Wednesday, July 25, 2018

Singapore 2018 May (12)

日曜日。この朝はあさごはんを抜いて早めのランチを「ブランチ」として、オーチャードのパラゴンまでおでかけ。
高島屋S.C.の前にあるパラゴンは高級ブランドだらけのコンプレックスですが、5階に目的のレストランがあります。

その名も、インペリアル・トレジャー・スーパー北京ダック! ...ロイヤルストレートフラッシュみたいな店名です。
レセプションが偉そうで、貧民お断りの匂いがプンプンに漂ってきます。

S. Pellegrino による Asia's 50 Best Restaurants 2015 で47位に選ばれています。(上位入賞の年を選んだw)

 No. 47 – Imperial Treasure Super Peking Duck, Singapore “A shrine to perfect Peking duck” 

 47位 – 皇帝御宝超北京拷鴨、昭南島「完璧なる北京拷鴨大社」だそうですから、初詣に来ました。(笑)

予約を入れる時に「ドレスコードはあるか?もし無ければ糞暑い国だから短パンで行くぞ!?」丁寧に聞いたけど返事は予約確認だけで服装は無回答。だからまぢ短パンで登場しましたが... 多分よゐこのみんなは真似しちゃダメだよ。

名前を告げると、日曜の飲茶ではなく北京ダック予約済の上顧客と認識され、奥まった上席へ通されます...。
でも客層が酷い。ケータイかけながら入ってくる馬鹿女を発見!晒す。(短パンでやって来た爺に言われたくないよね)

着席すると、こんなセッティングです。
メニューと一緒に飲茶の注文票もありましたが無視。がっつりいきますから。

中国茶の種類を聞かれ... ジャスミンティーにしたんだっけ?ポーレイ茶じゃなかった記憶がある。
なぜか西洋のカップソーサーで供されました。洋の東西が微妙に交錯しているのがシンガポールっぽい。

おつまみのナッツ。
落花生ではなく白胡麻をからめたカラメライズド・ヲルナッツです。

陰陽な小皿には、北京ダック用の甘いタレと、グラニュー糖が。
最初、このふたつでダックの皮を味わってみて、好きな方を使えって言われました。でも砂糖はちょっと慣れてない...。

テーブルサイドで予約してあった鴨をさばいてくれます。
せっかくなので、ちょっと写真撮らせてもらいました。・・・つか、これ撮影したくて鴨を予約したのが真相。(爆)

最初にこの4切れだけ、うやうやしく皿に載って出てきました。
おひとりさま2切れ、一切れづつをタレと砂糖つけて食べてみて風味をテイスティングしろって。

やっぱタレで食べるよ。砂糖と北京ダックは直球で体に悪そうな味がしますから。(苦笑)

その後、引き続き「皮だけ」と「肉付きの皮」を切り出してくれ、残りは厨房で加工されます。
炒飯か焼きそばに加工されるようですが、ロブスターをヌードルで注文してしまったので、炒飯に加工してもらいます。

最初、テーブルの上はこうなります。
葱や胡瓜に薄餅で北京ダックをスタートさせる態勢が完了。

ダックは... こんな「あひるのおまる」みたいな容器でやってきました。
手前が肉たっぷり付き、奥はパリパリの皮が主体で皮下脂肪を楽しむ部位です。

ウエイトレス姐さんが、一切れ「こんなバランスで消費していくように」と、見本を作ってくれます。
そうか。この店は鴨が少なめで胡瓜を2切れ巻いちゃっていいんだ。

「サンフランシスコ(ホントはサンマテオやパロアルト)の中華街で鍛えているから、自分でできますから」・・・と。
ブリトー状に巻いてみましたの図。薄餅(パオピン)がタレが透けて見えるくらい薄手で、素材の風味がよく来る。

これは美味しい北京拷鴨でした。ふたりとも言葉少なめになって、ひたすら食べました。

アクセントで頼んだ、豚のカリカリ焼き登場。
丸ごと「ぶたのまるやき」も予約可能ですが... さすがに6名様よりのアイテムは注文に躊躇しました。
皮のパリパリ感とジューシーでやわらかな肉のコントラストが実に美味しい。

あと、ここんちにも仏様ぶっとびスープの佛跳牆があります。ホントはここんちで最初に見つけて頼んでみたかったんだけど「1週間前に予約で4名様より」というハードルに負けました。でもノーサインボードでも発見して試した次第。

お茶をすすりながら、順調に鴨を消費していきました。
中国茶って口内がサッパリするから、北京ダックのような脂を味わう料理には最高♪

そして、プロモーションでお値打ちになっていて「ロブスターを食べたいなら、今日はこれっきゃないわよ」と、注文取りの姐さんに激しく勧められた、ロブスターのあんかけ焼きそばが登場しました。
・・・あんかけが大杉で麺が見えない。嬉しくもあり、不安でもあり。(爆)

以後、ほぼテーブルに張り付きっぱなしの姐さんが給餌(給仕というより、わんこそばみたいで「給餌」)してくれます。
さすがプロ。綺麗な盛りつけ。「焼きそば」って書いたけど、実際はフェトチーネみたいな茹でヌードルでした。

でも・・・ 蟹の殻を外すのが面倒臭い人に、このロブスターは酷い。
なんで殻ごと焼きそばにしちゃうわけ!? 殻を外して食べたけど、やぱし面倒臭かった。味は満足。

そして鴨の肉は炒飯に加工されて登壇してきました。
姐さんが給餌してくれます。客単価が高いせいなのか他のテーブルに比べホスピタリティが抜群に手厚いです。

一回分がこんくらい。カラッポに近づくとすぐまた盛ってくれて「わんこ炒飯」です。
鴨の脂が米粒に廻っていて、鴨肉とともにさりげなく風味が高級な炒飯でした。

ロブスター焼きそばのおかわり。爪が登場。
ブログ映えには最高の部位なんですが、いざ食べるのが面倒臭い。

どうしても素手で殻を掴むから、おしぼり交換してくれるし、フィンガーボウルも。脂切れの良い烏龍茶です。
「わ~、ウーロンポイ®ってあったよね♪」とかボウルを持ち上げたら「それ飲んじゃダメよ!」って注意された...。

学生時代、富士屋ホテルの「T学園テーブルマナー研修」で緊張してフィンガーボウルの水を飲んでしまったK君に恥をかかせないため、テーブル全員でフィンガーボウルの水を飲んだことを思い出しました。(よく考えたら「いじめ」?)

お食事はデザートで終えます。
マンゴー・サゴの底にココナッツミルク入り。カプチーノももらいました。

「美味しかったです~。また夏に来ますね♪」って... ここ一年中が夏ですけど。(爆)

ここ、アジアのベスト50位に入るだけあって上等な北京ダックがいただけます。
オーマイさん、ここはぜひまた来ましょうね♪(多分勝手に予約入れると思う。(笑))

その後、インペリアル・トレジャー・スーパー北京ダックへ行く途中でアトリウム越しに見かけたカフェに突入。
なんか床の市松模様がパリのカフェっぽくて素敵な感じがしたのだった。

店内もなかなかいい雰囲気。
あまりにも満腹すぎるオーマイさんはアイスティーに逃げました...。

僕はどうしても試してみたかった「SUBWAYみたいなシュークリーム」方面に挑戦。
凄いでしょ?

我が家の近所にビアードパパがあるけど、ホイップした生クリームがイチゴと一緒のクリームパフは久しぶり。
冷蔵庫臭も移っておらず、シュー皮もまだパリパリ感が残っていて美味しゅうございました。

パラゴンを退出する時... 地上階で ジャパン・フェア みたいなのを開催中でした。
三味線・和太鼓・尺八の演奏をやってたり。人だかりが凄くてニッポンへの感心の高さが判りました。

さらに「キモノの着付け体験」も。
なんか... F画報別冊『美しいキモノ』の小物を撮影していた写真屋さん時代を思い出す小物の数々。でもキレイ。

高島屋ショッピングセンターのお向かいで、ホテルからは14系統のバスに乗って簡単に到達できます。
一人旅だと北京ダックのレストランはハードルが高いですが、オーマイさんが一緒だからいろいろ食べられて、感謝。

また帰りも14系統のバスでカトンまでのんびり戻って、途中でアイスクリームの行列店に寄ってみました...。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    Again…a pic you showed us reminded me of an iconic one-piece stereo loudspeaker created by JBL that was introduced in 1957 and discontinued in 1983 ; its production run was the longest of any JBL speaker.
    See below.
    https://en.wikipedia.org/wiki/JBL_Paragon
    Long live our gracious Paragon (not Kanegon, a fabulous monster and a close friend(?) of Alien Baltan…lol) !

    Oh, let’s get back again to a low-key luxurious duck dining retreat.
    The article must be accurately what two of you were waiting with expectation.
    I felt a kind of extravagant and self-indulgent dining room, however still relaxed with a considerate murmur for chats, right ?
    The meal should be wonderful.
    The distinguished duck and cucumber with the sticky thin rice cake (pao pin) dissolved altogether in your oral cavities, didn’t it ?
    Your waitress was supposed to be concentrating and finding frequently out to ascertain you were satisfied.
    The dessert, a cream puff like SUBWAY(!) was alluring and captivating.
    I’d certainly get in the eatery if I could fly to Singapore.

    best denki

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    1. Best Denki sensei,

      Sensei, no explanation needed for Paragon for the people belonging to T-Gakuen, who are raised in timid but pretty much spoiled environments without of the fear of finance problems. (lol)
      I do understand what you are talking about; the humongous speaker “Paragon” by JBL, Not the monsters by Tsuburaya Productions, no Wikipedia needed. When I was at T, some of my senior colleagues are audio nerds and I’ve got brain washed well. One day, one of the nerds, Mr. Polar Bear san, took us to Yaesu underground mall at Tokyo station where was a coffee shop equipped with Paragon. Because the owner of the coffee shop is worried about degrading by larger volume to operate Paragon, it was pitifully whispering but surprisingly replaying the details of the symphony, I remember.
      Although I didn’t purchase Paragon, I had so-so acceptable audio system when I was in Japan, I believe. Most of the components are made by Sony including ED-Beta, and LaserDisk by Pioneer because my cousin was working at there. Of course the primary video input on my Super Trinitron Profeel Pro KX-29HV3 was taken by a game machine “Saturn” but the best quality input, RGB input, was assigned for Super N!ntendo to play Donkey Kong. (shame on me…)

      The Super Peking Duck restaurant was good, indeed. However, the behaviors of the customers are developing country, or say – non-Westernized country. (I’m not an exception, by the way.) Whatever the criterion of the customers, the duck was good and the service is impeccable. That’s why I booked next lunch with Oh-My san again very soon, and I even went there 2 weeks ago to reconfirm our reservation as well as pre-ordering our duck, 2 quails and a lobster. One of the receptionists complained I pre-ordered too many items but it doesn’t matter. Showing them off on the blog is everything. (LOL)

      But having the foot-long creampuff might be a tough thing on the next visit, I guess…

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