Thursday, July 21, 2022

Noise Cancelling Headphones

ソニーから、ノイズキャンセリングヘッドフォンの新型、Sony WH-1000XM5 が発売されました。

さっそく購入しましたが、バルセロナに出かけるまで航空機内で使用する機会がありませんでした。今回、ようやっとその実力を確かめてみることができたので、今までの手持ち機材と比較してみます。
比べてみるのは左から:BOSE Headphones 700Sony WH-1000XM5、そして旧型の Sony WH-1000XM4
(以下、それぞれ BOSE 700、XM5、XM4 と略称します)


まず一番大きく違うと思った、ケースを並べてみました。
左から、XM4、BOSE 700、そして最新の XM5 添付のケースです。

新型になるほど巧妙なギミックが施されて小型化されると思っていましたが… なんでどんどん大きくなるかな!?

デザインも比べてみます。左が新型 XM5、右は BOSE 700。
限定色という違いもあるんですが… BOSE のほうが断然カッコイイです。

ただし、かぶり心地はいい勝負というか… XM5 のほうが長時間装着していても疲れません。
BOSE 700 も軽い装着感ですが、XM5 はさらにその上を行く優しい着け心地です。

ケースの厚さを比べると…
体感的にはおんなじくらい。XM5 のほうが大ぶりでかさばるけど、うすべらったく感じる。

蓋をあけると、こうなっています。(BOSEの蓋が開く方向をまずったため、ひっくり返して撮影)
内部の収納もいい勝負。
ただしこの限定版 BOSE 700 は、緊急充電用の予備バッテリ内蔵、収納中に充電できます。

バッテリといえば… XM5 はもう、稼働時間問題を解決してしまったとしか思えません。

ノイキャンを使用した場合の再生時間が最長 30 時間とされていますが、SFO ⇄ IAD ⇄ BCN を飛んで、行った先で一晩充電しただけ。今度の新型は旧式の XM3 や XM4 と違って喋りませんが、iPad から見えるバッテリ残量はいつもほぼ満タンで、75%以下に下がった状態を目にしませんでした。

まるで S2 機関を搭載したみたいで、素敵!!←発作

これなら安心して、片道 17 時間かかる SFO ⇄ SIN を飛べます♪

さて今度はソニーの新旧比較。
左が新型の XM5 で、右が旧型の XM4。なお、XM3 も見た目は右の XM4 と同じ形です。

ヒンジの形状が変わったので、新型のほうが「もっさり」して見えます。ただ、頭の大きな僕がかぶると、旧型ではヘッドバンドを伸ばしきっているのがバレバレですげーカッコ悪い。新型の方が誤魔化せます。

ソニーの旧型 XM4 はコンパクトで電池の持ちがいいので使っていましたが… 収納でこんなに差が。
繰り返すけど、なんで新型になってこんなにかさばるかな!!??

蓋を開けると、理由が判ります。
旧型の MX4 はカップがねじれて無駄なスペースを余すこと無く収納されましたが、新型 MX5 には『邪魔にならないようにしよう』とか『旅行時にかさばるのは悪』という信念をすべて捨て去り、性能が良くなってるんだから文句ないだろ!みたいな、吹っ切れた姿勢を感じます。でも荷物がかさばるのは大変困る旅のジジイには、それで良しとは思えません…。

耳カップの部分を並べて比べてみます。
新型のほうがスッキリして見えますが、のっぺらぼうなので、やっぱり「もっさり」した印象が拭えません。でも装着している本人には見えませんから、別に困りません。ただし横向き姿勢で寝る人はどっちも不便。

あと、右側のカップにタッチセンサーが仕組まれていますが、新型の方が敏感。うっかり右カップに手を大きく添えると、外音をマイクで取り込んで増幅します。右の手を触れただけで外の音がヘッドフォンを外したより大きく聞こえてくるので、最初はビックリしました。

それと、やたらマイクがセンサーのように仕組まれています。ちょっとイアカップに何かが触れたり、例えばもみあげをポリポリ掻いたりすると、一旦ノイキャンのバランスが崩れて、再調整に入ります。

ものの数秒ですが、やたらノイキャンが最高性能から『調整中』に入るのが気になります。
XM4 ではアンビエンスサウンドをマニュアルで調整しましたが、フルオートも、プチ困る。

イアカップの中にもセンサーがありますが… 旧型の XM4 では「装着してるセンサー」が見えました。
新型には両側にあるらしいですが… 見えません。
見えませんが、点け外しすると音楽・動画再生が止まります。

さて、肝腎のノイズキャンセリング性能ですが、今まで購入した機材のうち、間違いなく最高性能です

今回、バルセロナからワシントン・ダレスへ戻る便の座席が、エンジンの直近!!

ユナイテッド航空のボーイング 777-200 ですから、多分プラット&ホイットニーの火を噴くPW4000!?
で、座席 9L に座ってSony WH-1000XM5 を装着していると… グッスリ眠れました♪

ノイズキャンセリングを ON にした時に感じる「圧」は、ほとんどありません。

ホワイトノイズのような雑音も、僕のような音痴にはほとんど聞こえてきません。それに、僕はとても汗かきで、旧式の XM4 では蒸れていたけど、XM5 はカップの吸着が優しく、蒸れないし、長時間使っていても疲れません。

新型のノイズキャンセリングヘッドフォンが出る度に買い足していましたが、今回は良い買い物をしました。

No comments:

Post a Comment