イスタンブール滞在中のランチは、和食とトルコ料理を交互に食しておりました。
てか… 人口 1,600 万人が暮らしている大都市にしてはレストランの種類が少ないと思う。トルコ料理ほぼ一択。
午前中にハマムで汗かいて揉まれて、いい気分で新市街の中心地タクシム広場へ向かいます。
1月は広場のあちこちで「ウザイ!」「ウザイ!」って騒いでいたので、何かと思った。
Uzay って、宇宙のことでした。
トルコ人初の宇宙飛行士が ISS、国際宇宙ステーションへ行ったので、それの御祝いみたい。
冷めた視点の、エルドアンの後輩wSくんとウザい会話をしました。
「トルコ人が ISS へ行ったって、凄い御祝いしてるね」
「けっ!ありゃエルドアンが 55 ミリオンドル払ってスペースXに乗せてもらっただけさ」
「でも、宇宙へ行った空軍大佐はこれで英雄だね」
「日本人だって ISS へ行ってきたら英雄だろ?」
「こんなに盛り上がらないよ。ISS は部分的に日本の実験室だし」
「トルコも近代化したけど、技術力では日本にはかなわないな」
「あの… ご存じのように儂ってアメリカ人だから、宇宙開発なら最先端だが」
「判ってるよ。それ引っ張り出されたら会話が続かないよ!」
あ… キレた。w
こういうウザい会話をしていたのは、和食の店でした。
UDONYA うどにゃ~ さんです。サンマテオでは蕎麦類を食せないので、イスタンブールへ来たらここんちにヘビロテです。SFベイエリアにも蕎麦屋が出来たけど… オークランド方面なので、鉄砲で撃たれそうで行きたくない。
この、スシ&テンプラのランチセットを食していたら、Sくんが登場しました。
こっちは別の日にひとりでやってきて頼んだ、テンプラ御膳。
さて… トルコの先生とは、いつも土曜日のランチをここで一緒に摂ります。
この1月のときは、トルコの先生が何やらトルコ語でメインふたりぶんの注文を通していたら…
これだけじゃちょっともの足りなかったので、白いんげんのサラダも。なぜかベジタリアンなランチでした。
茄子づくしのランチですが… このムサカはとても美味しかった。
さて、カラキョイ・ロカンタスで冬のデザートといえば、これです。
ここんちは客の回転とかの都合で、意図的にカプチーノを出しません。エスプレッソかトルコ風コーヒーだけです。
早くまたカラキョイ周辺で寝泊まりするイスタンブール滞在に戻りたいです。
Sくんも同じ物頼んだけれど、日本式調理のタコが喰えないと判明しているので、儂のマグロ赤味と交換してやったら大喜び。あとSくん… どうやら蕎麦よりうどんが好みです。トルコ人の味覚は関西人寄りでしょうか。
きんぴら、酢の物、サラダ、デザートが付きますが、それよりも、メインはスシじゃなくて刺身になります。天麩羅も豪華になって嬉しいし、白飯で刺身と天麩羅が食える。さらにたぬきそば(デフォだとうどん)まで添付!
ちなみに、きんぴらは牛蒡が無いからポテトで代用していますが、ピリ辛さ加減とかは絶妙で美味しい。
もう一軒、足繁く通っているのは、カラキョイ・ロカンタスです。遅めのランチタイムで空いてると、こんな。
上画面右にいる黒いトックリセーターのヒゲオヤヂが、オーナー♂のオラルさん。オーナー♀のアイリンさんも店の入口あたりにいて、常連さんを出迎えています。儂も席に通される前にハグされてきました。
開口一番…
「ねぇ、新しいホテルはまだなの?インタコは高いし、もう飽きちゃった」
…と、ぐずる儂に、アイリンさんがニコニコ顔で答えます。
「あと2年待ってね。新しいホテルのオープン予定が立ったらすぐ知らせるから」
この会話が聞こえていたオラルさんが割り込みます。
「いや。あと1年ちょいだ。2年は待たせないぞ!」
頼もしい反応に嬉しくなったけど、アイリンさんが何かトルコ語でオラルに言い返した。
「アイリン… 今、オラルに『あんたそんなの約束して大丈夫?』って言った?」
「やだ! ObaKoba ちゃん、いつからトルコ語そんなに出来るようになったの?」
「会話の流れとアイリンのジェスチャから、単なる憶測です。www」
儂の答えに、二人とも爆笑していました。早く彼等のシン・ホテルに泊まりたいものです。
説得してチョバーン・サラダを諦めさせて、ロカ・サラタス(ルッコラのサラダ)にしました。
レモンを搾ってオリーブ油に塩胡椒で調味したら… トルコの先生も納得の風味。苦味のあるルッコラの葉は、欧米のものと葉の形や厚さが違う品種ですが、風味はほぼ同じなのが、なんか不思議。
Dolma ドルマを注文してくれました。風味付けしたライスを葡萄の葉で葉巻き状にくるんだもの。これって… 応用して、チキンライスを薄焼き卵でくるんだら、きっとミニ・オムライスで美味しいだろうなぁ。って思った。
ドルマ風のオムライス、誰かやってみてください。(笑)
ファスーリと呼ばれる豆で、カラキョイ・ロカンタスのキョフテに添付されるサラダなので単体売りしていません。でも常連さんパワーで、無理を言ったら快く出してくれました。これ、美味しいんですよ~。
そして2日後の月曜日。うどにゃ~ さんが休みなので、必然的にここ一択。土曜日はメインがドルマとか野菜ばっかしだったし、ここんちのキョフテも茄子も食えなかった鬱憤晴らしもあって、再訪。
茄子とチキンのムサカ仕立てです。(ヒトがゴミのようだ、はムスカです)
この日は… メニューには無いのに、すぐ用意してくれた茄子とヨーグルトのサラダと一緒に。
茄子、ほぐしたチキン、ベシャメルソースを重ねて焼いています。お隣の国、ギリシア料理のムサカとは材料が似ていても全く違う風味で、いけてました。
でも… 土曜日のランチメニューに載っていた『茄子のミートソース詰め』を逃したのが凄く悔しい。
まだ2月、3月と再訪するから、いずれリベンジできると思います。
もっと長いタイムスパンで考えても、ここんちは毎年十数回訪ねてるし。
クインス(カリン)のコンポート。カイマクというトルコのヘビークリーム載せ。大好物です。
メニューを見る前から、なじみのウエイターくんに「今日はクインスがあるよ。それでいいね?」って聞かれます。
シングルのエスプレッソで舌を引き締めて、お食事終了。
飲み物を含めても20ドルくらいのランチなので、申し訳ないくらいお得です。カラキョイ・ロカンタスはミシュランガイドのビブ・グルマンのリストに載るようになりました。
この後はサンフランシスコへ戻る復路の記事2本になります。
I just realized that Istanbul is a metropolis with a population of 16 million, which surprises me a bit. I thought it was a fairly large city, but still, there seems to be a limited variety of restaurants, with Turkish cuisine being almost the only choice. With such a large population, I would think there's room for Chinese, French, Spanish, Italian cuisine, or even Japanese food to find its way in. If not, do the people of Istanbul simply prefer their national cuisine and are not inclined to try other cuisines?
ReplyDeleteWhen we were kids, at least here in Okayama, I don't recall the expression "uzai" being used. We used to say "utto i" (short for "utto ushii"). I suppose "uzai" originated in the Kanto region and spread throughout the country as youth slang. Oh, so "Uzay" means "space" in Turkish?
Oh, this UDONYA was written in a previous article, wasn't it? I think I made some silly comment like, "If there's UDONYA for udon restaurants, then should there be SOBAYA for soba restaurants?"