Friday, August 9, 2019

Changi Terminal 2

あからさまに埋め草記事ですが... シンガポール国際空港、通称チャンギ空港の第二ターミナル。

ここのランドマークは、この これ以上は無理なほどヒトを馬鹿にしたような花 です。
正面から撮影してみました。
どうですか? その威風堂々としたたたずまいには激しく胸を打たれることと思います。(笑)

しかも、ごていねいに CHANGI airport Singapore って立て札まで着いてるしぃ。
この立て札って、きっと記念撮影用だよね。よく自撮りしてる乗客がいるし...。

ほら。言う側から自撮りしてるし。(ご丁寧にも「花」は二体あります... なんだかなぁ)
しかしこの大きさとシュールさには、毎回度肝を抜かれます。

まんなかから生えている3本のヘロヘロ(雄しべ?)だけでも、成人の身長よりも高い。
どうすればここまでヒトを馬鹿にしたようなデザインを思いつけるのでしょう?ひたすら感動します。

このターミナル内の人工庭園に入ってみました... すると、案内版がある。
Enchanted Garden「魅惑の庭園」
デヅニーの Enchanted Tiki Room の日本語版は「魅惑のチキルーム」だから、この訳でいいと思う。
多分パクリやがった... w

説明文が凄いです。ツヤツヤの床、セクシーな腰掛け、エキゾチックな植物...。
古代シダみたいなのを植えた時点でもう逝っちゃってるのは判るが、かなり凄い。

そして、センターでは これ以上は無理なほどヒトを馬鹿にしたような花 が異彩を放っています。
説明文によれば、56,000ピース以上のステンドグラス・モザイクを使って制作されたそうです。
え~、いちおう専門家なんですが... ステンドグラスとモザイクグラスってガラス工芸的には別物ですから。

そんで、ガラス工芸屋さんからの視点では... なんかとんでもなく資材の無駄な気もする。
でもこんだけ記念撮影する人をひきつけているから、作品としては成功しているのか...。

この形状で人々を引きつけるその姿に、ラフレシアを思い出しました。
こんなの...。
そして、これ書いてて思い当たりました。

以下、Wikipediaより抜粋。

 ラフレシア(Rafflesia)は東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物で、花は直径90cm程にも達し、「世界最大の花」としてよく知られている。この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエであり、死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する。
 ヨーロッパ人ではシンガポールの建設者であるトーマス・ラッフルズの調査隊がこの植物を最初に確認した。確認された1826年当時はまだ科学がある程度しか進んでいなかったため、同行したメンバーは「人食い花ではないか?」と恐れたが、ラッフルズはそんな迷信を恐れず、花に触って無害であることを証明したとされる。

たぶんこうだったんじゃないか劇場。©チコちゃんに叱られる

同行者たち:「わーん。怖いよぅ。怖いよぅ。食べられちゃうよぅ。」
ラッフルズ: ツン... ツン... (いくぶんの間)「...だいじょぶみたいだぉ♪」

・・・さすが、偉人です。(爆)

この これ以上は無理なほどヒトを馬鹿にしたような花 は、やはりサー・トーマス・ラッフルズのラフレシアを基にしたのでしょう。大きさや屍肉に似た色彩などはともかく、幸か不幸か汲み取り便所の臭いは再現されていません。

それでも屍肉にたかるハエのように引きつけられる人々...w

シルバークリスラウンジを退室した際、ちょうど真上から見物できるアングルがありました。
俯瞰で見ると、かなりイタイです。埃だらけでお掃除が行き届いてないのが、シンガポールらしくない。

こうやって見物してググって造詣を深めると、愛着が... う~ん。(汗)

ラフレシアといえば、以前 Campbell(F) さんを『ラフレシアのようなヒトだ』と称えた事がありました。いや。屍肉に似たとか巨大とか臭うとかは除外して、人々を引きつける強いカリスマ的な部分が、です。...まぢで。(強調するとかえって追い打ちかも...(汗))
【記事脱肛後、最新情報を追記】先週、8月の第壱週にチャンギ第弐ターミナルを通った時の『魅惑の庭園』...
驚くべき事に、この花にはさらにヒトを馬鹿にする余地がありました
花の真ん中を「国旗盛り」にしています...。
8月9日(今日)が独立記念日だそうで、その飾り付けのようです。

 Happy Birthday Singapore! というメッセージがあちこちにあって、インスタ映えでヒトを誘います。
恐るべし、人工ラフレシア!!(←勝手に命名)後から後から ハエ ヒトを捕まえていました。


6 comments:

  1. おわー、室内庭園・・・ようやりますねえ。
    このオブジェ?は・・・どのような感想を述べたらよいのか・・・
    エマニエルさんの椅子にも似たような・・・
    でっかいヘゴシダまで一杯持ち込んで、造っているところを見てみたいです。
    池まで有って、多分錦鯉まで泳がすなんて・・・

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    1. あつさん...

      エマニュエル夫人、あつさんが18歳の時でね?
      誰もわからないと思います。

      あの Koi Pond に丸く出っ張ってるお立ち台、床が硝子なのよ。
      もうくすんでるけど、いちおう下の水面が透けて見える設計だったみたい。

      そして、じゅらっしくなシダは手入れが悪いというか...
      24時間営業の環境下で休まるヒマも無く、どんどん氏んでいきます。酷い。
      きっと鯉も氏んでるんだろうけど、どんどん入れ替えるようです。
      シンガポール、威信をかけているのでこういう場所に使う金だけはいくらでもあります。

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  2. ええ、覚えていますとも…
    ラフレシアってどんな花か知らなくて
    同居人に聞いたら確かビミョーな顔をされたこともw
    ラフレシアって読んだ瞬間、あの時のことが蘇ってきましたよ…w

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    1. タミさんは野菊のようなヒトだ。
      僕は野菊が大好きだ。

      以上、偏差値70の木更津高校の現国『比喩表現と三段論法』の章で習いました。
      Campbell (F) さんへのコメントはこれを応用したものでした

      Campbell (F) さんはラフレシアのようなヒトだ。
      僕はラフレシアが... う~~~~~ん。(汗) ←リカバリー失敗

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  3. ObaKoba-sann,

    Commuters between SFO and SIN (is there anyone excluding you ? …lol) can presently hike in the Enchanted Garden brought into being inside the Departure Transit Mall at Terminal 2, can’t they ?
    Is the Garden the glass sculptures ?, and inspired by the tropical rain forests of Borneo, Tasmania or other place like that ?
    Anyway, the weird flower(?) enshrined in the center of the Garden is developing a bewitching general feeling and mood within the themed Garden.

    I don’t know if the Garden is a profuse and delightful space, nor if the Garden lets the passengers feel at ease within the busyness of the transit field.

    Still, I’d like to see what an artificial and programmed garden looks like in real.

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      Just a quick correction: The structure of Singapore Changi airport is similar to… amongst the airports you experienced, Amsterdam Schiphol airport, which has departure and arrival unified level for ease of transfer.

      And just a tiny correction: Tasmania is located in southern side of Australia, which means, the weather is cooler than Sydney or even Melbourne. Because you pointed out this island, and there are famous cold climate resistant fern (dicksonia antarctica), I’m a bit screwed up so I double-checked with Wiki. Please refer to the following link.
      https://en.wikipedia.org/wiki/Climate_of_Tasmania
      Changi Terminal 2 is nicely air-conditioned but it will be more inappropriate to plant those cool-climate ferns under that property, I think. Or there is no benefit or proper reason to import those Tasmanian ferns to under the equator island.
      Anyhow, whichever the origin is, the ferns are slowly dying because of super-artificial environments with lights on 24/7. No plants can survive that miserable atmosphere.

      I didn’t try identifying those “man ferns,” but it’s obviously their local ferns, supposedly brought from Borneo or simply bought from Singapore Botanic Gardens or Flower Dome, but definitely not from the Supertree Grove. (lol)
      “The Flower Tremendously Cheating on People” or “Artificial Rafflesia” is built with stucco and glass pieces around the body part, and then the translucent petals are in plastic. Therefore the words “Stained Glass” is being abused, I felt.

      Changi Terminal 2 is a bit tired facility now. Hence the Enchanted Garden is the only curious spot just in the center of duty free shops close to E-Gates, then the opposite side F-Gates area have some wide space but displaying (or selling?) Volkswagen vehicles. Otherwise, nothing special here sadly… but still a worth visiting there if you never been to.

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