Pausa ポウザ、というイタリアンレストランです。ミシュランのビブ・グルマンをもらってから大人気店に。
豚の鼻のようなロゴマークは pausa = 停止 のアイコンだと思われます。
金曜の晩でしたが、Opentable から予約をかけたら7時は一杯。おなかを減らして7時半で入店しました。
フルルンさんが拙宅にお越しになったのが5時半... まだ2時間もある。
飢えをしのぎつつ満腹感を得ないように、ポラリスチョコレートくらいつまんで我慢。なぜ自宅にこんな一杯ポラリスチョコが? ...細かいことを気にすると立派な大人になれませんよ。これでようやっとなくなりそうなんだから。(苦笑)
入店後の図。フルバーのほうには多分予約なしで Walk in したお客さんが一杯。
ここ、3番街のステーキ屋 Poterhouse と姉妹店(というか、オーナーが親子)なんですよね。
Daylight saving time が始まったので、入店直後は外がまだ明るい。通りの向かいはスーパーの Draeger's です。
行ったら、壁際のこんな席に通されました。最近は忙しくてオーナーのSteveくんも出てきません。別にいいけど。
最初に飲み物のオーダーを聞かれ、二人ともノンアルコールかつ微炭酸のレモネードで。
フルルンさんのはジンジャー・レモネード、僕はブルーベリー・レモネードです。微炭酸が気持ちイイ。
オーダーを通すと... まずハサミが到着。
この店、これで自分でピザを切るの。
なぜか焼くのに時間がかかりそうなピザが最初に来ました...。
PIZZA asparagus, house made mozzarella, parmigiano, prociutto cotto, green garlic, truffle perlage, agretti, egg york crumble
アスパラガスのピザです。
・・・海藻だか雑草だか、正体のわからん細胞壁や葉緑体を持った物体が乗っている。agretti というらしい...。
「なんか海が荒れた翌日の富津海岸に漂着したような物体、ディルみたいで好か~ん。」
「あ、じゃあ、あたしが食べますから♪」
フルルンさんに助けていただきましたが、記事を書くとき調べたらアグレッティというのはイタリアの「オカヒジキ」らしいです。若葉は生で食べられ、シャキシャキした食感と爽やかな塩味...やっぱり僕には向いてなさそうな物体。
自分のお皿に取り分けると、こんな感じ。ハムがいっぱい。耳がおおきい。
実は来店前にオンラインのメニューで「予習」してて見かけた品でした。
「ねぇ、egg york crumble って、良さそうよね?」
「・・・単にゆで玉子の黄身をほぐしただけじゃね?」
「う~ん、でもアスパラのピザには良さそうよ。」
確かにフルルンさんのおっしゃるとおり、卵の黄身がほんわかしたテイストを加えてて悪くない。アスパラガスとプロシュートハムのコンビネーションで充分美味しいところに、まろやかな卵黄の風味とミモザのような彩りも追加。
「インスタ映えもしてるわよね♪ w」
「うちの場合はブログ映えですが...」
ともあれ、具だくさんで美味しい焼きたてピザでした。
SALUMI Butcher's Board (3 items) tigella, cunza, pickles, mustard
ガーリッククリーム、マスタードやピクルスの下にいるのが、鴨のパテ。
このパテを添付の「焼いたピタがサクサクめに変化した」みたいなパンに塗ったりします。
「フルルンさん、ピザの耳残さないと後に響かね?」
「あたし、ピザに鴨のパテ載せて食べてますけどw」
これが後々に命取りになって、デザート選択時にもろに影響するのでした...w
コンビーフみたいな(←obaKoba評)ネギトロみたいな(←フルルン評)ビーフ?のベトベトした物体も。
「このプロシュート・コットってピザに載ってね?」
「でも火の通し加減が違うわよ。色も違うでしょ?」(スマホ写真では大差無いが...)
さっすがフルルンさん、肉食女子の『にくにかける情熱』はハンパないです...。
「こんなの作った」(iPhoneで撮影中)
「お味はいかが?」
「・・・ジャイロみたい」
「(爆)」
もちろん不味くはないですが、イタリア風とは思えなくなりました。(苦笑)
そしてふたりともパスタをメインに持ってきました。こっちはフルルンさんのご注文。
Pappardelle Duck sugo, parmigiano reggiano
ほぐした鴨肉のラグーのパッパルデッレです。おいしそう。僕もこっちにすればよかった。
「あ゛~。おなかいっぱい。半分残す~」
「だからピザの耳食べるから...」
でも余った分は皿を下げるときに「お持ち帰りにする?」と聞かれ To go box に入れてもらえました。
Squid ink spätzle Clams, green garlic, asparagus, bottarga
イカ墨のシュペッツェレですが... なんか妙に磯臭い、後で食材を眺めたらどうやらボッタルガ(鮪のからすみ)が投入されているせいみたい。シュペッツェレそのものもイカ墨のインクが妙に変な余韻が舌に残るし、アサリもイマイチ。ネガティブに評価しているみたいですが、実際は平均点以上をキープしています。過度に期待しすぎたから厳しい台詞が。
実際は単にアサリの殻を外すのが面倒なだけだったり。甲殻類とかも最初から剥いてないと面倒で嫌い。(笑)
「・・・アサリ、いっぱい入ってるのに5つだけ殻付き。殻、喰わないのに。(怒)」
「Presentation is EVERYTHING. www」(プレゼンこそが、すべてよ。www)
「その台詞、フランスの洗濯屋で高慢なウエイトレスが言ってたよね...w」
「そうそう。なんか耳に残っちゃって、その後よく使うの。www」
フルルンさん、ステキです♪ (爆)
その後、おなかいっぱいだけどデザートに突入。
パスタを半分しかたいらげられなかったフルルンさん...
「あたし、デザートはもう無理かも...」
「ソルベかジェラートなら、胃の中で水になるんでね?」
「でも『トリオ』って書いてあるから3種類も来るでしょ?」
「どっちみち胃の中で水になるんでね?」
で、ジェラートになさいました。(笑)
ここんち、ジェラート3種かソルベ3種で混在不可。6種類から選べればいいのに、やや不自由。
Pausa gelato o sorbetto seasonal torio of gelato or sorbet
スミレが乗っかってるのがピスタチオ、白いのはフィオーレ・デ・ラテ(「ミルクの花」の意。ミルク風味)で、アイボリー色のはホワイトチョコレート風味です。
「ピスタチオ... 口に入れるとなんか粉っぽい。後になると全然普通なんだけど...」
言われて、半匙ほど試食。
「ほんとだ、なんかキナコ喰ったような食感が来るけど、ピスタチオに戻る...」
不思議な風味のジェラートでした。
Panna cotta al cocco coconut panna cotta, dark chocolate sauce, crushed peppermint
ココナッツのパンナコッタ。ダークチョコのソースは重くて生チョコレートそのもの。
ペパーミントのクラッシュって... あの紅白シマシマのミントキャンデーを粉砕しただけ。
ココナッツ感が少ないと思っていたら、底の方に紐状ココナッツが潜んでいました。
ちょっとハイセンスなイタリアンでハズレを引かないなら、ここんちはなかなかいいチョイスです。
一方で、庶民的でシーフード系のイタリアンをがっつりいきたい時はヴェスプッチが良さそう。
ヴェスプッチのオーナーさん、僕が前を通りかかる度に手を振ってくれるので、あっちもロテしなくちゃです。ここんちのオーナー父さんのステーキ屋 Porterhouse San Mateo も要巡回で、サンマテオは通うべきお店が多すぎ!
Pausa Bar & Cookery
Address: 223 E 4th Ave, San Mateo, CA 94401
Phone: (650) 375-0818
Hours:
Sun - Thu: 11:30am – 2pm, 5 – 9:45pm
Friday: 11:30am – 2pm, 5 – 11pm
Saturday: 5 – 11pm
pausasanmateo.com
obaKoba-sann,
ReplyDeleteThe location looks imaginary, doesn’t it ?
The restaurant has an excellent vibe even when you walk in without prior reservation.
The bar appears appropriately busy and they must have a great selection in the beverage list.
So you could’ve agreed to affiliate the fun ahead of getting settled at your table.
I hear the room for cooking food is an unclosed arrangement thus you’re able to look at whole the chefs who are having movement.
BTW, didn’t you choose to share the meals ?
If you did so, you could try a difference of presents.
The restaurant also creates their own macaroni or ravioli, don’t they ?
Didn’t you bring a couple of those before a judge ?
I'm now an enormous admirer of the place.
I'd certainly be there when I could fly to San Mateo !
best denki
Best Denki sensei,
DeleteThis restaurant used to be an Italian restaurant (named Spiedo) too, and the ownership remain the same so it’s not a new venue but just looks like a renovation to me… however, since they hired a new executive chef and staffs, it certainly revived and even awarded Bib Gourmand by Michelin. After they’ve got listed on the Michelin book, it is getting harder and harder to secure their table, which is a bad news for us as a local as well as having a long relationship with owner’s family.
I didn’t know they have an open kitchen. I'm always receiving the front side table and never invited the deeper area of the venue, where would be a bit noisier, I guess.
We shared the appetizers, the cured meats on the board and a pizza, but not sharing the pasta dishes which is a bit unusual to split into two. Instead, we usually exchange a spoonful or a mouthful of dishes those are enough amounts to evaluate the taste and quality.
At the Italian restaurant, “House-made (or Home-made) pasta” is the important element for being a higher end of their quality quinine, I think. Under such circumstance, both Pausa and Vespucci are doing well serving their own and creative paste and gnocchi. (Sorry for the mixed plural expression in English and Italian)
BTW. Generally speaking, vast majority of Italian restaurants are offering fresh ravioli, gnocchi, pappardelle, tagliatelle, etc. but no macaroni nor spaghetti. Because macaroni and spaghetti are normally paste seca (dry pastas) which is ready-made, not pasta fresca (fresh pasta) by house made.
When you visit San Mateo, I can take you for both Vespucci and Pausa so that you may ‘diagnose’ by yourself, doctor. :))