Saturday, October 12, 2024

Xiringuito Escribà

来月には澁谷店へ伺う予定なので、同席する方への予習を兼ねた記事です。
バルセロナのレストラン、チリンギト・エスクリバへ行ってまいりました。

チリンギトXiringuito とは『海の家』という意味だそうで、本店の造りはまさに…
逗子海岸あたりの砂浜に建っていても「あら湘南っぽくスカした海の家♪」と思われそう。(笑)

店内の奥まった方は、日が暮れてくると… 天井の照明がカツオノエボシみたい。
バルセロナの先生に勧められて儂が写真撮ってたら、画面下隅の老夫婦がすっげーイヤそうでした。

澁谷店とも共通のオンライン予約で席を確保しておいて、名前を告げたら…
入口・受付すぐ隣の5人がけテーブルを勧められました。海側はここしか空いてなかったから、OK。

前の「BCNより」記事で御覧に入れた、ノンアルコールの『サンフランシスコ』カクテルを注文。
パイナップル+オレンジ+ピーチ混合ジュースの底に、紅いベリー系のピューレが沈んでいます。

このカクテル甘いよね。炭酸水で割っちゃうのがいいんでね?とか筆談しているうちに… 料理が。
奥の籠が「エアバッグ」です。他には Pica-Pica(カササギの意だが、もっとスケベな意味もある)セットが到着♪

奥の皿にはサーディンと、トーストに大蒜とトマトを擦りつけたパン・コン・トマテ
手前はパタタス・ブラバスという、ポテトフライにアイオリソースとチリソースが載ったものが。
パタタス・ブラバスは店によって味が結構違いますが、エスクリバのものは上質で儂の好みです。

こちらは、エスクリバ・サラダ。ポテトサラダにタコの薄切りが入っています。
上に差してある薄切りトーストですくっていただきます。

海外のタコ料理は激しく叩きまくって柔らかくなっているので、食べ易い。
以前トルコの友人にタコの握り鮨を食べさせたら… 硬い!と言って、飲み込めませんでした。(笑)

そして、改めて エアバッグ
クラッカーみたいな生地が焼かれて空気枕のように膨らんでいます。その上にイベリコ豚のハム載せ。

これを添付の木槌で叩き割るんですが…
バルセロナの先生(若い方)が、躊躇してなかなか木槌を打ち下ろせない。

ようやっと割ってくれました。以前アテネの先生にやらせた時より静かだし、撮影も楽。(笑)
そんなに力を入れなくても綺麗に形象崩壊する。というのは判った。

ハムをつつき始める前に、ウエイターのチコくんが砂時計を置いてくれました。
「パエリアの炊き込みに17~20分かかるから、この砂時計が落ちたらできあがり」
「ねぇ質問。コメじゃなくてフィデゥア(米みたいな小粒のパスタ)だと、どうなの?」

チコくんは「おまえ…なんも知らんな」という顔で少しムッとして答えてくれました。

「フィデゥアは数分で仕上がるから、こんなの置いていかないよ」

そうか、それじゃつまんないから、やっぱり米のパエリアしか頼めないな。

みんなで前菜をいただいているうちに、海岸は暗くなってきました…。
この日の日没は午後7時半頃だったので、7時に予約を入れておいて正解。

バルセロナの先生二人も儂の思惑が判ったようで、予約時間帯上手いと褒められました。

さらに前菜のセットは続きます…。
ムール貝 mejillones がたっぷり入った鍋が到着…。

いつものように、儂がなぜムール貝は嫌いなのかを説明しようとして… 海苔って説明し難い。

「儂が子供の時、海岸沿いに住んでいて、氏んで腐ったムール貝をイヤというほど見た」…と、簡単に説明。海苔の網に付いた貝を踏んで臭い汁を散々嗅いだ部分は割愛しても、判ってもらえました。

…てか、「ムール貝がこんなに。二人で食べきってくれって、ホントにいいの?」と狂喜乱舞。

いやらしい黒い貝は二人にまかせて、儂は烏賊フライを。
カラマリフライが、アイオリソースたっぷりで届きました。

後で考えたら、このアイオリソースを「イカ墨パエリアの味変用」にとっとけばよかった…。

こうして前菜を楽しんでいるうちに、砂時計は落ちきって。
チコくんは砂時計が落ちたのを見て、鍋敷きを敷いていってくれました。

そして、たちまちのうちに…「あらよっと♪」という感じで、パエリア鍋を。
iPhone をかまえていたら、いきなり頭の上から丸太のような腕がかぶりこんで来て驚いた。

チコくんが、いったん手を離してくれて…
「もうフタ取ってもいい?」って聞いてくれました。撮影され慣れています。

「ポル・ファボール Please.」って伝えたら、また太い腕が後ろから延びてきて…
火傷しないように鍋掴みを持ちながら、フタに手を掛けて…

またもや…「あらよっと♪」という感じで、今度はフタだけ外してくれました。
中味がチラリと見えたところ。

中はこんな。フタ取ったばかりの熱々で、気温が高くても湯気がホワホワ。
アロス・ネグロ Arros Negro、直訳すると『黒いコメ』つまりイカ墨のパエリアです。
海老、浅蜊、鮟鱇が載せてありました。

「ねぇ、この魚の切れ端は何?バカラオ(タラの塩干し)じゃないみたいだし…」
「英語が判らない。ここでの呼び名は、ラペ。R A P E」

アール、エー、ピー、イー… レイピー

Google 先生も翻訳してくれないので、Chrome ブラウザで調べたら… rape とは鮟鱇の一種でした。

ファミリー&フレンズは小皿に取り分けずに、木匙でダイレクトアクセス♪
木匙ですくって写真撮ったら… なんか、もの凄い量のキャビアみたいで、幸せ気分。ここんちのイカ墨パエリアは、以前アテネの先生と「アロス・ネグロ食べ歩き」して見つけた、ベストです。魚介の出汁が利いてるし、イカの胆を入れるらしく、コクが凄い。(イカの胆を入れるシーンは日本放送協会の『突撃!ストリートシェフ』で観ました)

主菜の食事中にバルセロナの先生(老けた方)が何度も立席して、入江の対岸のイベントを撮影していて…

「ぁぁっ! すごくカラフルなのに、全部真っ白にしか写らない!!」

…って言ってるみたい。(スペイン語なので半分くらいしか判らん)

「でわ、儂が撮ってみせましょうぞ」
テクスチャマッピングしているみたいで、色がコロコロ変わるけど、こんな。

「凄い! どうやったらこんなカラフルに写せるんだ!? WhatsAppで送って!」

出た目で撮っちゃダメ。露光を絞って… って、スペイン語で言えない。(苦笑)

「ァ…アバホ・エクスポジシオン」Low expositionってこれで通じるか?

…通じたみたいです。少し良くなったって喜んでいました。

「あっ!緑になった!! あれも写して!!」
「こんなん、出ましたが…」
「おまえが撮るとなんでちゃんと色が出るんだ!?」
「自慢になりますが、写真学校を主席で卒業しました」
「え? コンピュータ関係の商売じゃなかったっけ?」

「ところで、あれ何のイベントやってるの?」
「コパ・アメリカ」

英語にしてみると… アメリカンカップ? ぁぁ、ヨットレースか。

「それ知ってる。少し前にサンフランシスコで開催した」(10年前だけどw)

…などと、Google 翻訳も使って話をしているうちに主菜も終了。
少し残したのは、儂はホテルで温め直せないから持ち帰ってもらいました。

チコくんに「デザートのサンプルを見せて♪」って頼んで。
「サンプルがトレーに載ってくるのを知ってるのは偉い」って褒められて…
今日はこんだけ。チコくんの本日のお勧めは右下の、パッションフルーツのケーキ。儂はそれにする♪

バルセロナの先生は二人とも、クレマ・カタラーナで。
カタルーニャ風のクレーム・ブリューレです。

「クレマ・カタラーナとクレーム・ブリューレの違いは、生クリームを使うかどうか。と聞きましたが」
「知ら~ん。どっちでも美味しいかったら文句は無い」

こだわらないタイプなのね…。

「で、その小さなケーキは、ババ?」
「?ババとは何か?」
「甘いリキュールを吸わせたスポンジケーキ…」

後ろを通りかかったチコくんが答えてくれました。

「そうです。ババです。旦那、料理に詳しすぎ。(笑)

「チコくん、お勧めのケーキが美味しい♪ ありがとう!」
そう。このお勧めされたパッションフルーツのムースが載ったケーキは美味しい。
下に敷いたクッキーとか、ブルーベリー系と思しきピューレとかが良い相性。

「なんでカタルーニャ料理に詳しいの?」と、チコ君に聞かれ、

「サンパウという店に通った。そこのジェロムシェフはエスクリバ澁谷店のコンサルしてる」

儂の答え聞いたチコくん、あわてて何かを持ってきました。

「これ、差し上げます。あなたにピッタリです!!」
しかし… ジョアンシェフの『パワー』って吹き出しは、何??

日本語に仕立ててある、お店の歴史を綴った漫画でした…。
アニヲタ視点では、滅茶苦茶にアメリカンコミック風です。

退店時に撮ってもらった、チコくんとのツーショット♪
「澁谷店に行ったら、見せてやってね♪」って言われました。(笑)

2時間以上滞在して午後9時すぎにお店を出て、この晩は比較的簡単にタクシーを拾って市内へ戻ります。
バルセロナの先生方との、思い出深いディナーになりました。

また来年再訪したいですが… 
オーバーツーリズムで航空運賃が3倍、ホテル代が4倍になってる。
あまりの値段高騰にビビッて、イスタンブールを予約してあります。
でも、バルセロナも居心地いいから、さらにまた心変わりするかも。

Xiringuito Escribà
Av. del Litoral, 62, Sant Martí, 08005 Barcelona, Catalunya
Tel. +34 932 21 0729
Hours: Everyday 12:00 - 22:30

Thursday, October 10, 2024

UA673 BCN → SFO

前記事で 10 月のバルセロナ旅行をおおまかに御覧いただけましたので、復路だけを写真多めで。

最初のカットは、世界最大のレストランチェーンで。
バルセロナ空港内のマックです。シェンゲン領域内にありますから、手荷物検査を終えてから出国審査場へ向かう前に、とても大きなマックというか… 空港のショッピングモールがあります。

パネルで注文をかけ ApplePay で払って、待ち番号の付いたレシートを持ってカウンターで待つこと数分。
こんだけ買ってきました♪ タッチパネルでカスタマイズできるのって、好きかも。
フィレオフィッシュはダブルで、ポテトはウェッジタイプで、ソースは8種類くらいから選べます。

でもダブルフィレオって… 食べ終わったら胃がもたれる
老人はこんなくどいの食べちゃダメだ!
でもフィレオって好き。

サバサンドが名物のくせに、イスタンブールではあんまり売ってない…。
ブエノスアイレスでも魚のサンドイッチは売ってなかったし、お国事情で変化するみたい。
日本の海老フィレオって、アメリカ合衆国でも食べられません。羨ましい。

マックでおなかいっぱいになったら、少し汗ばんできました。
空港ラウンジに入って、くつろぎます。出国審査後のラウンジは、ホアン・ミロ。
(ホントはカタルーニャ語だから、ジョアン・ミロ がより正しい発音)

搭乗券を見せて、シャワーを使いたい旨を伝えて利用券を受け取って…
清潔でひろびろしたシャワールームが2室あります。アメニティも上質でなかなかなんですが… 換気が悪い。なので、冷たいシャワーを浴びて新しい下着に着替えても、服を着たらすぐ汗ばむ。

シャワーから出たら利用券を返して… コーラをもらってきました。
たったさっきハンバーガーとコーラだったのに、またコーラ。しかもポテチ添え。

こういう場所で、コーク&ポテチしていました。
この窓際が、いちばん空気の流れが良くて気温が低い。

10 月上旬ですが、この日のバルセロナは最高気温が 25℃。
しかも EU の取り決めなのか、空港全体がエアコン控えめ。

でもまぁサッパリできてから、搭乗ゲートへ…。今日の機材は B777-222ER。
機材の到着が1時間半遅れたので、復路の UA673 便も1時間遅れで出発です。
バルセロナにも、ちゃんとプリボーディングのサインが出来ました。

お体の不自由な人を乗せる時に、スペインの丈夫そうなジジババ数組が一緒に搭乗。
儂の前にいた 1K® の爺さんと二人で Soy viejo!!(俺は老人だ!)って叫んだ。
そしたら係員に「あんたたち元気良すぎ! 1Kはすぐ次だから。(笑)って言い返された。

この時に感心したのは、ユナイテッド航空の手続代行の係員が 1K/GSSM を認識していたこと。つい 2~3 年前までは、1Kって何? 食べたら美味しいもの? みたいな返事が返ってきていました。

そして、1K が十数人も、その後に搭乗。

みんなで「1K になって初めて客扱いだよね。1K以下は貨物だよね」ってぼやいていました。

無事搭乗したら… もらった座席はバルクヘッドの 9A です。普段なら好みの右側 9L も空いてました。
でも SFO 到着時に多分、28L/R 滑走路へ進入するから、街が見える左側の 9A にしました。

街は見えたんだけど… 到着が遅れたので外はまっくら。(泣)

ドア 2L のすぐ後ろの席ですから、窓から右側にジェットウェイが見えています。
そして目の前は、おおきなエンジン。たった2発でこんなデカい機材を飛ばす、おおきなエンジン。おおきいだけあって五月蠅いですが、BOSE のノイキャンヘッドフォンで騒音は許容範囲に低減。

席に置いてあった機内食の案内は、これでした。
あたりまえだけど、事前の予習が丸当たり。(笑)

チーフパーサーの A.R. さんが「スリッパ欲しい?」って挨拶に来てくれました。
そこで予定通りに「海老 → 海老 って注文しても怒らない?」って聞いてみた。

「大丈夫よ。あなた 1K で 3MM だし、GS の客は予約済みだから、最優先♪」

そうか。最優先か。…GSを除けば(怒)

やはりユナイテッド航空でイバるには、最低でも 400 万マイル飛ばなくては。

でも達成する頃、寿命が尽きる悪寒。

出発前の未使用な御不浄が目の前にあるので、入室して写真撮った。
22 年おちの機材だけど、あんまり黄ばんでない… 改装したんでしょうか?
あるいは何かこう、改装せざるを得ないような事故を PAX が起こして…ヲエー

1時間7分遅れて出発しました。ローテーションする時に管制塔が見えました。
遠くの山には電波塔が… その隣で山頂にモジャモジャしているのは、ティビダボ遊園地。

バルセロナの先生は、あのへんに棲んでいるそうです。景色良くても市内から遠すぎ!
これじゃ先生がペンションやってても「うちに泊まれ♥」って勧めないわけだ。(爆)

失速しないくらい浮いて、機首を北へ向けると… 景色はこうなりました。
午後5時すぎの出発だから、もうすぐ夕焼け小焼け?これでサンフランシスコ着は午後8時だから、夕焼けから日没の中を飛んでいきます。日没の夕日向きに飛んでいるだろうから、運ちゃんは眩しいよね。

3万フィートを超えて安定したところで、ビバレッジの配給です。
帰りもまた、Illy のコールドブルーを。

「まだアイスコーヒー積んでる?確か1便で4缶しか無いよね?」
「あるわよ。あんた詳しすぎ! 秋になって、もう誰も頼まないかも」

ベイリーズ・アイリッシュクリームでライトなカクテルを提案されましたが、アルコールはパス。

飲み干した頃に2杯目が欲しいか確認されましたが、コーク・ゼロに変更。
たっぷり缶ごと置いていってくれました♪

引き続き夕食のスタートです。
パンはガーリックトーストを積んでいないので、プレッツェルで。

海老を選択したら、けっこう大きな海老で嬉しい驚きです。
ユナイテッド航空の機内食で『嬉しい驚き』は、稀有です。(苦笑)
Appetizer: Confit Prawns  with glass noodles, edamame and sweet chilli
前菜: 海老のコンフィ 細麺、枝豆とスイートチリ 添え

海老は普通に美味しいし、食べ応えがありました。
細麺はビーフンの一種みたいだけど、スイートチリソースは弱め。

パンと海老をたいらげたら、割とすぐに主菜が届きました。
Entreé: Red chilli and coconut curry prawns
主菜: 海老のチリ・ココナッツカレー

前菜と同じ海老が使われていました…。サイズも同じだから、同じ仕入れの食材?
でもさすがに主菜に入っている海老は7本。インゲンが一緒で、レモンを搾って。
ジャスミンライスは若干ベタベタぎみですが日本人だから平気。美味しかったです。

デザートの注文はカートで配布ではなく、注文を聞いてギャレーから配達。
これも改善点なんでしょうか?

「デザートかチーズどうしますか? 3種類あって…」
「アイスクリームサンデーを食べたい。チョコレートソースにナッツクランブルをふりかけて、ホイップクリームを載せて。トッピングにはマラスキーノチェリーをひとつ」
「あなた、さすが 3MM ね。ユナイテッドの食事に詳しすぎ!」

何も悩まず、速攻でハキハキ答える PAX がいる。と噂になったらしく、降機時に…

「あなた… ユナイテッド航空に勤めていたの?」

…って、別の CA さんに尋ねられました。(笑)

「ちげーよ。25 年かけて 3.2 ミリオン飛ぶとこうなっちゃうんだよ」

で… 出てきたアイスクリームサンデーが、こちら。
小さくて固そうですが… バニラアイス部分の硬度はそんなことない。スプーンが普通に入る硬さになっています。きっとギャレーに並べて、丁度良くなるまで柔らかくさせた模様。

お食事が終わったら、ここらへんを飛行中。
アイルランド沖ですかね。

その後、寝過ぎちゃうと午後8時到着で時差ボケが酷くなりそうなので、少しだけ寝て。
御不浄帰りに、スナックチェック。 ほら、チーズもケーキも売れ残ってる♪

Soup and Sandwich upon request. ご要望に応じてスープとサンドイッチも。

…という手書きのサインがありました。
グリルドチーズサンドイッチ と パンプキン&ジンジャースープ だそうです。
トルコちゃんだとスナックのリストも配ってくれるけどなぁ。とは思った。

   §
この日、TK204 便でシアトルを出発してから機内で機長が氏んじゃった。というニュースが。コパイがすぐ JFK へダイバートしたけど、享年 59 歳のキャプテンは間に合わなかった模様。大変にお気の毒様です。 
TK204 便には去年・今年・来年と毎年搭乗します。健康的で口髭のカッコいいキャプテンに運転してもらえれば幸甚にございます。
   §

ブルーチーズがあるから、もらおうかなと物色していたら、飲み物を聞かれて…
また懲りずにコーク・ゼロをもらって、チーズ3種類をいただきました。

窓に隙間を作ったらもう眩しくないので、少しだけそーっと開けると…
寒いカナダの百姓だらけの土地の上を飛んでいました。窓外はず~~っと夕焼け。

到着1時間半前、太平洋時間で18時半に機内が明るくなって2食目の配布。

「Mr.ObaKoba、お食事はハムとチーズのトーストサンドか、ベジタリアンの…」
「メニュー憶えてる。クロックムッシュをください。…こう言ったら嫌われる?」

また悩まずにハッキリ受け答えするので、パーサーの A.R. さんが思わず噴き出しました。

「いえ。とても助かりますよ。すぐお持ちしますね♪」

これが届いたクロックムッシュの2食目です。夕刻に着くのを失念して、うっかりいつものようにオレンジジュースとブラックコーヒーを所望。
けっこうおおきなサラダ、それに食べきれないほどのポテチ。
こんなのが付くのは、早めの夕食を想定したから?

クロックムッシュを斜めにカットして、内部を撮影しておきました。
普通にハムとチーズのサンドイッチ。そこそこサクサクしたトーストの食感は嬉しい。

こんな航路で帰ってまいりました。
たっぷり11時間半くらいは空に浮いていました。

硬度を落としてきたら街の灯りが見えてきて…
上画面中央にはベイブリッジが見えます。サンフランシスコ市上空は雲がかかっていました。
向きを変えて進入する時にはフォスターシティとか見えたけど、暗くて撮ってもブレブレ。

記録ではこんなふうに到着しました…。
G8 ゲートかぁ。たっぷり歩かされるなぁ… と、お爺さんは不満。

着地してランディング。
空港ビルの方を写したら、空のまんなかに半月が浮かんでいました。

さあ、入国審査の事前申請をやらなくちゃ。

Global Entry Mobile というアプリで、こうやって事前申請します。
顔写真を撮って送信。承認が出てから 60 分有効。

アテンダントさん達に御礼を申し上げつつ降機して…
トラベレーターが壊れてて動かないけど、折角だから乗っかって写真撮って。

入国審査場は、ガイジンが大行列。Global Entry でさえ数名がキヨスク前で行列。
でも、モバイル申請済みの列はカラッポ♪ CBPのお兄さんにさっきの顔写真画面を見せたら…

「税関申告するものはある?」
「何もありません」

以上の会話で、パスポートさえ見ずにシッシッされて通関。

地上階へ降りてバス停へ行ったら、反対向きの SF 市内行きのバスが来ました。
これには乗らず、その数分後に来た Hillsdale Mall 行きの南行きバスに乗車。

1ドル払ってバスだけで帰れるけど、次の停車場ミルブレー駅で、丁度いい塩梅に CalTrain が。
ここは1ドル60セントも奮発して(爆)、CalTrain に乗り換えました。

まだとても綺麗な CalTrain の車内。
これで2駅、6~7分乗車したら自宅前に到着。SFO から自宅まで、合計 20 分ほどで帰ってこられました。

以上がバルセロナ旅行の復路の様子でした。次の旅行は来月、11 月中旬に習志野へ2週間帰省予定。この記事を脱肛する直前に、チリンギト・エスクリバ澁谷店に予約を入れました♪

以上、長い記事をご高覧いただき、ありがとうございました。