Tuesday, October 21, 2025

Porterhouse San Mateo

※ この記事は買い換えたての iPhone 17 Pro で撮影しました。ほぼ撮って出しでOKなので驚いています。

家人とふたりで、久しぶりにビフテキを食しに行ってまいりました。

サンマテオの老舗ステーキハウス、ポーターハウス Porterhouse です。

建物が偉そうなのは、元は銀行だったから。儂がサンマテオに来た時はビリヤード場でした。
その後、三番街にあったポーターハウスが引っ越してきて、まんまドヤ顔の店を構えています。

コロナ禍以来、サンマテオ市が想定外の収入に味を占め… 路面にアウトドア・ダイニングが設置されています。
規模次第ですが、これやるとサンマ市に月極で2千ドル以上取られるらしいです。しかも設備も管理も自己負担。

まるで病院メシのように、午後5時で予約したので外でも寒くありません。
まずはグラス売りのプロセッコをもらって乾杯。水は炭酸水で。

ここんちのパンはサワードーではありません。バターも風味が良いです。
サンフランシスコ・ベイエリアに住んでいて唯一と言ってもさしつかえない難点は: パンがサワードー。

なんでみんな、あんな腐ったような酸いパンが好きなのか本当に不思議。
なんならプレッツェルまで酸っぱい時があります。許せません。

さてこの晩の夕食は、儂がいちばん好きなものにありつけました♪
家人が蝸牛を儂に譲ってくれて、第弐希望を注文してくれました。

まずまずお値がはる食堂になってしまったので、参考までに10月20日時点での上代を載せています。
36-Hour Niman Pork Belly  Butternut Squash Pureé, Grilled Apple, Marsala Wine Reduction ($16)
36時間ニーマン豚の腹筋 バターナッツ南瓜のピュレ、焼き林檎、マルサラワインソース

で… 『ニーマン豚』って何?  36時間豚が腹筋やったの?36時間火を入れたの?
・・・と思ったので、グーグル先生に教わりました。

What is niman pork?
Niman Ranch is a community of more than 750 independent family farmers and ranchers who raise pork, beef, and lamb traditionally, humanely, and sustainably to deliver the Finest-Tasting Meat in the World®. Niman Ranch is the largest farmer and rancher network in North America to be Certified Humane®.

要は、ニーマン牧場で育った大変品質の良いブタさんの事らしいです。
とても人道的に屠殺しているので、宗教上の問題もクリアしてるかも。
(家人の実家はコーシャーでうるさい。苦しんで氏んだ動物の肉は禁忌)

で、このブーブーは普段口うるさい家人も、風味が素晴らしいと褒めていました。
…きっと想定外に安かったからです。www

儂は… 最初家人とコンフリクトした でんでん虫を譲ってもらいました。
Escargot  Fresh Herbs, Garlic, Lemon, White Wine, Grilled Crostini  ($20)
蝸牛 新鮮なハーブ、大蒜、檸檬、白ワイン、ちっさトースト

エスカルゴを盛る容器がちっさくなった… と思ったら、ひとつの穴に 2~3 個投入されていました!
思った以上にでんでん虫を摂取できて嬉しい。ガーリックバターの風味で食欲がでてきました。

続いて、家人が大好物のオニオンスープ。写真撮影を忘れて、すぐ手をつけてます。(笑)
Onion Soup  Crouton, Fontina, Parmigiano Reggiano  ($15)
玉葱のスープ クルトン、フォンティーナ(牛乳ベースのチーズ)、パルメザン

家人はガンガンすすっていましたが… チーズが多すぎるという評でした。

儂はサラダで。この焼き梨のサラダは大正解に美味でした。
Caramelized Pear Salad  Radicchio, Arugula, Walnuts, Caramelized Pear, Butternut Squash, Balsamic Vinaigrette, Bleu Cheese ($18)
カラメライズした梨のサラダ ラディッキオ、ルッコラ、胡桃、焼き梨、南瓜、バルサミコ酢、ブルーチーズ

ブルーチーズが出しゃばりすぎない、微妙なバランスが素敵。胡桃も多めだし、焼いた梨の甘味がルッコラやラディッキオの苦味とイイ感じで、季節のサラダとしては上出来だと思います。

スープやサラダを退治したら、シルバーウェア(カトラリ)が交換されました。
いかにも『にくをやっつけます』な、持ち手が凶悪そうなナイフが素敵♪

そして、にくが到着。

今回はこの店の名物、ドライ・エージド・ビーフは二人とも頼みませんでした。

家人がフィレを頼むと思っていたら… この晩はメーメーでいきました。焼き加減はミディアムで。
Lamb Chops  Fresh Herb& Garlic Marinade, Couscous, Cherry Tomatoes, Mint Demi Glace  ($65)
ラムチョップ 新鮮なハーブと大蒜にマリネした羊、クスクス、チェリートマト、ミント風味のデミグラス

ずいぶんと盛りがいいです。65ドルって約1萬円ですが、日本でもビフテキ頼むとそんくらいするよね?

家人が食い切れずに1本もらいましたが、ミディアム仕上げのメーメーは大変テンダーで美味しくいただけました。米国のステーキハウスでラムの肋を頼むとミントやミントジェリーが添えてあるんですが、ここんちの場合はデミグラスソースにミントの風味がほんのり付けてありました。ミントの強い風味があまり出しゃばらず、バランスがいいのがとても上手です。

サラダのブルーチーズといい、羊肉のミントといい、現在のポーターハウスのシェフさんは風味のバランスをとるのがたいへん上手だと思います。オーナーのブルーノさんにもこの点は伝えておきました。ブルーノさん、これを聞いて喜んでいました。

さて儂のにくは… 
幸いにも、この日は儂の大好物プライムリブがありました!! 焼き加減はレアで。
Prime Rib  12oz of Prime rib,  Twice-Baked Potato, Carrots, Bok-choi, Au jus, Horse Radish  ($55)
プライムリブ  12オンス、二度焼き馬鈴薯、人参、青梗菜、肉汁ソース、新鮮な無着色の練り山葵添え

儂が頼もうと思っていたサイドメニューは家人に注文されたので、シェアしました。
Wild Mushrooms  Garlic, Shallots, Fresh Herbs, Evoo, Oyster Sauce  ($13)
野良茸 大蒜、エシャロット、新鮮なハーブ、エキストラヴァージン・オリーブオイル (EVOO)、オイスターソース

弁当用の使い捨て醤油差しで密かに持ち込んだ本膳醤油と、バターも盛って…
こんな状態で食べ始めました。かなり幸せです。

茸バター醤油しかもオイスターソースまで入っているから風味が複雑。Au Jus 肉汁ソースも参加させます♪
12オンスのプライムリブを飽きずに完食できました。

新鮮な無着色の練り山葵とは… このホースラディッシュのことです。
けっこうご存じない方もいらっしゃいますが、練り山葵・粉山葵はホースラディッシュを緑色に着色したものです。ハウス食品工業とか S&B がわざわざチューブに『本わさび』と書いているのは、ホースラディッシュだけじゃないお。本当のホンモノの山葵も入ってるお。と主張しているわけです。

このホースラディッシュも、プライムリブとラムチョップの味変に活用しました。

ぁぁ… もう、おなかいっぱい。
日没が近づいて、薄暗くなってきました…。
ストーブ焚いてくれても、寒がりの家人はさっさと先に帰ろうとします。(苦笑)

でも、このディナー内容でデザート抜きのまま終えるのは、悔しい。
きっとブログに載せるから、やっぱり最後に何か欲しい。(爆)

そこで… 僕だけひとりで、アイスクリームをいただきました。
Gelato  Chocolate and Vanilla ($11)
ジェラート チョコレートとヴァニラ

この日のアイスやソルベは種類が寂しく、チョコとヴァニラにスプモーニくらいでした。
・・・あるいはサービスパーソンの兄さんがそれ以上憶えきれなかったのかもしれません。(ぉぃぉぃ)

その後、お会計したくても誰も路面テーブルへやってこないから、中へ入ってみたら…
ドライエージング中の牛さんを見つけたので、許可を得て撮影させてもらいました。

この日のお会計は、家人の許しを得て会社につけました。(勝手に使うと文句言われそうなビミョーなライン)
ただ単に届いたばかりのアメックス・ミラーカードを使ってみたかっただけです。(笑)

でもさすがシリコンバレーの高級店。ミラーカードに驚きません。
きっともう、ミラーカードも黒いカードも見飽きるほど見ているんでしょう。
結局こんだけ食って飲んで、チップ込みで330ドル払ってきました。

以上、久しぶりの『夫婦揃ってビフテキ屋で外食』でした。

Porterhouse
Tel. +1 (650) 579-5911
Address: 164 S B St, San Mateo, CA 94401
porterhousesanmateo.com

家路に就く頃には、サンマテオのBストリートはイイ感じで夕暮れ。
この薄暮の中を1分かけて自宅へ戻りました。(この撮影位置からなら、ホントに1分で帰れる)

2 comments:

  1. I truly enjoyed reading this article. In particular, your candid writing based on your own experience gave it warmth and made it very approachable.

    The descriptions of the dishes were vivid and informative. For example, your note that your companion found the 36-hour Niman pork belly “very delicious” conveyed a real dining experience, not just a menu listing.

    I also appreciated the practical details you included, such as your honest opinion on the bread not being sourdough, the unique atmosphere of the former bank building, the outdoor seating, and your impressions of the starters like escargot, French onion soup, and the caramelized pear salad. These observations add valuable context for anyone considering a visit.

    It was also refreshing that you mentioned points like, “we didn’t order the famous dry-aged beef this time,” and “the bill is fairly high.” By sharing not only the highlights but also realistic aspects, you made the review balanced and trustworthy.

    Overall, this article vividly conveyed what it feels like to dine at Porterhouse San Mateo—not just the flavors of the dishes, but the ambiance of the restaurant itself. I found it a very helpful review for anyone choosing a steakhouse.

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  2. 足跡づくり、おいしそう・・・

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