Tuesday, July 30, 2019

Taishoken Ramen

前振りからして簡単に想像がつくように(笑)、サンマテオの大勝軒へさっそく行ってまいりました♪
でも Champagne Seafood でランチたらふく食べた晩は、もう無理ぽ。その晩は残り物の摩訶不思議味ダックちゃん&ぶたさん饅頭で軽く済ませておいて、翌日水曜(先週水曜)のディナーへ行ってきました。

午後5時開店だけど、水曜日だから... と思って行ったら、これが水曜日の午後4時45分、開店15分前!  まぢか!?
前に30~40人いる。でも最初のロットで着席できるかな? ...初期ロット。(うっとり)←中毒

・・・とかは、まさしく皮算用でした。

前に並んでる奴ら、開店時間になったら仲間がどんどん来てどんどん増えて、結局前に60人以上になった...。

おかげで、ウェイトリストの紙に名前書いて待つハメになりました。(怒)
店の入口にこういうリストが置かれて、名前と人数を書き込んで呼ばれるのを待ちます。

僕が名前書いた時は、1番目が消えて... 13番目。 ...13番目。(うっとり)←中毒
人数が揃うまで席に案内しない。と書いてありますが「いま電話で呼んだら、そこまで来てる。すぐ揃うから」とか言って揃ってもいないうちに席へ強引に通してもらう客が続出。なんたって客の8割以上は中華系みたいだからね。

ちなみに、客層は95%以上がアジア人。中華85%、日本人5%、白人2%、他は判別不能の黄色人種。会話を聞いている範囲では朝鮮人はいませんでした。やはり母国同士の醜い諍いが響いているのでしょうか?www

でもサンマテオ近郊の人口を考えると、日本人・日系人相手だけでは商売は成り立ちません。開店早々にアジア人のハートと胃袋を鷲掴みしてしまったこの商売上手な様子ならば、長続きしてくれるのでは?と期待します。ただ客層は20~30代の中華系が中心ですから、飽きるのも早いかも?というあたりが少し心配です。

 結局、5時5分頃に名前書いて、30分くらい待ったら僕の番。

...O, obaKoba?
Here. Should I speak in English?
Hummm...

入口を仕切っていた姉さんは英語じゃないとダメみたいですが、中には日本語OKの方が数名いらっしゃいました。

入店したらカウンターが一杯で、二人がけの席に通してくださいました。

座った場所から奥をみた景色。奥には最大6人がけのブース席がよっつに、カウンター10人くらいかな。

お店のまんなかで仕切っていらした、多分マネージャーさんが写っていますが、彼は日本語ネイティブでした。この日本語OKなイケメン兄さんが僕のオーダーもお会計も扱ってくださいました。ありがとうございます。

下のカットでは、某小林シェフの ○ん太ラーメン で働いていたバイリンガルでキュートな姉さんが写ってます。

「あれっ!? ヘッドハントされたの?」
「いやぁ... へへへへ...」

小林さんち、従業員の待遇がイマイチだったんでしょうか?貴重なバイリンガル姉さんを逃しました。
そしてベンチ席の後ろには... なんか燃えさかっていますけど。

よく見たら自分の腰掛けてるベンチの後ろでも燃えていたよ...。
これ、写真に撮るとますますホンモノっぽいけど、熱くないです。

加湿器のように超音波振動で発生させた「湯気」(可視できるので水蒸気ではない)に、オレンジ色のライトを当てることで炎のように見せています。試しに先っぽを触りましたが熱くなく、かすかに湿るだけでした。

 メニューを全面載せると字が小さすぎて読めないだろうから、左半分だけ。右半分はドリンクです。全体のメニューは大勝軒USAのウェブサイトから見られます。ランチメニューも載っていたので、いずれランチも開始すると予想。
大勝軒といえば、やはり「つけめん」でしょうが... 僕の中ではラーメンが基本で、つけ麺は悪い言い方に聞こえるけど... やや外道に感じます。例えば成田第壱ターミナルにあるつけ麺店「富田」でも、特製らーめん を頼んでいます

特製ラーメンと「ゆず蜜ソーダ」を頼もうとしたんですが、ソーダは売り切れだったのでラムネで。
ちなみに、ソフトドリンクは他に烏龍茶くらいしかありません。一方で日本酒やビールはかなり選べます。 
ラムネ、キマした。日系人には Shirakiku印 で馴染みが深い、西本貿易の製品でした。

アジアや豪州みたいにストロー出さないのはSF市内がプラストロー禁止になるからかな?
でも... 自分でガラス玉の開栓するの、大変だった。開けて持ってきて欲しかった。
ただ、プラスチックくずはイケメン兄さんがすぐ片づけてくれました。

ラムネの開栓に苦労しているうちに(手こずってて栓が抜ける前に)ラーメンもキマした。
これが 特製ラーメン、$16ですが... なんか思ってたのと違う。

 頭の中で勝手に池袋大勝軒本店のラーメンを思い出していたので、まず濁ったスープに驚きました。
麺も具材も、どっちかというと「とんこつラーメン」に近づいているような気がする。

麺はちぢれの無い中細麺で、かんすいは無使用か控えめで白っぽく、茹で加減はバリカタとかコシのある麺が好みな日本人にとっては若干柔らかめ。濁ったスープは普通の豚骨みたいなケモノ臭さはまるで皆無で、鶏ガラや白胡麻の風味がする。塩分を抑え気味にしているようだし、これはアメリカに住むアジア系の好みに合わせこんだのだと推測。

ねっとりした余韻だけど、くどさはありません。池袋大勝軒そのまんまを期待すると全然違うし、ギトギトとんこつかと思うと逆に期待外れだし。でも具材まで含めると全体のバランスは悪くないです。僕はくどいの好きだからスープは若干物足りないけど、それを差し引いても全体は非常に美味しくて完成度が高い。さすが大勝軒の名を冠しています。

中には、叉焼が2種類入っていました。
片っぽは Sous-vide Berkshire pork=真空調理の黒豚のようです。黒豚という単語を豚の品種であるバークシャ種の名を使って訳してあり、Black Pork とか、すわ 差別か!?な訳になっていないところに好感が持てました。ついでにキクラゲもほとんどの中華料理店では Black Fungus と、まるで黒カビ?(笑) のように訳されていますが、ここんちでは Kikurage mushroom と無難な訳になっているので、元技術通訳をやらされた身には読んでて嬉しいメニューでした。

手前は薄手のローストビーフみたいな肉で、奥の白っぽいヤワヤワのほうが黒豚?脂こってりでホロホロに煮込んだ太肉みたいな食感です。肉質、テクスチャ、風味や調理方法が違うので、それぞれに愉しめました。さらに味つけ玉子が丸ごと入っています♪

ここんちは大盛りオプションが無く、替え玉方式です。僕は「替え玉、バリカタで!」とかに馴染めず、苦手な方式です。むしろ次回は 特製つけ麺 に挑戦してみようかと思っています。そんで成田空港第壱ターミナルの富田でもつけ麺頼んで比べたら楽しいかな。


お会計の時、イケメン兄さんに話しかけられました。

「いかがでしたか?」
(なんか思ってたのと違う。って速攻で返しそうになって、言葉を選んだよ。(爆)
「大勝軒さん、本店は2回しか行ってませんが... なんかちょっと... その... 違う?」
「ここは大勝軒創業者さんの、お孫さんの味ですから。」
「へ~。お弟子さん多いですもんね。津田沼の『必勝軒』さんは曜日で出汁を変えるし。」
「えっ!? それってメチャメチャ大変じゃないですか!?」

やはりお店の方だけあってか、曜日で出汁を変える下ごしらえの大変さに痛く感動していらっしゃいました。
サンマテオの小林シェフは従業員を引き抜かれましたが、津田沼の小林シェフは大変な下準備に感心されました。(爆)

「美味しかったので、あんまり並ばなけりゃまた来ま~す!」 って言って退席しました。(一言多い奴w)

Taishoken Ramen
47 E 4th Ave, San Mateo, CA 94401
(650) 445-7579
taishokenusa.com
Hours: (as of July 24)
  Tue-Sun:  5 - 9:30 pm
  Monday Closed

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帰りがけ、前を通り過ぎた熊本とんこつラーメンの店...
なんか閑古鳥が声枯らしそうなくらい鳴きまくってます。がんばれ、ちーちゃん!!

ご先祖様がお仕えした細川藩から来たラーメン屋にも心でエールを送りつつ、帰宅しました。


11 comments:

  1. すごい!
    早速行かれたのですね!
    Yelpで見ると週末は4時に名前を書いても入れるの6時過ぎってw
    私も勝手にお醤油ベースかと…
    日本と全く同じは無理なんでしょうかねぇ。
    大勝軒って元祖は中野だそうです。
    これを機にぐぐっちゃいましたw
    Palo Altoにも去年、日本の凪というラーメン屋がオープンしましたが
    ここもとんこつメイン。
    日本は煮干しラーメンで有名だそうですよw

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    1. Campbell (F)さん、

      混んでました。ここまで並んでまで食べる意味あるの?ってくらいに。
      丼の中は完全に米国向けにアレンジしていると思います。
      鶏、かつお、とんこつベースでしょうか。余韻がややヌメる感じ。
      日本人的には少し「?」な感じ。不味いわけではなく、なんか違う。

      そんで、ここんちは自分で製麺してるんですかねぇ?
      ベイエリア・ラーメン戦争って、9割以上が山下さんちの麺ですよね。
      だから僕は山下さんを「氏の商人」って密かに呼んでいます。
      氏の商人・・・ ピカレスクでステキ! デートしてほしい!!(爆)

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    2. そう言えば、一風堂はバークレー、シティに続き
      クパティーノに3号店をオープンさせるようですよ…
      ものすごいことになってますね、日本のラーメン…

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    3. Campbell (F)さん、

      ラーメンに注ぐ情熱、並々ならぬものがありますね...。

      一風堂はNRTでUAのGAにも勧められましたが、あちこちにありすぎて有難みを感じませんでした。
      おかげで松戸の「富田」が出店してるのを見つけられたわけですが。

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    4. いえいえ、そんなでも…w
      注いでいるのは同居人w
      ちなみに松戸出身なのに
      とみ田は一度しか行ったことありません!
      しかも本店でなく、船橋ららぽーと店w

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  2. ほー、そんなに行列なんですか、まあ、最初の珍しさも有るんでしょうけどねえ。
    サンパテオ周辺ではラーメン戦争が勃発しているのでしょうか?ある意味、消費者としては楽しいでしょうが。

    見た目、なんとなく日本国内のラーメンとは違うような?
    チャーシューが2種類ってところが面白いですねえ。

    食材の翻訳に気を遣うって、なるほどねと思いました。でも、黒い物は黒でしょうから
    難しいですねえ。
    最近日本国内でも今まで当たり前に使っていた単語が差別とか言うのが増えすぎてます。
    例えば、啓蒙活動・・・ダメ!
    啓蒙ってのは見下す意味が有るので・・・だそうです。
    最近は啓発活動・・・って、言い換えて使ってます・・・NHK

    ラーメン屋さんって、家系とかいろいろ言われてますが、
    昔ながらのシナソバが懐かしい・・・おっと、「シナ」も差別用語?

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    1. 僕が二十数年前に移住してきた時のラーメン専門店は「さん太ラーメン」がオープンした頃で、他には選択肢がありませんでした。事実上、さん太さんがあっただけでも幸せでした。その後サンマテオ郡よりも、もう少し南サンタクララ郡・サンノゼやシリコンバレーを中心にどんどんラーメン屋が増えてきて『ベイエリア・ラーメン戦争』と呼ばれるほどになりました。

      でもその実態は... 製麺所は「山ちゃんラーメン」の山下さんちがもの凄い寡占状態。
      だからガチムチ口髭の山下さんが「氏の商人」になっちゃうわけです。(うっとり)

      あ、差別で思い出した!
      アメリカに来た時、クレヨンの「はだいろ」って何本あるのかドキドキしました。
      文房具屋で探したら「はだいろ」はありませんでした。(苦笑)
      その後、会社で同僚に日本のクレヨン見せたら「日本人の色じゃない」って...w

      あと、女性の化粧品・ファンデーション売り場が凄いことになっています。
      もうここに書けない、夜鷹のおしろいとか靴墨にしか見えないのとか。(書いたしぃ)

      支那蕎麦もやばいですね~。
      ハマっ子の祖母が「支那街の支那まんが食べたい...」ってよく言ってました。

      あと、日系二世のおばあちゃんは屈託無く「朝鮮スーパー」って言っちゃいます。
      「韓国」という単語を知らないみたいです。・・・知らなくていいけど。w

      でも、南支那海とか東支那海とかは、そのまんまですよね?
      フランス語でも China はシナって発音ですし、矛盾してますよね...。

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  3. 本日までブログ再開されているのに気がついてませんでした。(汗)
    慌てて読みふけっております(職務専念義務違反・・・)

    大勝軒出来たんですね。
    中野に住み始めてすぐCampbell (F)さんお調べの元祖の店に行ってきましたが,山岸のおぢさんが働いていたというだけで,東池袋本店とは違い,昔懐かしいシナソバ系でした。

    4月から六本木で勤務していますが,中華の方の大行列は日本の有名店と同じ景色ですね。

    あと,「はだいろ」。
    娘の色鉛筆やクレパスを揃えたとき,「はだいろ」が無くなって「うすだいだい」になってて驚きました。
    いつからか知りませんが,これも差別対策でしょうかね?

    とにかく,また昼休みの楽しみが復活して嬉しく思っています。

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    1. たっきぃさん、お久しぶりです。

      記事のほうはあと3回くらいでまた枯れますから安心するざます。(笑)

      サンマテオの大勝軒は山岸のおぢさんの、お孫さんの味だそうです。
      ですので日本の大勝軒さんとは暖簾分けされた程度のつながりでは?
      アメリカ人向けのアレンジと思いますが、それでもレベル高いですが。

      勤務先が六本木になったんですか?
      それって御社の本社一号館(笑)よりランチの時間が楽しいかも。

      そうですか... 日本のクレパスもついに「はだいろ」が消失ですか。
      やはり、八村さんとかサニブラウンさんとか、日本人が多様化しているからでしょうか。

      あ、日本人で思い出した。
      遺産相続の書類で来週あたりにまだ行ったことの無いシン日本國総領事館を訪ねますが...
      電話で証明書申請の質問をした時、こちらが日本人では無いと判った途端に窓口婆が冷たいのなんの。
      やはり「移民は棄民」を十二分に味わわせていただきました。

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  4. ObaKoba-sann,

    You’re having good luck to contact the fictitious but well-known oriental Ramen at the partial kickoff in San Mateo.

    You camped from 16:45 on Wednesday for the 17:00 opening, and made #13 on the list, which later ran for over #60.

    Is the restaurant confining the Ramen to some limited number, say, 300 or 400 bowls a day ?
    If so, is the limit having connection with the quantity of noodles or soup ?
    If related to the latter, it’s reasonable to judge they value quality.

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      I found this restaurant accidentally, just after finished eating at Champagne Seafood. And I was surprised Kisaku, the Japanese restaurant surprisingly lived over 20 years at that place, was finally closed and switched to another Ramen shop in San Mateo.

      In regards to your questions of restaurant operation, I have no clue at all.

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