Sunday, September 8, 2019

Mango o Mango

シンガポール滞在中は毎日のように中華街へ出かけ、行く度に2回はスノーアイスを摂取。
お店のおばちゃんも会計の姉ちゃんも顔見知りです。すっかり常連さんになっちゃった♪
これです。マンゴースノーアイスがお気に入り。いちばん味が濃いと思う。

マンゴーに飽きたら、西瓜とライチーのスノーアイスがサッパリしていて美味しい。
西瓜オンリーが無いのでこのコンビが西瓜のスノーアイスをいただける唯一の選択肢。
ライチーが予想以上に美味。ただし添えてあるシロップ漬けのライチーはイマイチです。

肝腎の西瓜の部分は... 口に含んだとき、旧い水道管のようなヒントがある。そして瓜の仲間を食べた後の余韻が残る。風味を書き落とすと、なんだかネガティブな表現ですが... 西瓜って元々そんな風味じゃなかったっけ?ともあれ、西瓜とライチーのコンビは繊細で微妙な風味なので、味の濃い物を食べた後にはピッタリです。

マンゴーとライチーのコンビもあります。ややサッパリしたのが食べたい時にはいいバランス。
マンゴーだけのスノーアイスの時には載っかってこない、マンゴー味のプチプチが付いて来るのが楽しい。

とある日、味香園甜品でマンゴーのスノーアイスをやっつけていたら、足元で見かけた箱。
新鮮なマンゴーを市場から仕入れているようで嬉しいですが... 絵がなんか変かも。

マンゴー箱の図柄を拡大してみましたが...
なんだか「鷹の爪のおばあさん」というか... 太っちょのトンガラシにしか見えません。東南アジアの人たちはマンゴーの形状について、我々とは少し違う感覚を持っているのかもしれません。

さて... またある時、味香園甜品でスノーアイスを食べていたら、相席した親子連れは日本からの観光客でした。

小学生くらいのお嬢さんが両親に問うています。

「ねぇ、マンゴーってどんなふうになってるのかなぁ?」

おせっかいな僕を煽るような台詞に、思わず口を出してしまいました。
差し出がましく割り込んだお詫びと、日系人であることを明かしつつ答えます...。

「マンゴーのなる木はね、20メートルくらい高くなるんだよ。街路樹にもなってるよ。」

「えっ! 街路樹がマンゴーなの!?」
毒者のみんなは、上写真のどこにマンゴーの実があるか判ったかな?(答えは下のクローズアップ写真)

「そう。背の高いおおきな木だったら、マンゴーの実がぶら下がったまんまだったりするよ。」

「え~! すご~い!! 探したら判るかなぁ?」

そこでマンゴーの木と実の見分け方をお嬢さんに伝授しました。

「仏様にお供えする葉っぱみたいに濃い緑色だけど、もうちょっと細長くて縁がビロンビロンなんだよ。」
ビロンビロン!?」

「そう。」(あなたのお母さんみたいに。という台詞は飲み込んだよ)

「それからね、マンゴーの実はつるが長くて、そこからブランブランにぶら下がっているんだよ。」

ブランブラン!?」

「そう。」(あなたのお父さんみたいに。という台詞は飲み込んだよ)

彼女が成長してCまで行った時、ビロンビロンでブランブランな会話のためにPTSDにならない事を祈ります。
(うちの嫁みたい、とか、うちの旦那みたい、と思った毒者、職員室には来なくていいです)

シンガポールでマンゴーが街路樹なのは島の東側、旧市街のほうに多いみたいです。
広くて整備された道では、上写真のようにモンキーポッドと思しき街路樹が多く植えられています。
モンキーポッドだと確実に同定できませんが、マメ科で「この木なんの木」な樹勢から判定しました。

ちなみに日立グループの社歌で知られる「この木なんの木」はオアフ島のホノルル空港の近所に生えていますが、あれが育つならハワイでもマンゴーが育つはずです。なんでハワイでマンゴーを街路樹にしないのか考えてみましたが...

 ・マンゴーが熟する頃、木に登って堕ちて氏ぬ馬鹿が続出。
 ・果樹なので収穫や剪定のメンテナンスが大変。(流石に街路樹の摘果まではしないと思う)

このへんを考えると、ハワイ州の予算や島民の民度を考えたら無理ゼッタイ!と判断するに至りました。

同様に、新嘉坡はみんなドリアンが大好きでも街路樹にしたら... 死人続出は必至で無理ゼッタイ!
(ジャワ島北部ではドリアンが街路樹に... でもヒトの命が安いし、街路樹が臭くても街中臭いから無問題)

一方で、台彎でも見かけましたが、ほぼ先進国になってきた東南アジアでは果樹が街路樹でも大丈夫。
上はシンガポール東部でよく見かける状況ですが、バス停のすぐ後ろがズラリとマンゴーの木です。
でもなぜか、黄色く熟するまでブランブランしているのを見たことがありません。

まめに収穫しているのか、夜マンゴー泥棒に来て堕ちて氏ぬ馬鹿がいるのか、知りたいところではあります。

4 comments:

  1. マンゴーの木ってそんなに植わってるんですねえ。熟すころには・・・誰かさんが持って行っちゃうんでしょうねえ。
    この、スノーアイスって、日本でもあるのかなあ。と思って調べたら、こういう新しいものは、原宿なんですねえ。お店があるようです。湘南にもいずれ、どこかで出てきそうですが…、

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    1. あつさん、

      マンゴーがたくさん植えてあるんですが、かぶれるヒトっていないのかどうか、不思議。
      ウルシ科の植物なので、敏感肌のうちの母はマンゴーの樹液に障ったら完璧アウトです。

      でも、黄色くなってぶら下がっているのを見たことがないんですよね。
      多分道路公団相当の政府がまめに収穫してるんだと思います。
      きっとバナナみたいに青いうちに収穫して追熟してるかも。
      リンゴが高い國なので、やはり追熟はエチレン処理でしょうか。←農家の会話w

      来年はあつさんが湘南海岸でスノーアイスの「海の家」やったら?
      SNSで上手に拡散してもらえばすっげー儲かると思うけど。

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  2. obaKoba-sann,

    You go to Chinatown during a stay in Singapore almost every day and take in Snow Ice.
    It means you have completely become a regular customer of the shop.

    Here it is ! Mango Snow Ice is your favorite !!
    Snow Ice of Watermelon and Lychee refreshes you when you get tired of Mango one.
    You have to choose this combination if you want to taste watermelon because there is not Watermelon-only Snow Ice, though lychee is unexpectedly delicious.

    Southeastern Asian people may have a slightly different sense with us about the shape of the mango since the picture of it looks like a fat red pepper.

    A party of parents and their daughter who shared a table with you was tourists from Japan when you ate Ice Snow.
    The young lady asks her parents, “How do mangos lade a tree ?”
    You broke in their conversation, "The mango tree rises up to around 20 meters and becomes a roadside tree".
    “A roadside mango tree !”, she surprised.
    There seems to be mango roadside trees in the east side of the island.

    AND, in the northern part of Java, there may be durian roadside trees !?
    I’m awfully sorry to say I cannot imagine such a grisly scenery, or do not even want to imagine (lol).

    Anyway, thank you for introducing the detailed ecology of the mango.

    Yamada denki

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    1. Yamada denki sensei,

      Thank you for your effort to translate the article in English.

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