記事タイトルには特に意味はありません。
スペインでは、また美術品の修復で… やっちまいました。
スペイン、バレンシアの銀行にある女性像が… まるでドナルド・トランプに!?
Ecce Homo(この ホモ ヒトを見よ)
CNN.jpより
「Ecce Homo(この人を見よ)」という題の19世紀の壁画が湿気で傷んでいたため、地元の高齢女性セシリア・ヒメネスさんが修復に着手したものの、その結果は「サルのキリスト」と揶揄された。
80歳すぎのおばあさんに修復させたら、イエス様が猿に退化したというシュールな作品。
でも、この修復のおかげで寒村は観光客で溢れかえったそうですから、ある意味 成功?
スペインではモデルニスモ以後にもダダイズムとかキュービズムとかが生まれ、パブロ・ピカソやサルバドーレ・ダリなどの著名な美術家を排出した土壌が形成されているようで、修復がハンパないです。
またCNNより
2018年には北部ナバラ州の町エステリャにある教会が、16世紀に作られた木彫りの聖ジョージ像の清掃を美術教師に任せたところ、おもちゃのフィギュアのような容貌に変えられてしまった。
素晴らしい出来映えです。やはりポイントは、目が逝っちゃっているあたりでしょう。
聖ジョージの彫刻の修復前(左)と修復後
80代のおばあさんはイエス様を猿化させましたが、美術の先生でもこの腕前。
先生… 普段はガンプラを組み立ててばかりいたのでしょう。
さらにCNNから
スペインのコレクターが所蔵していたバロック時代の画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョの作品の複製画が、修復で台無しになってしまった。地元紙エウロパ・プレスによると、ヴァレンシア地方に住むこのコレクターは、家具修復業者にこの絵の修復を1200ユーロ(約14万5000円)で依頼した。しかし、2度にわたる修復作業の結果、聖母マリアを描いた「無原罪の御宿り」は、オリジナルには似ても似つかないものになってしまった。
家具の修理屋に画の修復なんかまかせたから...
ムリーリョの「無原罪の御宿り」の複製画
手を入れる度にどんどん怖くなる。二度修復したらメラニア夫人になってしまった。
モザイク画を修復したらこれだ。 泳ぐヒトも、波もカモメも、元のバランスを全く保っていない。
カモメさんは肥っちゃって、まるで白いキョエちゃんに。
泳ぐ人は元々ツーブロックっぽかったけど…モヒカン刈りで豊満な乳房に…。
百均で買ってきた、中華プラスチック製のフィギュアみたい。
生まれたてのイエス様に「ほうれい線」があるし… 神の御子は今宵しも怒っていらっしゃるよ。
そもそも基督教では禁断の空色を使っている。空色はユダヤ教の色だから、基督教では使いません。それにイエス様が黄緑色の服を着てるっていったい… これを修復した人は、悪意があったとしか思えません。
こちらのファサード彫刻の修復結果も残念すぎます。というか、残念を超えています。
これも、顔がトランプ化している。さらに、小型の女性像の股の間が… ワレメちゃんがクッキリ♪
バルセロナでサグラダ・ファミリア教会を見た時に、東の『生誕の門』の荘厳で精緻な造りを拝観し、その後で西の『受難の門』を観たら…あまりにも作風が違うというか、もしかして手を抜きました?な雰囲気に驚きました。
面白すぎて、こういうのばっかり見物する旅行にも出かけてみたいです。
でもその前にコロナちゃんが収束してくれなくちゃ、何もできません。
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