Tuesday, December 26, 2017

Visiting Japan 2017 Dec. (6)

妹といっしょに天現寺橋の近くにある「ニュー山王ホテル」へとディナーへやってきました。
エントランスのロータリーにある噴水はクリスマスのデコレーション。

ここんち... うちの両親を招待しても特に父は頑固で絶対に誘いに乗りません。東京大空襲で自宅を焼かれたから。という70年以上前のイタイ記憶のせいだそうです。でもハリウッド映画は結構好きでしょっちゅう観てる。理屈が完璧に破綻してるけど,喧嘩になるから追求はしません。

玄関をくぐったロビーにも,こんなからくり人形のディスプレイがありました。
おばあさんの人形がアルツってるような動きで,私なんだか怖いわ...。

そして,僕がバリバリに「ニッポンみやげ」な店でネコの置物を買って,妹は Navy Exchange(海軍の売店。ほぼ仕入れ値で販売&免税♪)でオキニの Kate Spade NY(今はCOACHと合併w)のバッグを買ったり。

予約30分前に入場できると踏んでいたのに妹がバッグの選定に悩むから予約時間ピタリで入場。
今回はメインダイニングの Wellingtons に席を取りました。2名なのでブース席へ案内してもらえました。
壁画が凄いです。ヨセミテ,ナイアガラ,イエローストーン... シックで落ち着いた内装なのに,描かれたアメリカの自然があまりにも雄大すぎて違和感を感じてしまうのは僕だけではないと思います。

ドレスコードがぬるくなって正装や軍服を着てこなくてよくなったのと,ここのところ和食のKIKUYAさんばっかり通い詰めていたので,メインダイニングのアラカルトを試したくなったんです。

ただし「ドレスコードがぬるくなった」とはいえ,以下の規定があります。
Dress and Appearance
All common areas of The New Sanno (not to include guest rooms) are considered public, and all authorized guests are to be compliant with COMNAVFORJAPANINST 1020.3B CIVILIAN CLOTHING REGULATION/POLICY which outlines that dress and appearance must be non-offensive, neat, clean and appropriate to time, place and function. Moreover, that fishnets, tank tops, undershirts or undergarments worn as outerwear, and men’s sleeveless tops are prohibited. Outer garments bearing obscene, discriminatory or with offensive designs or language are not allowed.
簡単に申し上げれば,襟の無いシャツやサンダル履きというだらしない服装はダメ。
原則的には米軍か国務省の関係者しか利用できませんから,当然といえば当然です。

さて,ロゼのスパークリングワインで乾杯してアラカルトで頼んだアペタイザはこんな。
Lobster and Crab Crostini
Warm Lobster and Crab Salad Served on Crispy Saffron Crostini
妹に「クロスティーニって何?」と聞かれ,即答できない私。(苦笑)
速攻でググったら,カナッペのことみたいです。そんで,出てきたのはカナッペというよりもブルスケッタ。食べきれないと言うのでひとつ頂戴したら,ロブスターとカニ肉のたっぷり乗った贅沢なブルスケッタでした。

僕はこれを試したかったのです...。
Escargot en Croute
Escargot Baked in Garlic Herb Butter under a Golden Pastry Dome

パイ皮のドームに覆われたエスカルゴ... ガーリック・ハーブバターというのは多分パセリとガーリックの仕上げでブルゴーニュ風を期待したんですが,なんか思ってたのと微妙に違う。1個体づつが凹んだ場所に設置されるエスカルゴ皿にちいさなパイ皮ドームが12個くらい被せてあるのを予想していたら... なんかロシアのキノコスープみたいなのが登場。

パイ皮はサクサクです。破壊して内部を観察してみました...。
確かにエスカルゴは12個体くらい投入されていますが,こういうぞんざいなサービングは初めて見ました。さすがアメリカンなお店と申せましょう。ただしお味のほうはガーリックバターが効いていてパイ皮もサクサクで,存分に愉しめました。

さあ次はメインコースだね♪... と思っていたら,勝手にサラダが追加投入されます。
アーティーチョーク・ハートとベルジアンエンダイブ(チコリ)が主人公のサラダ。
軽く胡椒をふっていただき,箸休めのようにいただきました。

毎回感動しますが,ここんちの絵皿は櫻とハナミズキという絵柄が素晴らしい配慮です。
日本國とアメリカ合衆国の国花が共演・金箔使いまくりで電子レンジ使用不可。(笑)

そして,妹も僕も同じメインコースです。店名にもなっている「変わりステーキ」です。
Beef Wellington
Choice of Beef Filet or Lamb Loin, Coated with Mushroom Duxelles and Wrapped in Puff Pastry, Choice of Baked Potato, Garlic Mashed Potato or Truffle Mashed Potato
「粉砕したキノコをまぶしたパイ皮包みのステーキ」は牛肉かラムから選べますが,初体験なのでもちろんビーフで。僕は焼き加減でレアを希望したら「調理の性質上,レアになるかどうか保証いたしかねますが,シェフにがんばってもらいます」と言われていて... 出てきたらしっかりレア仕上げでした。たいした腕前です。

ポテトはベイクドか,マッシュポテトならガーリック風味かトリュフ風味から選択可能。トリュフ味のポテトは美味ですが... 量がおおくて食べきれません。つか,妹がお肉を半分しか退治できず,僕が1.5人前たいらげるハメになったので,もう無理ぽ。
ソースはガーリック・ドゥミグラース,ベアネーズまたはウースターシャイアから選べます。妹はドゥミグラース,僕はベアネーズでいただきました。どっちも甲乙つけがたい出来映えでした。

席へ案内されたとき Is this a special occasion?(何か特別な理由でも?)と聞かれ,妹が誕生日だと伝えたら...
デザートのパンプキン・チーズケーキに蝋燭が立ってるし。記念撮影してくれるし。店員が周囲で唄うし...
ここらへんは僕が誕生日でやってきた時と一緒でした。

12月の「月替わりデザート」は,上の南瓜チーズケーキまたはブッシュドノエル。

僕はチョコムース仕立てのブッシュドノエルをお願いしました。
だいたい予想通りに出来上がってるけど,金柑がまるごとは辛かった...。でもアメリカなのに甘さ控えめ!?

そして,年輪に見立てたこのチョコレート細工が僕の PTSD(posttraumatic stress disorder)をノック。
ショックで思わずピンボケ。(笑)
グルグルしている... でもオレンジ色じゃないし,回転数不足。(フィギュアスケートみたいだな)

ともあれ,二人ともおなかいっぱいになって広尾の「特別なホテル」を後にしました。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    I still remember the classic and dignified atmosphere of the hotel.

    The Wellingtons should really be a dining adventure not to be disregarded.
    The restaurant is thought to present distinctive features with a separate price for each dish offered on the menu, right?
    The Wellingtons appears to be attracting for both its first-rate delicious preferences from among choices and its unique assistance, it must be the ideal location for the important night, or plainly to treat yourself in gourmet enjoyments.

    Again, I had been there with U2.

    best denki

    ReplyDelete
    Replies
    1. Best Denki sensei,

      I do regret I only could invite you for the Sunday Brunch though it wasn’t too shabby.

      The Wellingtons is the main dining room in this facility amongst several restaurants available, and it used to have a very strict dress code as I wrote above. The dress attire must be at least suits or blazer jackets with a tie for men, and cocktail dress for women, otherwise if you are not veteran yet your military dresses are acceptable. When I had my birthday dinner here, I remember some guests were wearing the military dress with very busy and complicated mosaic on his chest, which suggests he must be the CPO or higher, even admiral. As a uniform fetish, this is a nice place to go. (LOL)

      Though the quality of the meals and services are the ‘signature’ level within this property, the meats are being imported from The States by B-52, USS Carl Vinson, etc. I guess. (I am not familiar with the method of transport but they clearly said the meats are being supplied from our Joint Operation) Therefore the beef is lean if I compare to the steaks you fed me at “Steakhouse A” in Okayama. But the beef here are Angus beef, carefully aged, and healthier for our age. So I am wishing you to accept my invitation if the time slots fit for both. So far in 2018, I'll be in Tokyo area in February, May and November due to my purchased air tickets. Please consider this seriously.

      Delete