Monday, January 2, 2017

Karaköy Rooms

また旬のイスタンブールへ行ってきた旅行記に戻ります。

イスタンブールではここんちにしか泊まらないので毎回ご紹介していますから,ざっくりと。
いつももらう6階の11号室から観た,ガラタ塔です。新市街のランドマークになっています。

朝になってから撮影した外観が,こんなです。
7階建てで,地上階(欧州式の0階=日米式の1階)とその上階が併設レストラン&居酒屋のカラキョイ・ロカンタスです。ロカンタのほうはまた別記事でざっくりご紹介いたします。

で,11号室はこんなです。これがいちばん安いスーペリア・ルーム。
やたら広い。欧州基準だと普通のシングルルームの2~5倍は広い余裕の造りに惚れました。こんな広い部屋は珍しい。

内装があえてレトロにしてあるのも,デザイン関係な私のハートを握りつぶしてくれます。赤銅のパイプがむき出しな配線・配管にスイッチ類は100年前みたいなデザインで楽しくなってきます。でも改装後数年程度なうえメンテが行き届いているのできわめて清潔なんです。
部屋のどまんなかにぶっとい柱が貫き通ってるのが,なんだかイイ。
この建物,かつてエストニア領事館だったものを改装して使っているので造りは堅牢です。

ベッドがペナペナに見えるようで,適度に硬くて,それでいて腰痛は起こさないのよ。
欧州では珍しいほどのキングサイズなのも嬉しい。ホテル部分の最上階(7階はオーナー夫妻の自宅)なので道路からの騒音もほとんど届かず,毎晩ぐっすりと眠れました。

そして,このカラキョイ・ルームズのもうひとつの目玉は,朝食ブッフェです。
開店当時は20ユーロ別途に徴収だったのが,今は一泊朝食付きになって,フリ-ブッフェ!

朝食込みになったのにクオリティは全く落としていません。さすがです。
毎朝種類を変化させつつハム1~2種類,チーズ3~4種類に,果物,オリーブ,キュウリにトマトにヨーグルトが必ず並んでいます。

そしてパン。数種類のパン,ペストリー,パウンドケーキ等があります。
温めて食べたい人はトースターも。
自分でトースターにかけたけど焼き上がったらオーナーさん♀,女将のアイリンさんが持ってきてくれました♪

最初の朝は,こんな。今回は5泊しましたが,僕はマンネリ平気というか好きな人なので,いつもこんな。
従って,もう『珈琲はカプチーノで』と『玉子は2個ソフトスクランブルドで』と伝えなくとも,さっさと造って持ってきてくれます...。あと特筆ものはオレンジジュース。地元トルコ産のオレンジを毎朝ホームメイドで絞ってくれた新鮮なものです。季節によってネーブル,バレンシア,あれこれ温州みかん?みたいなバラエティをミックスして出してくれます。この最初の朝はマンダリンオレンジに少しのグレープフルーツをミックスした爽やかな香りのOJでした。

これがソフトスクランブルド・エッグ。地鶏の卵なんでしょうか,色が凄くまっきっきで香りも良い。以前オムレツを頼んだこともあったけど... 普通の白い皿に載って出てきました。スクランブルエッグを頼むとこの中東っぽい?銅のパンに入って出てくるのもお気に入りの理由です。
3日目,オーナーの女将さんに「ちょっと焼きすぎた? イヤだったら造り直すわ」って言われたけど,たっぷり半熟部分があってむしろ上出来でした。でもそのくらい細やかな気遣いをしてくれるオーナーさん&あさごはんシェフさんが揃っているのが嬉しいです。

コーヒーカップを飲み干す度に,もう一杯欲しいか聞いてくれます。
いつも2杯目のカプチーノで,お食事終了。

別の日に iPhone で撮ったカットがあるので,参考に載せておきます。
玉子はおなじ調理だけど,パンが違う。この日はクインスのジャムが最高でした♪

旧市街・新市街・アジア側のどこへ行くにもロケーションが抜群に便利なうえ,この朝食内容で一泊70ドル以下。
僕にとってイスタンブールの宿は今のところ Karaköy Rooms しか考えられません。

2 comments:

  1. 新年早々、嫌なニュースがトルコに有りましたねえ。それも、ヨーロッパ側で、
    どうも、今年もきな臭い話題が世界中に蔓延していて、そういう意味では気が重いです。

    さて、
    このお宿、もう何回目かのご紹介でだいぶ覚えてきましたが、
    このお値段でこのクオリティって有りがたいですねえ。
    露出の配線もかえって面白いです。
    これで、埃っぽさが無いとなれば、最高のお宿ですね。

    まあ、
    お気をつけてご旅行くださいませ・・・

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    1. ベスト電器センセイがご指摘のように,トルコは旬ですよね...。

      でもあのナイトクラブって,NHKでは『イスタンブールの中心部』って繰り返していますが,新市街の北のはずれで公共交通機関は30分に1本のバスがあるだけ。だから僕は普段行きませんが...どう言えばいいのか,原宿状態?な裕福な若者と外国人がイケイケの街です。そうすっとISISな人々の視点では背徳なわけで。トルコって世俗主義だから,同じスンニ派でも狙われるんですね。

      この宿は苦労が絶えなくて気の毒なくらいです。オープンしていきなり政府がブティックホテルの営業許可取り消したり,テロが相次いで観光客が激減したり。オープン当初はこの部屋120ユーロだったので,当時の米ドル換算だと一泊150ドルくらいでした。それが今では半額以下。応援する気持ちで通い詰めているんですが,オーナーから見たら『Obakobaは値引きで足元見てつけこんでる』って思われてるかも。(汗)

      > これで、埃っぽさが無いとなれば、最高のお宿ですね。
      ハウスキーピングに来るお掃除のお姉さん達,まるで明治時代の日本赤十字社の看護婦みたいな衣装でやってくるので,もうそれだけで衛生的に見えます。ぢつわ... 使ったマグカップにあえて水滴の水垢がわずかに見える状態で元通りに置いておいたら... 風呂とおやつ(バクラヴァ)が終わって部屋に戻ったらピッカピカになってました。(恥)

      ビザがまだ有効なので今年は2回予約入れてます。さらにもう1回追加で飛ぶかも。宝くじと同じで「買わなきゃ当たらない」んですが,もういつ逝ってもいい歳だし,子供はネコしかいないし。(笑)

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