっすら甘く、優しいエルダーフラワーの香りがする、喉ごしの良い飲み物でした。

さて、座席 5D はバルクヘッドの 4G と違って、履き物入れには蓋があります。
こんな場所。靴は横向きにして重ねないと収容できないくらい狭いです。

ヴィクトリノックスのアメニティは… 往路が缶入りだったのに、復路では布張り。
こういうキットでした。中味は同じ。

でも、この容れ物のほうがソフトだから応用が利きそうで、使い勝手も良いと思う。

目の前のマッターホルンは、間に一座席あるせいか、かえってよく見える。
ホントならこんなのより、実物を見に行ったほうがいいんですけどね。

復路はまた、こんな感じで飛んで帰るようです。
松下アビエーションでも、3Dマップだと判り易い。
ユナイテッド航空もはやくこれにしてくれないかなぁ。

ドアが閉まって、安全ビデオが流れ始めました。アニメーションでの解説ですが…
ビジネスクラスの3点ベルト装着の場合、対ショック姿勢は… こうです。
なんだか、ただうなだれているだけみたいで、あまりにも緊張感がなさすぎ。

そして浮いて、高度3万フィートを超えたらビバレッジサービスの開始です。
コークゼロと炭酸水をお願いし、どちらにも氷とレモンを入れてくれました。

おやつは… 袋入りのカシューナッツで、カレー風味。
かすかなカレー風味で食べ易いけど、すぐ食べちゃう。

ナッツだけは、ユナイテッド航空の勝ちです。

やがて、アムステルダムの横っちょを通り過ぎる頃にミールサービスの開始です。
3Dマップって、いろんな表示が出てきて楽しい。

さて、LX38 便のメニューはこうなっていました。
復路ではピンク色の2食目注文票がありません。

なぜなら… 2回目のミール配布は、公式には無いからです!(この件については後述)

メニューを開くと… 
チューリヒ発便ですから、地元のミシュラン星持ちシェフが監修したお食事をご提供♪

ルツェルンにあるオーベルジュのシェフが監修したメニューは、こうでした。
ちゃんと最初のコースが「アントレ」って書いてるのが正統派っぽい。
最後の〆はスイスチョコレートなのも、お約束♪(笑)

もうひとつ、ビストロと称するアイテムがいくつかありました。
1回目のミールサービス終了後から、到着の90分前まで、いつでも注文可能です。
結局、セカンドサービスはこの中から選ぶことになるわけです。

お食事が始まりました…。
最初は欧州式にアントレと呼ぶコースから。


マリネしたサーモン、ハーブとポン酢のエマルジョン、胡瓜、白グレープフルーツにラディッシュ
ハーブとポン酢をベースにしているソースは、カプセルの中に入っています。このカプセルも食べられそう。

グレープフルーツは解毒酵素C450を阻害するため現在僕が服用中の薬には禁忌ですが、このくらいなら大丈夫。山葵とラディッシュは彩りを考えてだろうけど、全般的には「普通にスモークサーモンでも幸せですが?」という感想。

チーズコースがもう皿に載ってたから、撮っちゃう。でも食べたのはメインの後。
スイスのフライトだけあって、チーズの量は少なくても品質はいいです。

日干し果実を使ったローフのスライスは、クローブやナツメグの香りが強いと苦手なんですが、これは平気でした。

パンが質実剛健。
ドイツ語圏のパンって、頑丈で素っ気ない印象があるよね。味もそうだけど…。

はい。写真点数が増えたので、この続きは最終回へ持ち越します♪

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