Thursday, June 21, 2018

Japan 2018 May (4)

数寄屋橋にあるビルの地階。なぜか名店が集まってます。ビル名が海原雄山みたいで素敵♪(爆)
オバマ大統領が来た3つ星の鮨屋、ひとつ星の焼き鳥屋、そして老舗の鰻屋の分店、蒼々たる店が入居。

もちろん、いつものように鰻屋さんの野田岩で友人達とお食事です。
今回はなぜか入口に東アジア人の観光客がウロウロしていました。
このたたずまい、見た目の敷居が高そうだし外国語の案内も無いので入店できずに躊躇していた模様です。

僕は予約があるので、ガイジンのみなさんをすっ飛ばしてさっさと入店。元日本人でラッキー♪
今回は4名様で、もうオーマイさんが先にいらしていました。数分後にはtakimoniさんもmasaさんも合流。

僕はここんちで飲める、今のところここんちでしか飲めない、梅酒スパークリングを。
さらに強炭酸のウヰルキンソンをもらって、やや甘いのを割って薄めて飲んでみたら、いいアイデアでした。

オーマイさんはコーラを、左党のみなさまは日本酒です。(写真が後ピンだ。ごめん)
菊正宗の純米大吟醸だって。僕はサケを飲まないので美味しいのかどうなのか知らない。

でも、さすが江戸の老舗鰻屋です。おちょこがカッコイイ。
やはり江戸切子でしょうか。冷酒に似合った、きれいなクリスタルです。

今回は4名なので、うな重コースにおつまみ追加でいってみました。

最初に出てきたのは、コースの煮こごり。
煮こごりっていうか... 実際はゼリー寄せだと思う。あと枝豆も。

う巻きはひとつ単位で注文可能なので、人数分だけ。
大根おろしをつけていただきます。うなぎの風味が染み込んだ出汁巻きが美味しい♪

masaさんが所望なさった氏んだ魚...。死臭を抑える木の芽添えです。
氏んだ茄子も添えられています。(この書きっぷりで、僕は食べてないのが判った?(爆))

いつも追加で頼む野田岩風サラダも逃せません。
ベイビーグリーンに削ぎ切りした鰻が入っていて、チェリートマトも色を添えてブログ映えがしますから。

・・・氏んだ魚のスライス。(って、これは食べたかな?)
これなんだったか忘れた。脳が鰻だけに集中して選択的記憶状態。鰻に関係しないものを覚えていない。

そして、最初のうなぎさまが御到着ましまし。
店名が入った塗りの蓋を外す前に頼んで、ワンカット撮影させてもらいました。

志ら焼ですが、これ確かmasaさんの。
「こばさんのウナギ、形が悪いから僕のを写しなさい」って言われて。ぱっち。これ、串を打った跡が判る...。

でもたとえ形が悪くても器量よしでも、白焼きの味は一緒のはず。山葵をちょびっと添えていただきましたが、タレで焼いた鰻とちがって脂の風味が直に伝わり、滋養のある食品なのがつぶさに判る一品です。

そして、ここんちはこの段階で茶碗蒸しが出てきます。
フカヒレ入りの茶碗蒸し。鰻も一切れ入ってる。さっきの「う巻き」も卵料理だけど、風味も食感も違って満足。

そして今日の真打ちは「勧進帳」が描かれた塗りの蓋でした。
いつもは「隈取り」の蓋です。今回は主菜のうな重を2ランクアップしてもらったので、蓋の絵柄で判別するのかも。

出汁をひいたおろし大根は箸休め。
でも田舎者のチーバくんな私はイッキにうな重をガツガツいっちゃうので、箸を休めません。(笑)

氏んだ植物...。
こういうのは、いつものようにオーマイさんへ押しつけました。
シンガポールでも世界中どこでも、助けていただいてありがとうございます。

肝吸い。
じつわ... 最初の一杯を撮影中にうっかりして、ひっくり返してしまいました。すみません!
嫌な顔一つせずに、すぐに台拭きとおかわりを届けてくれる、いいお店です。

そして勧進帳の蓋を開けると、こうなってました。
見た目はいつものうな重と一緒。・・・う~ん、僕みたいな馬鹿舌が食べても区別がつかなくて、ほとんど一緒かも。なんとなく鰻が大きくて肉質がきめ細かいような気もするけど、2ランク上のうな重をお願いした。という先入観がそうさせていて、実際はあまり差が無いのかもしれません。

いずれにせよ、いつものようにコクのあるタレなのに、それでいてくどくないのよ。な美味しいうな重でした。

水菓子が「単に切った果実」ではなくて、少し凝ってる。初めて見た。コースをランクアップしたせい?
パイナップルと苺のフルーツポンチがミント添えで出てきました。優しい甘さと焙じ茶でお食事完了です。

銀座店、あまりにも立地が良すぎるので麻布には行かずにこっちへ来ちゃいます。みんなにも便利だよね。
別の名店、日暮里の尾花のように行列し入店してさらに靴脱いで板の間で待たされることもないし、快適。
最後のほうにワンカットはさむけど、箸置きもカワイイ♪

Nodaiwa
〒104-0061 Tokyo, Chūō, Ginza, 4 Chome−2−15 塚本素山ビル
Hours: 
  Mon-Sat:  11:30AM–2PM, 5–8PM
  Sunday Closed
Phone: +81 3-5524-3125
nodaiwa.co.jp


うなぎランチの後、同じ塚本素山ビルの2階にある喫茶店へ移動して、もう少し歓談しました。
銅の容器に入ったアイスコーヒー... う~ん、ニッポンの喫茶店。

ご参集いただきましたみなさま、楽しい時間をありがとうございました。
また初秋(晩夏?)に帰省しますので、もしお時間許しますなら是非ご一緒ください。

みんなと別れた後、メンテに入れてある腕時計の回収をして、さらに喫茶店に立ち寄りました。
次回はその喫茶店の記事。短いです。

4 comments:

  1. obaKoba-sann,

    Discussing the restaurants of eel distinctive feature, you told me not to leave Obana behind.
    Obana’s eel preparation also seems distinguished.
    Though, you do not prefer forming a queue in front of the entrance just before the restaurant begins their business, followed by being in seated position on a board for somewhat 30 mins, which must be a severe mental or physical pain for you.
    No wonder you’re a westerner.

    Let’s get down to Nodaiwa from Obana.
    You also told me there used to be a warning indication for the clients to advise not to hook the bones by cause of the wildness of their eels.
    Nonetheless, such signs might have been disappeared since nearly all the eels are today well-bred, right ?
    Your ambition (?) to taste eel may be to injure the threatened species because you’ve got bored of listening the remark ‘sustainable’.
    If the Swiss Dr. was existent, what’d he tell you ?

    Anyway, you enjoyed a wonderful encounter with masa-sann, Oh-My-sann and takimoni-sann !

    best denki

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    Replies
    1. Best Denki sensei,

      Since the price of baby eels got a tremendous hike, I am not sure how expensive the unaju price at Obana. If it became harder to afford, then it doesn’t have worth making a line and wait over 30 mn on the hard wood floor for Westerners indeed.

      In terms of the warning sign at Nodaiwa, that caution was telling about the fishhook inside of the intestine, because their eels are best from wild ones. These days, wild eels are extremely rare, then they are now refraining from that caution because it’s just a marketing tool for today’s situation.

      Dr. Stefan won’t point out the sustainability of eels, I think. Because he only loves a creature with good quality of brain, such as gray parrots, whales and dolphins, ...and me! (LoL)

      Toasting our friendship is always a fun, as you (we) did after this occurrence.
      The birthday party at New Sanno is article #8, so please stay tuned for a while. ;)

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  2. 少し前に、自分ところで、こちらの本店に寄った記事をUPしました。その時には書かなかったのですが、自分へのご褒美と思って一番お高いのをお願いしたんです。で、立派なお重が目の前に・・・開けた時にまず思ったのが・・・なんかうなちゃんがちいさくね?(多分、日頃、安売りの商品ばかり見ているせいかなあ・・・と思って、思い直し)で、食したのですが・・・あれぇ?タレの味も辛めで奥行きを感じないし、肝心のうなちゃんも白焼きで油抜けしちゃった?と言う感じで、自分の味覚の自信を完全に失いました。思い込みが強すぎたのか?残念、もう一度トライはしてみたいと思ってますが・・・

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    1. あつさん、

      すいません。コメいただいたのを見逃しておりました。
      最近コメが入った通知が来ないのよ。>Google

      僕にとっては野田岩さん、美味しいですよ~。アメリカでは冷凍うなぎしかありませんから。
      以前、友人に「ベイエリアで一番美味しい鰻の店、教えて!」って聞かれて「そんなものは無い。全部冷凍。全部JFC(亀甲萬の子会社)か西本貿易の輸入。」と正直に答えて深い失望を買ったことがあります。

      で、銀座店での「弐階級特進」ですが... ん千円高くなって、それに見合った味と量が付いてこなかったような思いがありますが、今年は稚魚の値段が文字通りの鰻登りだそうで、仕方がないのかとも思います。
      なんたって絶滅危惧種をいただいておりますから。
      例えれば... トキの焼き鳥みたいなもんでしょ?(苦笑)

      あ、もしトライされるのでしたら「東の尾花」も是非。
      僕はあの畳も敷いてない床にさぶとん一枚で座るの、もう無理。
      つきぢの大広間だって靴脱いで食事するのに躊躇してますから。

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