Tuesday, February 6, 2024

Byzantion Bistro

イスタンブール旧市街のクラウンプラザ、設備が旧い以外の難点は… ちゃんとしたレストランが無い。いちおう5つ星ホテルをキープするためにラウンジレストランはあるんですが、値段は高いのに美味しくない。

で、ホテルの近所の美味しいレストランを探していて… ここが最善策みたいです。
ホテルから3ブロックくらいの場所にあるレストランで、グロリアス・ホテルの併設。

ビザンチョン・ビストロという店ですが… ちゃんとテーブルクロスもかかってるし、合格点。
内装はアールデコっぽいような、どうでもいいような、独特のまぜこぜ感。

ホテル併設だけあって、カクテルバーも備わっていました。
せいぜいワイン一杯しか飲まないけどね。

この店は、トルコの先生(と呼べる紳士と出逢った。同年代で大きな白い口髭♪)が付き合ってくれる晩に通いました。トルコの先生がスマホをいぢってるのは儂と一緒で退屈したのではなく、必死に翻訳中。この先生の弱点は、英語があんまりできない事。イタリア語がわずかに出来るけど、今度は儂がついていけない。そのため、いつも Google 頼み。
ちなみに、Google 翻訳は 日本語 ⇄ トルコ語 の方が語順が似ているから、英語より綺麗に訳されるみたい。
飲み物は毎回ワインと炭酸水。この日はグラス売りのトルコ産白ワインで。白は2種類置いているけど、およそピノ・グリディオみたいな風味で、残念ながらシャルドネは無い。赤はジンファンデルに似た風味。

炭酸水のラベルに付いたマークが中東の赤十字みたい…。先生に聞きました。

「紅い新月は赤十字のシンボルですよね?」
「クズライというのが『新月』という意味だけど、これは赤十字に関係ない」
「そしたら… 朝食べるクロワッサンは『クズライ』って呼ぶの?」
「クロワッサンはクロワッサンだよ。日本ではどう呼んでるんだ?」
「クロワッサン…です。確かに」

Google 翻訳頼みなのに、みごとに論破されました。
てか、この程度の事は最初からググったほうが早いか。(苦笑)

スターターで、トルコの先生が必ず頼むのが、チョバーン・サラタス
羊飼いのサラダという意味ですが… 胡瓜・トマト・紫タマネギ等が刻まれて入っています。

儂は特に好きくないけど、いつも必ず付き合わされるからこの味に慣れてきました。

先生がよく注文するのは、トルコのミートボール、キョフテです。
ここんちのは、こういう感じ。普通においしい。

ここんちの良いところは、付け合わせがいっぱいで嬉しい。バターライスにフライドポテト、薄焼きパンにソテーしたトマトやペッパー、タマネギも付いてきます。チョバーン・サラダいらないじゃん!…で案の定、そのうちサラダは頼まなくなりました。(笑)

儂が繰り返し注文したのは、アダナ・ケバブです。
キョフテと基本的に同じ材料ですが、少し辛めのスパイスで味付けされています。

二人でこの2種類を交互にオーダーして、少し取り替えっこするから結果的にいつも同じ物喰ってた。(爆)

で…一度ラムチョップを、つまり羊の骨付きあばら肉のステーキを頼んでみました。

 ・・・焼き加減を聞かれませんでした。この時点でしまったと思った。
 ・・・案の定、酷く火が通ったパサパサな肉が出てきました…。(号泣)
 ・・・ウェルダン仕上げなのに肉が固くなかったから、ますます残念。

トルコに支配されていたアテネでも、ステーキは火を入れすぎていたので、このへんはみんなこうなんでしょう。これに気づいて以後は基本的にトルコではビフテキも羊肉も食べません。肉料理は挽肉が美味いし無難です。

食後のデザートは気分と持ち時間(先生は22時が門限w)によって頼んだり頼まなかったり。
この写真は、アイスクリーム3種盛りすべてヴァニラ(笑)と、キュネフェ Künefe を注文した時。

キュネフェというのは、細い麺で出来た菓子カダイフの中にとろけて伸びるチーズを入れて焼いたお菓子。
トルコの先生が取り分けてくれるの図。チーズがにょ~んと伸びます。

よく売ってるドンドルマもだけど、トルコって伸びるデザートが好きなのか?
あと、スイーツの上にはお約束で、緑色のピスタチオの粉がふってあります。

全部ヴァニラ風味のアイスにしたのは、こうやって盛り合わせるためでした。
オーダーを通す時に「キュネフェとドンドルマを一緒に食べたい」って伝えたから小皿もくれたし、アイスは底に敷いたチョコ味以外を全部ヴァニラにしてくれました。こういう物わかりのいいスタッフの店はとても好感が持てます。

ちなみに、お味の方は… 激甘いです。バクラヴァを頼んでも大差なかったかも。
そうそう。甘い物を頼まなかった晩にはバクラヴァと紅茶を奢ってくれました。いい店や。

クラウンプラザに滞在したら、徒歩圏でのディナーはここ一択です。

Byzantion Bistro
Kemal Paşa, Ordu Cad, Yeşil Tulumba Sk. No:9/1, 34134 Fatih/İstanbul
Tel. +90 212-522-7496
https://www.byzantionbistro.net/en
Open everyday 11:30 am - 11:30 pm

2 comments:

  1. Before delving into Byzantion Bistro, I cannot help but comment the previous article about Salt Baby. I had also heard about this "Salt-Scattering Geezer." His words, "The shape and taste of meat are all a part of me... My feelings overflow from within the meat, and when I sprinkle salt, it falls onto the meat," are quite pretentious, aren't they? His seemingly endless stamina, fitting for a man married with nine children, and his antics, such as invading the pitch after the FIFA World Cup Qatar final, shaking hands and taking commemorative photos with Lionel Messi and the winning Argentina team, and even kissing the championship trophy without permission from the FIFA, all contribute to his conspicuously controversial nature.

    He may run a wide-reaching steak chain within Turkey, but when I look at this package, he does indeed seem like the narcissistic type who just loves himself too much, as you pointed out.

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  2. In the old town of Istanbul, the Crowne Plaza has the downside of lacking a proper restaurant aside from its outdated facilities. Well, to maintain a five-star rating, a lounge restaurant is necessary, I see. However, even if they had one, it's a pity if the food is both expensive and not tasty.

    Your accommodation in Istanbul was once at Karaköy Rooms. And for dinner back then, whether breakfast or dinner, it was always at Karaköy Lokantası. It was so popular that by night, it would be so crowded that everyone was turned away, so you made sure to arrive around the opening time of 6 PM. Before other guests started arriving, they would greet you one after another, saying "Here comes Mr. obaKoba!" and the place would buzz with excitement. New staff members would come introduce themselves, perhaps having heard about you from their seniors, which made you feel a bit embarrassed.

    So now you're searching for a delicious restaurant near the Crowne Plaza Hotel, and it seems this one fits the bill. It's about three blocks away from the hotel established together with the Glorious Hotel. However, the hotel seems a bit off-putting from the entrance. Especially with those two queens or female warriors welcoming us? It feels like they might stop us at the entrance with their long staffs (?) if we try to enter hesitantly. But once inside, we notice Charlie Chaplin's face hanging on the wall, adding to the unique mix.

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