Wednesday, January 14, 2026

One day in Istanbul

12月中旬のイスタンブール滞在で、やや目新しい部分を記事にしてみました。

ブルートくんが仕事おやすみの、とある平日。ショッピングや観光に付き合ってもらいました。
まずはホテルから数分、メトロ M2 線のタクシム駅から終点のイェニカプ駅まで乗って、メトロ M1 線に乗り換えて6駅を移動。

着いたコジャテペ駅前にあるのが、フォーラム・ショッピングセンターです。
入口はこんなで偉そう。でも平日の午前中だから、内部はガラガラ。

中は… アメリカのショッピングセンターと区別がつかないような構造。
3階建てで、数十軒の店がいろいろ配されています。

ここまで来た理由は… ここにスヲッチの直営店が入っているから。

入店して「しゅぬーぷーが付いたムーンスヲッチ、今日は売ってる?」って聞きました。

欲しいのは、こんなの。
「今日はスイスで雪が降っていないから販売できないんです~。」
「そうか… それは残念。じゃあまた来るわ」

ここで、事情を理解していないブルートくんが勝手にブチギレました。

「どゆこと? 商品があるのに売らないわけ?? なんだよそれ!!」

儂と定員さんと、二人がかりで説明というか、説得。

「まず落ち着いて。 これってゲームみたいなもので、スイスで雪が降っている日だけ販売されるんだよ。」
「そうなんです。販売していいかどうかはスイス本社から毎朝通達が来ます」

「ここはトルコだぞ!なんでスイスの指示で販売が制限されるんだ!?自治して無いのか!?」
とことどころの単語が判るから…多分、ブルートくんはこう言って怒ってる。

「当店はスイス直営ですから、販売指示はトルコ支社のトップではなく本社から受けます」
店員さんは僕が判り易いように、英語っぽい単語を多めに説明してくれている。

「とにかく、約 480US ドル払って買いたい客(儂)は諦めました。また来月も再来月も来るから。」
店員さんにはブルートくんのブチキレを英語でこっそり謝りました。

「きっと 1~2 月は、雪バッチリ降りますよ~」
「でも、在庫がはけて売り切れていたら辛いかも。」
「限定品でも、値段高すぎて人気ないと思うから、きっとだいじょぶ」

う~ん…。しゅぬーぷーのオメガスオッチが 480USドルだと買い控え起こすのか。
・・・後進国(ぉぃぉぃ)←この台詞は店員には言わなかった。ブルートに言った。

また1月に来るかもね。って言い置いて、退散しました。
店員さん… 次回はその短気なボディーガード連れてこないで、ってジェスチャーしてたよ。(爆)

アイスクリームとバクラヴァが有名な MADO ってチェーン店があったから、休憩。
アツアツのチャイ(トルコ式紅茶)に、バクラヴァとバニラアイスのセットを。

ブルートくん、まだブチキレたまんまです。
自分のケータイで、スオッチのトルコ支社カスタマーサービス(多分)を呼び出して、文句言いまくり。

かれこれ十数分、キツイ口調で話していて、その後やっと言いくるめられたようで、やや悔しそうに電話を切って。
…うん、まだ息が荒い。困った奴だ。

「もう理解できた? 気が済んだ? 僕は1月も2月もまた来るから♪」
「在庫があるのに売らない? スイスの本社の指示?? ここはトルコだぞ!
「一種のゲーム、遊び心なんだよ。今日は世界中どこに行っても売ってないよ♪」
「スゥオッチを扱っている提携店に行こう!」
「あ…この機種は直営店限定。かつ、スイスが雪の日に1直営店あたりひとり1日1本だけ販売。」
「なんだよそれ!? 他に取り扱う直営店は?」
「イスタンブール・シン空港内。帰りに立ち寄って調べてみるよ。」

ちなみに帰路で空港スヲッチにも寄ったけど、スイスは雨で売ってなかった。儂は気候変動を憎む

ブルートくん… 脳内はまるでオスマン帝国&お客様は神様状態。
スイス連邦による販売指示にムカつきっぱなし。

今月もしかしたら再挑戦してみるけど、ブルート連れないで行ってくるかも。

もうここで、アイス食べて頭冷やして。
バクラバ食べて脳へ充分な糖分を届けて。
そしてチャイ飲んで体を温めたら、次に行きましょ。
・・・という話になりました。

次どこ行く?となった時、儂はまだアジア側に一度しか行ってない。
長居したくないが、マルマライ(海底トンネル鉄道)でボスポラス海峡を渡った反対側を見物しよう!

で… またメトロ M1 号線を終点イェニカプ駅まで乗って、マルマライのイェニカプ駅へ乗り換えました。
2駅乗ったら、海峡の下を渡って… ユスキュダル駅に到着。アジア側です!!
とりあえず雨もあがっているから、駅前広場から南のほうへ歩いていきました。

海峡の対岸を見ると、丘の上にインタコが見えます。
iPhone17 Pro の8倍カメラで、よく見える。
「あ、あのへんが儂の部屋だ~♪」
「新型 iPhone って、カメラがすごいな。」

でも、おじいさんはブルートくんに新型 iPhone 買ってあげられません。
 ・ケータイ会社が eSIM 対応してないといけない。
 ・アメリカの iPhone だと、使用スペクトラムが少し違う。
 ・とどめに、トルコ国外から持ち込まれたケータイにはものごっつい追徴課税。

つくづく残念な國です。イスタンブールのアップルストアに行くと、儂が 999US ドルで買った iPhone17 Pro は 2,000 ドル相当くらいで売られています。

雨上がりの波止場沿いをトコトコ歩いてきたら…『乙女の塔』の近くに到達。
観光名物のスポットなので、みんな写真撮ってます。

しかも、なんだかウミネコさんかカモメさんが一杯いて、にゃーにゃーとウザイ…。

ブルートくんってば、シミット(トルコ名物、環状の胡麻パン)売りのおっさんから、パン買ってるし!?
しかも… なんか、テーブルロールみたいなの掴んでるし?
朝ご飯いっぱい食べたし、さっきバクラバとアイスも食べたし、何が不満なの?

ブルートくん… パン握りしめて寄ってきて、グーグル翻訳機の起動を希望します。

「俺がパンを空へ投げる。カモメがキャッチする。君はその写真を撮る」

無理 無理 無理 無理!

「儂は映像表現研究室卒で商業写真部。写大主席でも、動く物を撮るのは下手!」

ヒトの台詞聞いていません。ロールパンをちぎってカモメに投げ始めました。

「あ、そーれ♪」
ぱっちしたけど… 画角内にパン屑追っかける鳥とイスタンブールのスカイラインをキレイに納めるのは無理!

「撮れてる!! さすが元プロカメラマン!」

「昔取った杵柄ですが… って、杵柄取ってないけど…」

「今度、俺が記念写真を撮る! 思い出になる写真を撮る!!ブログに載せろ!」
撮られた儂は… 寒さにやられ、小用を放ちたく、かつ喉も渇いている、情けない老人の表情。

…見た目が香ばしすぎる?www

パン屑ちぎった指で iPhone のレンズを触れて、油脂が付かないか心配だったけど… やや感心。基本ちゃんと撮れているし、乙女の塔とその後ろの旧市街=トプカプ宮殿・アヤソフィア・ブルーモスクも綺麗に収まってて、水平線も分割配置のバランスも上手でした。儂よりうまいかも。

「ねぇ、トイレに寄りたいしコーヒーでも飲みたい。」
「じゃあ、近所のカフェに入ろう♪」
「オフシーズンでこの天気で、開いている店ってあるの??」
「店に誰かいたら、交渉する」
看板とかテントをメンテしているカフェが近くにあったけど… 交渉に行く奴。

トルコ語がネイティブで、かつ旅人には優しくするイスラムの文化につけ込んで交渉するんだから、やや気後れしますが、ブルートくんには本当に助かります。

「トイレ貸してくれる。カプチーノはマシンを温めたら造れる。」
ホントに営業していたのか? 申し訳なさすぎて聞けなかったけど、座らせてもらいました。

窓外に乙女の塔がバッチリ見えてますが、バルコニーは工事中…。
工事している兄さんやおっさん達は、目があうと会釈してくれます。

このカフェ… 天井の照明が、秋葉原ヤマギワ電機のランプ見本コーナーみたい。
エジソン式ランプがいろいろ…。夜見たらきっとカワイイ。

ちょっと時間がかかったけど、綺麗なエスプレッソを淹れてくれました。
清掃が行き届いた御不浄にも寄れたし、コーヒーも補給できました。

対岸の欧州側は晴れてきたので、あっちへ戻りましょう。
ホテルの周りは晴れて、おひさまが当たっています。

対岸行きのフェリーにはいくつか行き先があるけど… あ、なんだか新型のフェリー。
「あの新しい形のフェリーって、どこへ行くのかなぁ?」
「あれは確か、カラキョイ埠頭へ行く。」

「それ、いちばん便利かも。新型なら乗船時間もいちばん短いよね?」
「15~20分乗れば、カラキョイに着くと思う。」

最高です。その程度の乗船時間なら船酔いしても「さぁ殺せ!」になるほど酔わないはず。
改札ではイスタンブールカードが使えました。改札を通ったら乗船口に…。

乗り込んですぐは、こんな景色。
ひろび~ろ。外は風が冷たたくて寒いから、空いた席へ座りました。

座った目の前に売店がある!!
コーヒーや紅茶を淹れてもらえます。

ブルートくんがミルク入りコーヒーを買ってくれました。…たったさっき飲んだのに。

熱々のコーヒーをフーフーさましているうちに対岸へ到着。コーヒー冷ましてて船に酔うヒマがなかった。
カラキョイ埠頭です。
ヨーロッパ側へと、あっけなく帰ってきました。(手にはまだコーヒー持ってる)

きっとこの街にずっと住んでいたら、欧州だアジアだと気にしなくなるんでしょうね。

桟橋から地下道をくぐって、世界最古の地下鉄と言われる「テュネル」乗り場へ。
こんなのがカラキョイ埠頭の傍と、丘の上のベイオルーを繋いでいます。

ベイオルー駅を出てたところに、ノスタルジック・トラムの駅がありますが…
「たった1キロ足らずだ」と言って、ブルート君が乗車を許してくれません。(泣)

たった1キロ足らずを歩いて、ガラタサライ高校の隣にあるカフェ Wama's にやってきました。
ここ、実はブルートくんと来る前に、トルコの先生とも寄っていました。
ここって深夜遅くというか、未明の午前2時半まで営業しているのが便利至極。

そして… もうひとつ気に入ったのが、ネコ。

テラスシーティングに陣取ると、ネコが寄ってきます。
今回寄ってきてくれた数匹のうち、儂がいちばん気に入ったのは、このハチワレさん。

ヒトの食品は塩分が多すぎてネコの腎臓を痛めますから、気を付けてエサの寄付。
本人達は生活かかってますから、多少塩っぱくたってガンガン食べに来ます。

儂が頼んだ、パイナップルとマンゴーのスムージー。
ウエイターさんに「スムージーって半分凍ってるけど、本気?」って聞かれました。
「風呂屋の帰りだから、冷たい物が欲しい」と応えれば、納得します。(笑)

そしてこちら、「ヨーグルト・キョフテ」です。
下には角切りのパンとヨーグルト&トマトソース、そしてミートボールつまりキョフテ。キョフテの上には、ポテト・シューストリングが載せてあって、周りを焼いたパプリカやトマトで囲ってありました。

これはお気に入りになりました。
1回目に来た時はトルコの先生と分け合って、2回目はブルートくんが完食。

 Wama's はイタリアン主体なので、パスタがいろいろあって楽しい。
これは儂が食したスパゲッティ・ボロネーゼ。普通に美味。
何も指定しなくても若干アルデンテ仕上げなのは嬉しかった。

これは、トルコの先生が召し上がった、ラムチョップです。
柔らかいラム肉に添え物がいろいろ。

このラム肉は、1本がおネコさま達への貢ぎ物となりました。(笑)

ブルートくんが注文したのは… スープ。
レンズ豆のスープです。ここもいちおう中東なので、トルコでもレンズ豆が人気。

儂はレンズ豆やヒヨコ豆は好きくない。特にフムスとかに加工された奴らが。

ブルートくんがヨーグルト・キョフテを退治している間、儂はフェトチーネを。
フェトチーネ・アルフレードの鶏肉入り。たまに鶏肉抜きにしてもらいます。
ここんちのは加減のいいモチモチ感で、観光客向けの店とは思えない品質が嬉しい。

食後、目の前がトラムの「ガラタサライ高校前」の停車場だから、無理強いして乗った。
途中駅からだから、座れない。座れないかわりに、運ちゃんの後ろで、ぱっち♪

その後、車内へ入ってから、またぱっち♪
窓の「111」は、銀河鉄道の番号ではありません。多分開業111周年です。

トラムの終点はタクシム広場。

そこから、デモや火炎瓶や放水車をよく見かけるゲジ公園を渡れば、インタコに帰着。

帰って来て、もうアフタヌーンティーをサーブしてもらえる時間だから、クラブラウンジへ。
アフタヌーンティーの内容は、こんなです。

横浜でも六本木でも、品川ストリングスでも、インタコのアフタヌーンティーは試しました。イスタンブールのクラブラウンジは『ベランダ』という名前のレストランを兼ねているだけあってラウンジが地上階にあるため、周りの景色が庭っぽくて独特ですが、気取っていないので居心地いいです。

これはまた別の日にもらった、アイス・ラテです。
ここんちの「お茶の時間」は、気取りすぎず、でもイイ感じに接待してもらえて大好きです。

ただひとつの欠点は… ストローが紙ストローだ!

さすが12月なので、日暮れが近づくと暖炉に火が入ります。
ラウンジの半分の面積を占めるこの部分は喫煙可能なので、愛煙家のブルートくんと一緒の時はこっち側。

ここで『ぼっちごはん』になったら… レストランにもなっているので、夕食あるいは夜食を注文。
いつも頼むのは、スープとサンドイッチばっかり。

最近メニューが入れ替わって、お気に入りのトマトスープがなくなりました。仲良しのウエイターくんが「魚のスープがトマトベースだから、お気に召すかも」って勧めてくれたので、それを。

結果、魚のスープはいけてました。魚というよりシーフードのスープで、烏賊や海老も使ってあるから出汁がよく出ていて風味が豊か。ホワイトチーズのサンドイッチという名前で出てくるパニーニとも相性がいいです。

食後にはトルコ風の紅茶、チャイを頻繁にいただきます。
タンニンだかカテキンだかのおかげか、なぜか紅茶のカフェインは睡眠の妨げにはならないみたい。

こうして一日遠足に出かけた晩は、軽い夕食だけでぐっすり眠れました。

この後は復路、イスタンブールから SFO へのノンストップ TK79 便の模様を御覧いただきます。

2 comments:

  1. MADO、ドンドルマはここのが美味しかった。
    2回行きました。
    屋台のは買いたいと思わなかったし。
    ホテルの近所にあったので朝食も食べたけど、意外と本格的な感じでした。
    なぜか、トロントやカナダのロンドンにあります。

    イスタンブール、競馬場がねこだらけでした。
    あと、ここもねこだらけ。
    Maçka Sanat Parkıという公園です。
    https://maps.app.goo.gl/tv6wtWdkZVaYBdRR9
    軍事博物館の隣です。

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  2. I really enjoyed reading your story of a day in Istanbul. The way you captured each small moment with such care made the whole story come alive. What stood out the most was the “snow‑day‑only MoonSwatch” incident at the Swatch boutique. The staff calmly explaining, “We can’t sell it today because it isn’t snowing,” contrasted perfectly with Bluto’s unmistakable “Are you kidding me?” expression—I could picture it so clearly that I couldn’t help laughing. And the bold 480‑dollar price tag, paired with your inner voice of “developing country…,” added an extra layer of humor.

    The scene in front of the Maiden’s Tower was another highlight. Bluto suddenly telling you, “Tear up some bread, throw it to the seagulls, and capture the moment they catch it mid‑air,” was such an outrageous request, yet the fact that you still managed to take a convincing shot not only showed your background as a former professional photographer but also beautifully reflected the spontaneity of travel and the chemistry between the two of you.

    Your lunch at Wama’s made me smile as well—mainly because the cat completely stole the spotlight from the food. The way Hachiware-san approached you as if to say, “This seat is obviously mine,” felt so quintessentially Istanbul and was genuinely heartwarming.

    Despite the fickle weather, your movements across the city felt incredibly real—crossing to the Asian side on the Marmaray, then returning to the European side on the new ferry while enjoying a coffee. The description of the ferry’s interior and the sense of “a touch of elegance” even during a short ride really reflected the atmosphere of the journey.

    The food scenes were also wonderfully vivid. The combination of MADO ice cream and baklava, the afternoon tea in the hotel’s club lounge—each one was easy to picture. Your habit of ordering soup and sandwiches while traveling was another detail that made me smile.

    Overall, the article was charming not because it focused on famous tourist spots, but because it portrayed a traveler naturally blending into the everyday rhythm of Istanbul. Your interactions with Bluto were spot‑on, and the whole piece made me feel as if I were tagging along with you.

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