Thursday, October 10, 2024

UA673 BCN → SFO

前記事で 10 月のバルセロナ旅行をおおまかに御覧いただけましたので、復路だけを写真多めで。

最初のカットは、世界最大のレストランチェーンで。
バルセロナ空港内のマックです。シェンゲン領域内にありますから、手荷物検査を終えてから出国審査場へ向かう前に、とても大きなマックというか… 空港のショッピングモールがあります。

パネルで注文をかけ ApplePay で払って、待ち番号の付いたレシートを持ってカウンターで待つこと数分。
こんだけ買ってきました♪ タッチパネルでカスタマイズできるのって、好きかも。
フィレオフィッシュはダブルで、ポテトはウェッジタイプで、ソースは8種類くらいから選べます。

でもダブルフィレオって… 食べ終わったら胃がもたれる
老人はこんなくどいの食べちゃダメだ!
でもフィレオって好き。

サバサンドが名物のくせに、イスタンブールではあんまり売ってない…。
ブエノスアイレスでも魚のサンドイッチは売ってなかったし、お国事情で変化するみたい。
日本の海老フィレオって、アメリカ合衆国でも食べられません。羨ましい。

マックでおなかいっぱいになったら、少し汗ばんできました。
空港ラウンジに入って、くつろぎます。出国審査後のラウンジは、ホアン・ミロ。
(ホントはカタルーニャ語だから、ジョアン・ミロ がより正しい発音)

搭乗券を見せて、シャワーを使いたい旨を伝えて利用券を受け取って…
清潔でひろびろしたシャワールームが2室あります。アメニティも上質でなかなかなんですが… 換気が悪い。なので、冷たいシャワーを浴びて新しい下着に着替えても、服を着たらすぐ汗ばむ。

シャワーから出たら利用券を返して… コーラをもらってきました。
たったさっきハンバーガーとコーラだったのに、またコーラ。しかもポテチ添え。

こういう場所で、コーク&ポテチしていました。
この窓際が、いちばん空気の流れが良くて気温が低い。

10 月上旬ですが、この日のバルセロナは最高気温が 25℃。
しかも EU の取り決めなのか、空港全体がエアコン控えめ。

でもまぁサッパリできてから、搭乗ゲートへ…。今日の機材は B777-222ER。
機材の到着が1時間半遅れたので、復路の UA673 便も1時間遅れで出発です。
バルセロナにも、ちゃんとプリボーディングのサインが出来ました。

お体の不自由な人を乗せる時に、スペインの丈夫そうなジジババ数組が一緒に搭乗。
儂の前にいた 1K® の爺さんと二人で Soy viejo!!(俺は老人だ!)って叫んだ。
そしたら係員に「あんたたち元気良すぎ! 1Kはすぐ次だから。(笑)って言い返された。

この時に感心したのは、ユナイテッド航空の手続代行の係員が 1K/GSSM を認識していたこと。つい 2~3 年前までは、1Kって何? 食べたら美味しいもの? みたいな返事が返ってきていました。

そして、1K が十数人も、その後に搭乗。

みんなで「1K になって初めて客扱いだよね。1K以下は貨物だよね」ってぼやいていました。

無事搭乗したら… もらった座席はバルクヘッドの 9A です。普段なら好みの右側 9L も空いてました。
でも SFO 到着時に多分、28L/R 滑走路へ進入するから、街が見える左側の 9A にしました。

街は見えたんだけど… 到着が遅れたので外はまっくら。(泣)

ドア 2L のすぐ後ろの席ですから、窓から右側にジェットウェイが見えています。
そして目の前は、おおきなエンジン。たった2発でこんなデカい機材を飛ばす、おおきなエンジン。おおきいだけあって五月蠅いですが、BOSE のノイキャンヘッドフォンで騒音は許容範囲に低減。

席に置いてあった機内食の案内は、これでした。
あたりまえだけど、事前の予習が丸当たり。(笑)

チーフパーサーの A.R. さんが「スリッパ欲しい?」って挨拶に来てくれました。
そこで予定通りに「海老 → 海老 って注文しても怒らない?」って聞いてみた。

「大丈夫よ。あなた 1K で 3MM だし、GS の客は予約済みだから、最優先♪」

そうか。最優先か。…GSを除けば(怒)

やはりユナイテッド航空でイバるには、最低でも 400 万マイル飛ばなくては。

でも達成する頃、寿命が尽きる悪寒。

出発前の未使用な御不浄が目の前にあるので、入室して写真撮った。
22 年おちの機材だけど、あんまり黄ばんでない… 改装したんでしょうか?
あるいは何かこう、改装せざるを得ないような事故を PAX が起こして…ヲエー

1時間7分遅れて出発しました。ローテーションする時に管制塔が見えました。
遠くの山には電波塔が… その隣で山頂にモジャモジャしているのは、ティビダボ遊園地。

バルセロナの先生は、あのへんに棲んでいるそうです。景色良くても市内から遠すぎ!
これじゃ先生がペンションやってても「うちに泊まれ♥」って勧めないわけだ。(爆)

失速しないくらい浮いて、機首を北へ向けると… 景色はこうなりました。
午後5時すぎの出発だから、もうすぐ夕焼け小焼け?これでサンフランシスコ着は午後8時だから、夕焼けから日没の中を飛んでいきます。日没の夕日向きに飛んでいるだろうから、運ちゃんは眩しいよね。

3万フィートを超えて安定したところで、ビバレッジの配給です。
帰りもまた、Illy のコールドブルーを。

「まだアイスコーヒー積んでる?確か1便で4缶しか無いよね?」
「あるわよ。あんた詳しすぎ! 秋になって、もう誰も頼まないかも」

ベイリーズ・アイリッシュクリームでライトなカクテルを提案されましたが、アルコールはパス。

飲み干した頃に2杯目が欲しいか確認されましたが、コーク・ゼロに変更。
たっぷり缶ごと置いていってくれました♪

引き続き夕食のスタートです。
パンはガーリックトーストを積んでいないので、プレッツェルで。

海老を選択したら、けっこう大きな海老で嬉しい驚きです。
ユナイテッド航空の機内食で『嬉しい驚き』は、稀有です。(苦笑)
Appetizer: Confit Prawns  with glass noodles, edamame and sweet chilli
前菜: 海老のコンフィ 細麺、枝豆とスイートチリ 添え

海老は普通に美味しいし、食べ応えがありました。
細麺はビーフンの一種みたいだけど、スイートチリソースは弱め。

パンと海老をたいらげたら、割とすぐに主菜が届きました。
Entreé: Red chilli and coconut curry prawns
主菜: 海老のチリ・ココナッツカレー

前菜と同じ海老が使われていました…。サイズも同じだから、同じ仕入れの食材?
でもさすがに主菜に入っている海老は7本。インゲンが一緒で、レモンを搾って。
ジャスミンライスは若干ベタベタぎみですが日本人だから平気。美味しかったです。

デザートの注文はカートで配布ではなく、注文を聞いてギャレーから配達。
これも改善点なんでしょうか?

「デザートかチーズどうしますか? 3種類あって…」
「アイスクリームサンデーを食べたい。チョコレートソースにナッツクランブルをふりかけて、ホイップクリームを載せて。トッピングにはマラスキーノチェリーをひとつ」
「あなた、さすが 3MM ね。ユナイテッドの食事に詳しすぎ!」

何も悩まず、速攻でハキハキ答える PAX がいる。と噂になったらしく、降機時に…

「あなた… ユナイテッド航空に勤めていたの?」

…って、別の CA さんに尋ねられました。(笑)

「ちげーよ。25 年かけて 3.2 ミリオン飛ぶとこうなっちゃうんだよ」

で… 出てきたアイスクリームサンデーが、こちら。
小さくて固そうですが… バニラアイス部分の硬度はそんなことない。スプーンが普通に入る硬さになっています。きっとギャレーに並べて、丁度良くなるまで柔らかくさせた模様。

お食事が終わったら、ここらへんを飛行中。
アイルランド沖ですかね。

その後、寝過ぎちゃうと午後8時到着で時差ボケが酷くなりそうなので、少しだけ寝て。
御不浄帰りに、スナックチェック。 ほら、チーズもケーキも売れ残ってる♪

Soup and Sandwich upon request. ご要望に応じてスープとサンドイッチも。

…という手書きのサインがありました。
グリルドチーズサンドイッチ と パンプキン&ジンジャースープ だそうです。
トルコちゃんだとスナックのリストも配ってくれるけどなぁ。とは思った。

   §
この日、TK204 便でシアトルを出発してから機内で機長が氏んじゃった。というニュースが。コパイがすぐ JFK へダイバートしたけど、享年 59 歳のキャプテンは間に合わなかった模様。大変にお気の毒様です。 
TK204 便には去年・今年・来年と毎年搭乗します。健康的で口髭のカッコいいキャプテンに運転してもらえれば幸甚にございます。
   §

ブルーチーズがあるから、もらおうかなと物色していたら、飲み物を聞かれて…
また懲りずにコーク・ゼロをもらって、チーズ3種類をいただきました。

窓に隙間を作ったらもう眩しくないので、少しだけそーっと開けると…
寒いカナダの百姓だらけの土地の上を飛んでいました。窓外はず~~っと夕焼け。

到着1時間半前、太平洋時間で18時半に機内が明るくなって2食目の配布。

「Mr.ObaKoba、お食事はハムとチーズのトーストサンドか、ベジタリアンの…」
「メニュー憶えてる。クロックムッシュをください。…こう言ったら嫌われる?」

また悩まずにハッキリ受け答えするので、パーサーの A.R. さんが思わず噴き出しました。

「いえ。とても助かりますよ。すぐお持ちしますね♪」

これが届いたクロックムッシュの2食目です。夕刻に着くのを失念して、うっかりいつものようにオレンジジュースとブラックコーヒーを所望。
けっこうおおきなサラダ、それに食べきれないほどのポテチ。
こんなのが付くのは、早めの夕食を想定したから?

クロックムッシュを斜めにカットして、内部を撮影しておきました。
普通にハムとチーズのサンドイッチ。そこそこサクサクしたトーストの食感は嬉しい。

こんな航路で帰ってまいりました。
たっぷり11時間半くらいは空に浮いていました。

硬度を落としてきたら街の灯りが見えてきて…
上画面中央にはベイブリッジが見えます。サンフランシスコ市上空は雲がかかっていました。
向きを変えて進入する時にはフォスターシティとか見えたけど、暗くて撮ってもブレブレ。

記録ではこんなふうに到着しました…。
G8 ゲートかぁ。たっぷり歩かされるなぁ… と、お爺さんは不満。

着地してランディング。
空港ビルの方を写したら、空のまんなかに半月が浮かんでいました。

さあ、入国審査の事前申請をやらなくちゃ。

Global Entry Mobile というアプリで、こうやって事前申請します。
顔写真を撮って送信。承認が出てから 60 分有効。

アテンダントさん達に御礼を申し上げつつ降機して…
トラベレーターが壊れてて動かないけど、折角だから乗っかって写真撮って。

入国審査場は、ガイジンが大行列。Global Entry でさえ数名がキヨスク前で行列。
でも、モバイル申請済みの列はカラッポ♪ CBPのお兄さんにさっきの顔写真画面を見せたら…

「税関申告するものはある?」
「何もありません」

以上の会話で、パスポートさえ見ずにシッシッされて通関。

地上階へ降りてバス停へ行ったら、反対向きの SF 市内行きのバスが来ました。
これには乗らず、その数分後に来た Hillsdale Mall 行きの南行きバスに乗車。

1ドル払ってバスだけで帰れるけど、次の停車場ミルブレー駅で、丁度いい塩梅に CalTrain が。
ここは1ドル60セントも奮発して(爆)、CalTrain に乗り換えました。

まだとても綺麗な CalTrain の車内。
これで2駅、6~7分乗車したら自宅前に到着。SFO から自宅まで、合計 20 分ほどで帰ってこられました。

以上がバルセロナ旅行の復路の様子でした。次の旅行は来月、11 月中旬に習志野へ2週間帰省予定。この記事を脱肛する直前に、チリンギト・エスクリバ澁谷店に予約を入れました♪

以上、長い記事をご高覧いただき、ありがとうございました。


3 comments:

  1. In my mind, your trip to Barcelona is still synonymous with indulging in the fine dining at Sant Pau, which had been operating for 30 years in Sant Pol de Mar, so it feels a bit sad to think about.

    As for the world’s largest restaurant chain, it turns out it is indeed McDonald’s. With over 40,000 stores worldwide, it far surpasses other chains in terms of the number of locations and revenue scale. Incidentally, the closest McDonald's to our clinic, the McDonald’s Okayama Saidaiji store, closed as of September 1, 2024. This closure was due to the rebuilding of the Tenmaya Happy Town Saidaiji store, where it had been operating for 28 years since its opening in 1996. The new "Tenmaya Happies Saidaiji Store" is scheduled to open in the fall of 2025, but whether McDonald's Okayama Saidaiji will reopen simultaneously remains unknown. The reason I know this situation is because a woman who worked at McDonald's Okayama Saidaiji for many years is a patient at our clinic. She was also sad about the closure but was transferred to the nearest McDonald’s location.

    By the way, I heard you ordered the Double Filet-O-Fish... In my opinion, it’s no wonder you felt heavy afterward. Even if you’re not an old person, you really shouldn’t be eating something so greasy, especially right before having a meal on an international business-class flight! (lol)

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  2. When you returned home, even after just eating a hamburger, you still had a Coke again at the lounge after passport control. And of course, with fries. Just hearing about this combination of the three brings various things to mind.

    First, after World War II, the combination of a hamburger, fries, and Coke has come to symbolize American food culture.
    Then, there's the ironic or humorous aspect where many people order a hamburger and fries along with a "Diet Coke." It's funny to think about the paradox of wanting to cut calories while enjoying a high-calorie meal.
    I also think of the "partnership between Coca-Cola and fast-food chains like McDonald's." Perhaps many Americans feel that the Coke served at McDonald's tastes better than at other chains? (lol).
    Lastly, I remember reading in a medical journal about how many Americans tend to eat fries before their burger because fries cool faster—this has even been used in studies on "behavioral psychology related to meal prioritization."

    So, the seemingly simple combination of a hamburger, Coke, and fries that you casually mentioned probably carries more cultural and psychological significance than just being combination of food.

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  3. You say that the air conditioning is somewhat moderate throughout the entire Barcelona airport, and while my experience is limited, I do feel cultural differences in the way air conditioning is set and used. Comparing the air conditioning habits in the U.S., Europe, and Japan—this is just my personal opinion—I sense the following characteristics:

    First, in the U.S., air conditioning tends to be set quite strongly. For example, in Waikiki, in office buildings and shopping malls, esp. in the summer, the cooling is set very low, and at least for me, it often feels cold indoors.

    Next, in Europe, the use of air conditioning gives a more restrained impression, particularly compared to the U.S. Many historical and older buildings seem to have difficulties installing air conditioning, so they may rely more on natural ventilation or the insulation performance of the buildings themselves.

    Lastly, in Japan, air conditioning is widely used in homes, offices, and public facilities. However, when it comes to the temperature settings, since the humidity is high and temperatures rise in the summer, the cooling settings tend to be somewhat lower. Even so, compared to the U.S., it rarely feels "too cold."

    These differences, I feel, come from cultural distinctions in North America, Europe, and Asia. In the U.S., there’s a strong tendency to prioritize "coolness" and set the air conditioning to a lower temperature for comfort. In Europe, energy efficiency and environmental concerns are more emphasized, so air conditioning use is more restrained, and the temperature settings are higher. In Japan, air conditioning is used frequently to deal with high humidity, but there is also a strong awareness of energy conservation, so recommended temperature settings are often made (In my impression, many people, esp. in Japan, secretly think, "I wish they would raise the temperature a bit," but they end up resigning themselves to the fact that it's a decision made for everyone, so their personal preferences won't really be heard…lol).

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