Friday, March 15, 2019

Tokyo 2019 Feb. (4)

銀座へ出かけた翌日は、浅草へランチに向かいました。Google Maps に乗換え経路を探させたら、面白い経路が。
乗り換えバス停前の景色が、シン・東京タワー。これはもう縦位置でしか写せない。

都営地下鉄1号線の本所吾妻橋駅で下車、都08系のバスに乗り換えます。京成線からはこの乗り換え1回だけ。

観音様の裏でバスを降り、徒歩3分ほどで iSO さんと待ち合わせのレストランへ到着。
浅草の「オマージュ」です。iSOさんとは「ほんまげ」と素直な読み方をしていますが、ミシュラン2つ星店です。

昨年2月の記事でもご紹介していますが、今回はランチタイムに伺いました。

入店してコートを預け、上階のダイニングルームへ通されました。
僕がランチタイム最初の客で、最後まで居座った客でもありました。(笑)

ほどなく iSO さんもご到着。ボトルでシャンパーニュをいただきました。
エチケット撮り忘れた... 醸造者は大手ネゴシアンではない。確か葡萄は Blanc de Noir だと言われたと思う。
クセのない泡で、主菜の鴨まで引っ張れるオールマイティな風味の泡でした。

お品書きはこうでした。
相変わらず簡単。フォアグラの部分だけ『ダニエル・キャスタン』って書いてあるのは生産者の名前だそうです。ちょっとググってみたら、キャスタン家は100年以上フォアグラを生産する名家だそうで、ブランドものです。

最初のアミューズ・ブッシュはこんな。
箱に入って、またフタの上に乗ってきました。

こっちはコーンスナックみたいなパリパリ食感に... ごめん、赤いのなんだか忘れた。(汗)

こっちはイカ墨入りのタルト生地に、ハコベが載っています。
ハコベって... 昔飼っていたインコさんの大好物で、インコに大回転を教える(笑)のに使った記憶が。

さらにアミューズは続きます。
今度は、こんなの。

どれも一口サイズで食感や風味を愉しめる、こんなところまで手を抜かない逸品です。

オプションの「雲丹」もお願いしました。
前回と違って、雲丹の上にムースが載っかってきました。
アミューズ・ブッシュから引き続き、泡をいただきながら iSO さんと歓談させていただいております。

このへんでパンが配布されます。
しっかり&もっちりした食感のパンはオリーブオイルとともに。

女将さんがソースを持って、ムニュで最初の皿に「ソース注ぎの儀」を執り行います。
ミシュラン星持ちの名店って、こういうプレゼンテーションが多いよね...。

」(ぶり)と銘打たれたお皿は、こんなにファンシー。
桂剥きされた大根の中にブリが潜み、上にはキャビア(色でトンブリだと思ったら本物のキャビア(汗))が載り、ディルにエディブルフラワーまで。緑色の粉はバジルだそうです。

次の「茄子」は、こういうプレゼンで来ました。
茄子にはブイヤベースのソースが注がれます。

この器... 某カタルーニャの3つ星店(東京店は2つ星)で毎回見たのとおそろい。
これってミシュラン星をげとするのに必勝な器なのでしょうか? ・・・謎です。

さて、ブイヤベースに浸った茄子は、こうなりました。
この肥った茄子の中には、ダイスカットされた鮑が潜んでいます。

切って内部を散乱させましたの図。
鮑がいっぱい。茄子と鮑をブイヤベース風味でいただくというお皿で、風味の組み合わせの斬新さに感動。

フォアグラ」は、こちら。
いちばん下がフォアグラ。フルーツジャムなんかが塗られてパリパリを載せて、その上がお花畑のようなサラダ。前回伺ったときにもこの繊細なプレゼンテーションのフォアグラをいただきましたが、何度出てきても感動です。

そして主菜は「」です。
鴨肉の上にはオリーブ、丸いのは鴨肉入りコロッケ。オリーブとポートのソース... だったか。「コロッケ」と呼ばれた完璧な球状の物体は、割ってみたら... 殻(皮)が薄くて均質で、荒井シェフの調理技術の高さに脱帽でした。

ここでピノ・ノワールをいただきます。グラス売りが2種類あったので、iSOさんと半分づつ分け合いました。
ボーヌの北「聖ジョージの夜」Nuits Saint Georges で穫れた葡萄。スイスの先生の別荘へ伺った日々を思い出します。
もう一種類に比べて酸味が若干弱い(色が紫に偏っているので判定)けれど、余韻のミネラル感が素晴らしい。

こっちは昨年もいただいたブルゴーニュ赤の2016年版。(酔ってて手ブレした...(汗)
Linger-Michelot Morey-Saint-Denis En la rue de Vergy 2016
バランスのいい、いかにもコート・ドール Côte d'Or で穫れたピノ・ノワールです。

食後の甘い物責めは、またこのボンボンで始まりました。
プルプルでミルキーなボンボンが楽しい。

さらに柑橘系のアイスクリームに、マーマレード載せ。
ひんやりしたところに柑橘の酸味と苦味が舌を引き締めてくれます。

そして重い方のデセールは定番のチョコレート素材だけど、もの凄い手が込んでいる。
出てきて思わず女将さんの前で「ビュッシュ・ド・ノエル bûche de Noël みたい...」と口走ってしまいましたが、ムース状のショコラを薄いショコラで巻いたものです。繊細すぎて壊すのが惜しいほどのプレゼンテーションです。

そして、プティ・フールとコーヒーへと続きます...。
このへんが浅草っぽい、雷おこし風味のスナックとか。

事実上、人形焼きそのもの(笑)なフィナンシェールたち。
この和風な風味は海外からのお客さん(僕を除くw)には受けそうです。あ、僕にも受けてますけど。(笑)

コーヒーはエスプレッソをいただきました。
ランチタイムのムニュでいちばん長いコース+雲丹のオプションまで加えているので、2時間半も居座りました。最後に退席するとき、荒井シェフと女将さんがお見送りしてくださいました。ありがとうございます。

iSOさん、ありがとうございました。この 仇討ち 御礼のためにも、是非また拙宅にもお運び下さい。

この後は週末をはさんで、ずーっと実家で家族と過ごした後、SFOへ戻ります...。次回記事はもうNRT空港。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    However the restaurant is thought to be earned ☆☆ by Michelin, the general feeling or mood seems yet relaxed in manner, plus the chef who has possession of the ‘ホンマゲ’ affixes Japanese preparation heart to the French cooking, doesn’t he ?
    The happenings and occurrences of 2 of you at the location must wholly be dramatic.
    The chef’s main parts of meal should be artistic and imaginative, however I also think them not to be named extremely common ‘original dishes’ from my viewpoint.

    The traditional and long-established ‘ホンマゲ’ might be small in space, though even I am surely able to believe each employee of the restaurant is active to let his/her clients as enjoyable as possible.
    The specific procedure and tactics are being handed down to this date, as a result, ‘ホンマゲ’ can keep serving indistinguishable cuisine, at the same time it still maintains cozy and relaxed.

    During my next visit to Tokyo, I’ll never fail to request iSO-sann to take me and my wife to the dining paradise which may not cost us too much, furthermore smart casual clothing may capably be approved.
    I’m quite sure you firmly advise us to do so.
    Is it OK, iSO-sann ? (lol)

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      Chef Arai sports his skills and talents on every single dish and it’s always fun to enjoy with a surprise of the combination of ingredients, textures and flavors. When I visited Hommage very first time, it was a tiny bistrot and the staffs were working busy, definitely a hole in the wall type of “locals’ pressure” restaurant. Now they’ve got two Michelin stars constantly, Chef-san is pursuing his potential and successfully made it, I think.

      I’m so glad iSO-san knows this restaurant and Chef Arai very well with long term relationship. Including the first visit to the old venue, this was the 3rd time at Hommage but every time is a pleasure with good surprise. This is a cozy place but there are foreign guest such as Chinese girls or madams creating a great memories of Japan trip. As a racist, I don’t want to hear strange Asian language with giggles from next table, but this is Tokyo these days…

      In regards to your concerns for dress attire, there will be no difficulties for you at all. It would be a great evidence that I can enter there without any problems. (lol)

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