Friday, March 18, 2022

Kaisariani Monastery

 土曜日の朝。天気予報が当たって快晴。予定通りに郊外の丘へ出かけました。

タクシーで近くまで乗りつけてから、徒歩で山道を登ると… 修道院があります。
壁に囲まれた修道院跡ですが、参観できるようになっています。

入口が、ここ。
堅牢な壁に囲われています。山奥にあっても、かつては山賊とか悪い人がいっぱい押し寄せたんでしょう。

ワクチンパスポートを見せて… 入場料を払って中に入ると、いきなり中庭です。
左側が厨房や会議室。右手には礼拝堂があります。

こっちが礼拝堂。
宗派はもちろん?のギリシャ正教。

この修道院跡についての説明板がありました。
オスマン帝国の支配があった頃にうち捨てられて、その後修復作業が進んで2009年に修復が終わったらしい。

イラストでは、こんな見取り図が。
位置関係からすると… 現在の入口は右上のほう。左下・手前にあるのが礼拝堂です。

同じ立ち位置で、見取り図の上の方にあたるのが、宿舎になっていた建物。
ここで暮らしていて、目の前が修道院って、どういう気持ちだったんだろう。

…と、ここでアテネの先生に電話がかかってきました。クライアントからみたいです。
マスク外して電話する奴。(屋外でも、この施設内はマスク着用規定)

ちょっと下の方から撮影したせいもあるけど… デヴだけど足が長くて頭がちいさくて八頭身に見えて、なぜか悔しい。もっとも、身長が 183cm あって、もし頭でっかちだったら、それはそれでかなり怖い。

電話の邪魔にならないように離れて庭先を眺めていたら、春の野草が咲き始めていました。
スミレです。葉が丸いので日本のタチツボスミレに近い種だと思います。
電話を終えたアテネの先生がやってきました…。

「ほう、もう春の花が咲いてるね」
「キレイなバイオレット(スミレ)の花だよね」
「いや。これはバイオレットじゃないだろう?」

この程度の植物の同定なら、いくら地元の人に言われてもこちらの自信は揺るぎません。

「バイオレットです! ヴィオラ Viola に分類されます!」←キレ始め
「ごめん… 百姓の学びを受けた人にはかなわない」 ←キレ始めを予知

とりあえず弁護士を論破したぞ。w

それから、一緒に礼拝堂の中へ入ってみました。
写真に撮ったらハッキリ判ったよ。アテネの先生って… ザビエルだったんだね。(そこか!?)

礼拝堂中央のクーポラにあったフレスコ画が凄い。
もちろん修復して十年ちょっとだというせいもあるだろうけど、外光が差すと黄金色でキレイ。

その礼拝堂を改めて外から眺めると、こうです。あのドーム状の部分が内側いちばんキレイな場所です。
てっぺんの十字架が、xyだけなくz方向にも、3D で展開されている?

・・・ゴルゴダオブジェクトみたい!←発作

土曜日の朝に、一人だったら絶対訪れなかったであろう場所に案内されて嬉しかった。

Kaisariani Monastery of Saint John
Ιερά Μονή Αγίου Ιωάννου Προδρόμου Καισαριανής
Address: Καισαριανή 161 22
Tel. +30 210 7224 167

Hours: everyday 8 am - 6 pm

あ。修道院の中庭に、ネコ発見!! とてもキレイなトラネコさんです♪
「に゙ぁ゙~ご~♪」

反応しません…。もっと大声で呼ばなくちゃダメかな?

「に゙ぁ゙~ご~♪」

アテネの先生、かなり引きながら聞いてきました。

「いったいどうしたの?」
「ほらあそこ、ネコがいる」

「英語でどう言う… 誰かに飼育されていないネコは呼んでも無駄だろう?」
「英語では Feral Cat か Stray Cat。人になついていれば Stray Cat だよ… あ、寄ってきた!」
「に゙ぁ゙~ご~♪」

だんだん近づいてくる♪ シッポは「かまってください」の位置にアップ!

「に゙ぁ゙~ご~♪」

「もう呼ばなくてもいいんじゃね?」

アテネの先生… 明らかに引いています。

さらに近づいてきたトラネコさんは、まさかの行動に出ました。
ゴロゴロゴロ…す~りスリスリ… って、俺が呼んだのにそっちへ行くんかい!?

「く… 悔しい。負けた」
「かわいいけど、きっとこの修道院で飼われているんだろうね」

ねこあつめに負けて後味の悪いまま、修道院を後にします。

そのまま、丘の稜線を歩きながら麓へ降りようと言われました。…歩くんかい。
「サクラの花? 満開だねぇ♪」

樹勢や花の色からして、きっと欧州の山桜だと思いました。

「これはアーモンド… って、君のほうが専門家だったね」
「いや… 欧州の植生は詳しくない。カリフォルニアのアーモンドは花がもっと白いし」

普通は果樹園に植わっているので、こんなに育った野生っぽいアーモンドの木は見たことがありませんでした。確かに木の下には、アーモンドが入っていそうな、去年の実の天神様がたくさん落ちていました。

また美ネコ発見!! 今度はクラシックのシマシマな赤猫さんです。すごいキレイな色。
…でもなんか、小柄。
ギリシャはヒトのオスが大柄なのに、ネコは小柄。栄養の問題か?

この子は人見知りがあるようで、呼んでも無駄でした。
アテネの先生によれば、僕の呼び方が怖いそうです。

さらに丘を歩くと… 今度は廃墟になっている教会が。
看板の英語には「近代キリスト教の教会跡」って書いてありました。

近代って言われても、なにしろ紀元前から歴史が続いてる國なので、いつ頃か不明。多分、ローマ帝国の支配後、オスマン帝国の支配前くらいでしょう。

遠目に見たら家畜小屋みたい(ぉぃぉぃ)ですが、それなりに大きな建造物です。
6フィートちょっとあるアテネの先生と比較すると、天井の高さが判りますよね。

さらに… もう歩きたくないけど、クルマが走ってる場所まで降りないと帰れないし。(泣)
「いい天気だねぇ。休日はこうやって郊外の新鮮な空気を吸って歩くんだよ♪」
「それはそれは。健康的な生活で時間を有効に活用していますねぇ」←ほぼ嫌味

アテネの先生はこの丘を歩き慣れているらしく、迷うことなく麓へ降りました。
でもタクシーを見かけない… と思ったら、墓場があって、そこに黄色いクルマが!

「あ、タクシーがいる!」
「でも墓参りの客待ちじゃね?」

それでも、アテネの先生が運ちゃんに話しかけてくれました。

 【ギリシャ語で会話中】

「草むらで小便してきたら市内へ行ってくれるって。先に乗って待ってろって♪」

若干デリカシーに欠ける会話をしたみたいだが…

「ラッキー♪ もう歩かずに済む~♪♪」
「で、市内って… どこへ行きたい? 希望はある?」
「中心部だったら、プラカ地区へでも行けばいいんじゃね?」
「判った! まだ仕事のアポまで時間があるから、プラカを歩いてから昼食を摂ろう!」

げ。…まだ歩くんかい!?

Wednesday, March 16, 2022

Tomas Kebab

ディナータイム。インタコから2ブロックくらいの近所にあるシーフードの店へ立ち寄ったら、まさかの満席!

外でタバコを吸っていた、そのレストランのシェフに「俺たちが出前を頼む美味い店がある」と聞いて…
さらに数ブロック、ホテルから 500m ほどの、ネオス・コスモス駅までもう少しという場所にあるケバブ屋へ…。

(今夜もまた串焼き肉ですかぁ!?)と、心では思っていても、美味しいなら文句は言いません。

持ち帰り客が数名外にいるけど、店内へ足を踏み入れたら…
椅子とテーブルが片付けてある? お持ち買えり専門で営業中なのか…。

「どうする? ホテルへ持って帰る? 他の店を探す?」
「でも、あの人気店のシェフが勧めていたし…」

そしたら、ミラーの貼ってある壁の前にいた二人が「もうすぐ食べ終わるから、ここへ座れ」って。

有り難く、店内を撮影しながら空席を待ちました。
このカウンターにもたれかかっている太いヒトは、出前配達サービスの兄さん。
出前配達の人がかなり頻繁に来ているし、電話鳴りっぱなし。ここも相当の人気店です。

オープンキッチンの上にはメニューが… 左半分は読めないけど、右半分が英語。
串焼きの肉がどれもセットで10ユーロ以下だから、こなれた値段。

許可をもらって、串焼きの様子も撮られてもらいました。
このノリは… いわば、西洋やきとり屋?(笑)

使い込んだ段ボールの切れっぱで仰いだら火がおこるのが、なんかプロっぽい。
今度、焼き鳥屋の団扇を持ってきてプレゼントしたくなりました。
でもきっと使い慣れた段ボールの切れっ端のほうがいいんだよね。(笑)

注文が来るまで、まずビール。アテネの先生がショーケースから自分で持ってきました。
先生はまたカイザー、僕はノンアルコールのビールで。

最初にドカッと届いたのが、フレンチフライ…。
かなりの量があります。これだけでもう他はいらなくなりそう…。

一本、届きました。最初はラム肉です。
ここの串焼きはしっかり味付けがしてあるみたい。

だんめんず。
ラム肉ですが、挽肉ではなくて叩いて柔らかくしたっぽい。
いかにも中東系の香辛料が使ってあって、イスタンブールのスパイスバザールを思い出す。

「これ食べてると、イスタンブールのスパイスバザールを思い出したよ」
「中東系のスパイスミックスだからね。でもここはトルコじゃない中東系だよ」

…区別がつかない。

店員さん達はギリシャ人じゃなくてトルコ人に見える…。
額、鼻、半月型の眉…やっぱりトルコ人に見える。

中東系の難民を手助けしている先生が言うんだから間違いないんだろうけど、もう少し中東を詳しく知りたくなりました。でも、まずは英語がよく通じる、文字もアラビアよりは読み易いギリシャから。

頼まなかったけど、『スズキのケバブ』というのがありました。
スズキって Sea Buss?ってアテネの先生や店員さんに聞いたら… ソーセージらしい。
こんど来たら、是非会ったことのないスズキさんを試してみようと思います。

さらに届いたのが… スープ??
上にはヨーグルトとトマトソースに中東スパイス。

だんめんず… が、内部が液状だから見えない。
中には、肉汁っぽいスープと一緒にトーストしたピタ(ギリシャ風パン)が入っています。
オニオングラタンスープみたいなものでしょうか。最初ピタが肉片だと思って、ぬか喜び。

でも、スープが大盛りすぎ。半分以上残してしまい、しかも持ち帰れずに残念な思いを。
ホテルから散歩しながら到達できる場所にあるので、テーブル席が再開したらまた伺いたいです。

Tomas Kebab / ΤΟΜΑΣ ΜΑΡΙΟΣ ΟΒΕΛΙΣΤΗΡΙΟ
Address: Μήτρου Σαρκουδινου 49, Αθήνα 117 44
Tel. +30 210 9015 981

Hours:
  Mon - Fri: 11 am - 12:30 am
  Saturday: 10:30 am - 12:30 am
  Sunday:   Closed

Monday, March 14, 2022

Arcadia Restaurant

翌日、アテネの先生は仕事に行っちゃったので、ひとりで市内をうろつくことに…。
この日はいい天気。青空の下を、またも懲りずにメトロのアクロポリ駅までやってきました。

昨年行きつけになっていたレストラン、アルカイダこと「アルカディア」でランチを摂ることにします。
仁王様のように両足を肩幅でふんばって、両手で Two Thumbs Up のポーズ出してる…(苦笑)

店の前まで来たら、ゲームヲタクの店員くんが僕をすぐ見分けて大喜び。

後ろに見える入口と見比べたら判るけど、この店員くんは典型的なギリシア男子。大柄で、どう見ても 190cm × 100 kg 以上あって WWE の選手みたいで、初めて見たら怖い。でも打ち解けたら穏やかな話しぶりの良い奴です。

店内へ入ったらゲーヲタくんが店長を大声で呼んでくれました。

4ヶ月ぶりなので店長(も 185cm 超え…)さんに「ウェルカム・ホーム!!」の連発で出迎えられ…
天井からの暖房があんまりキツくない席をもらいました。
テラス席ですが、風よけがあるから寒くない。でも換気は充分なので安心。

もう何も言わなくても炭酸水とフレッシュオレンジジュースが出てキマした。
冬場のオレンジジュースは、旬でよく熟したネーブルを使っているから、甘くて濃厚。
炭酸水で割ってもオレンジスカッシュとして楽しめるので、3分の2はそうしました。

今回の滞在では2回お邪魔しましたが、1回目はスパゲッティ・ボロネーゼで。
パスタの茹で加減をアルデンテ指定。モチモチに茹で上がったパスタに、ムサカに使うミートソースがよくあいます。

「安いもの頼んでごめんね。でもこれ凄く美味しいから」って、毎回言い訳しています。

デザートでは、この「解体されたカダイフィ」を頼みました。
クレム・フレーシュが濃厚で、糖蜜を吸った春雨みたいな、しっとりしたカダイフィが底のほうにあって、上のカリカリなパイ生地と一緒で最高です。アイスクリームも一緒に頼みたかったけど、冬場はアイスクリームを頼む人が少ないから置いてないそうです。残念。

そして2回目は帰国前日・日曜日のランチ、アメリカン・アンガスビーフのリブアイステーキを。
アメリカから来て米国産の牛を喰ってる奴… でも、なぜかこの日のステーキは小さい。ポテトは大盛り♪

焼き加減もミディアムレア指定だけど、ミディアム越してるくらい火が入ってる…。
それほど空腹ではなかったので特に文句はありませんが、コールスロー風のサラダの味付けも少し違ってたし、日曜日はシェフさんが替わると憶測します。

一方で、日曜日のポテトのほうが油ぎれが良かった。
カラッと揚がってサクサクのポテトは、オリーブ油使ってる風味がしっかり前に出ていて、こういうの好き♪

デザートは… バニラアイスが無いのが残念でも、生チョコのケーキで。
そういえばここんちのチョコケーキ、初めて試しました。ダークチョコっぽい仕上げのネットリしたケーキなので、バニラアイスがあったらさぞかし感動できたことでしょう。4月下旬に来たらアイスがあるだろうから、再挑戦します。

食事の前後に、ゲーム&アニヲタの店員くんと…

「『キメツのヤイバ』は観たか? あれはよく描けている」
「原作漫画は全巻デジタルで買ったけど、アニメは観てない」
「宮崎やヱヴァも凄いけど、最近の作品も観た方がいいよ」
「もう63歳だからアニヲタやってたらかなりヤバいと思う」
「いやいや、也ガ出身だったら生涯ヲタクでしょう?w」

…とか、滅茶苦茶な会話をしていました。

この店員くん、ゲームとアニメの話題が大好き。
僕がパスタをフォークに巻き付けている最中にも飛んできて、

「見ろ!あの客の帽子はワンピースのロゴだぞ!」

ホントだ。ガイコツマークの野球帽かぶってる…。
調子を合わせないと、こいつが浮くな…

「ハロー、ルフィ♪」

店員くんもお客さんも、大笑い。

何事かと、店長も立ち寄るけど…ヲタクな会話にはついていけません。
つか、40代以上だと英語力がイマイチ?(店長、8ヶ国語くらい挨拶できるけど)

ギリシア人の青年はおしなべて皆英語が達者なので、感心してアテネの先生にも聞いたんですが、インターネットの発達や、観光立国していることもあって、若い世代には英語教育が徹底しているそうです。だからどこへ行っても英語がよく通じるんですね。オランダほどではないものの、アテネも驚くほど英語が通じるから、しかも僕の訛りのある米語でもよく通じるから、とても居心地が良いです。

今回も快適にランチタイムを過ごさせていただきました。また4月に伺います♪
(日本が水際対策という鎖国を止めなかったら、6月も8月も伺います♪ (笑))

Arcadia / ΑΡΚΑΔΙΑ
Μακρυγιάννη 23-27, Αθήνα 117 42
Tel. +30 210 9238 124
greektaverna.gr

Hours:
  Sunday - Friday:  12 - 11:30 PM
  Saturday:  11 AM - 11:30 PM