Monday, January 16, 2017

AF84 CdG/SFO (2)

AF84便でのミールサービス1回目が始まりました。どデカいレモン入りCoke ZEROを飲んでます。
季節のサラダw,スモークサーモンのタルタルとパンナコッタフォアグラに無花果のチャツネ添え。

添えてあるバターが異様に大きくて「うわ~,こんな量を完食したら高脂血症で逝っちゃう。さっすがおフランス!?」って手にとって眺めていたら「それ,バターですよ♪」って言われました。「メルシー♪ ブーレは読めますから」って下手くそなフランス語で言い返したよ。(恥)

このアペタイザのうちでは,フォアグラがなかなか良かった。
実際にはフォアグラ自体は安物だったけど,無花果のチャツネが凄くよくあってる。
これをいただくなら,どデカいレモン入りCoke ZEROよりシャンパーニュだったかな?と軽く後悔しました。(笑)

で... ここらへんでもうかなり眠い。記憶があいまい。

これ,後で写真を見つけてホントにビックリしました。メインコースをしっかり食べていたみたいです。
烏賊のオレキエッテ,トマトソース。エアフラが雇っている3つ星シェフのギ・マルタンGuy Martin氏の監修した作品らしいですが... すいません。食べたのまるっきり覚えていません。ぐっすり眠れるように胃に優しそうなパスタを選んで... その前にグッスリ。(爆)

従いまして,たいへん残念なことにフロマージュもデセールも一切いただいておりません。
さらにミッドフライトスナック類まで,一切いただいておりません。
・・・エビアンは喉が渇いてもらったかも。でも覚えてない。御不浄にも立ってないはず。

そんで次に目が覚めた時には... もうここらへん。記録的によく寝ました。
もう北米大陸に到達していました。

これってなぜだか考えてみました。

 ・導眠剤がよく利いた → 服用してるけど,UAでFRAやCdG出発と条件はほぼ一緒。
 ・心配していた乗り継ぎに成功した安心感からリラックス → これは少しあるかも。
 ・エアフラのシートがいい塩梅に体にフィットしていた → 1度きりなので要再検証。
 ・機内がまっくら。他のPAXも静かで快眠 → これは嬉しい驚きですが,真っ暗でした。(だから泥棒CAが出没w)
 ・新規導入した Bose Quiet Control 30 が抜群の性能で静かに就寝できた → これもある。
 ・イスタンブールの風呂で出るものも出なくなるほどで,消耗しきっていた → 真相。

結局,次回からもこういう平和な眠りにつくためには,搭乗する前日には体力の限界までイケイケが必須?(爆)

さて,機内は明るくなって(窓外はずーっと明るかったはずだけど)朝食を配布されました。
OJとブラックコーヒーは条件反射的に答えたと思う。・・・またバターが巨大。

この2回目のお食事でもまだ寝ぼけていたけど,これだけは美味しくて驚いたのを覚えています。
カラメライズド・パイナップルと題された,半分干からびたパイナップル。これは水分を飛ばされて風味が凝縮♪

これ... アペタイザらしいけど,なんだったか全然覚えてない。
メニューを読み解くと「黄色パプリカのクィルとディッピング用のパン」となっています。写真見ていて少し思い出した。クィルの器がプラスチックでガッカリしたことは覚えています...。(苦笑)

メインは,焼き魚パスタ寿司スタイルの海老からの選択になっていました...。カートで廻ってきて3種類見せてもらったうちからいちばん食べたいと感じたものを選んだ記憶があります。フランス人は食にはうるさいんでしょう。特に何もお願いしていないのに3種類のメインを,順番にカバーを外して見せてくれました。これは衛生面でわずかな不安があるものの,実物を見せてもらえるのはとても嬉しいサービスだよね。
スシはコールドミールなおかつ『フレンチのスシ』はあまりにもリスクありすぎだからパス。メッツァルーナ・パスタのウォータークレス・ソース,クリームズッキーニ,エメンタールチーズ。にしています。

・・・美味しかったとか,ほとんど覚えていない。不味くて喰えたもんじゃないというネガティブな記憶も全く無いので,そこそこだったんでしょう。

この後は写真がありません。SFOではいつもと反対側のAゲート着だけど1列目だから真っ先に降機して,エミレーツのタオルをかむったお姉さん達がCREW専用入国審査で行列している横を Global Entry ですり抜け,でも帰宅するSamTransのバスを待っていたらバス停でタオル頭の姐さん達に追いつかれた記憶は残っています。

これで年末にイスタンブールへ行ってきた旅行記はおしまい。今年も2~3回はISTへ通うと思います。

Saturday, January 14, 2017

AF84 CdG/SFO (1)

エールフランス84便サンフランシスコ行きに乗って,おうちへ帰りますの前編。
ターミナル2Eってシェンゲン領域外つまりフランスに入国していないゲート群ですが... 拡張しすぎちゃってなんだかサイテー。この写真では空いているけれど,行列しちゃった人がトイレに行きたい場合はセキュリティから出しちゃって,トイレから帰って来る時には何も再チェックしないで元の場所に並ばせてる。よくよく考えてみたら...僕も今回はトルコからの帰りの乗り継ぎで「誰かに何かもらわなかったか? 荷物は自分でパックしたか?」みたいな質問を一切受けることなく,ここまで難なく到達しました。ここんちの警備,完全にザルです。悪いけどこんなんじゃ Da'ish(日本ではイスラム国)に簡単にテロテロやられまくるのも無理ないと思いました。パリは警備が甘くまだまだ危険です。

さて搭乗。特典発券でワイドボディ機の場合,座席番号は存在するなら 1K です。(笑)
ここの通路側。最初からゲロ袋もアメニティも何もぞんざいにシートに放り投げてある,おおらかなエールフランス。

白っぽくて清潔そうに映っていますが... よ~く細かいところを見ると塗装が剥げていたり薄汚れているオンボロ。
あえてお見せしませんが,肘掛け下の凹んだ所に置いてあるヘッドフォン周りが薄汚れていてばばっちい。最低。

電子機器なヘッドフォンやパーソナルビデオ制御端末のすぐ隣に水を置くのか?という疑問も。さらに...下の写真では,エビアンのボトルはパーソナルモニタの真上に載ってます。フランスでは短絡とか感電の概念が薄いのか?
でも,このエビアンは欲しがるといくらでもすぐ新しいのに替えてくれるから嬉しかった。

座った後に配布しに来たのが,こちら。
フランスのブランド品みたいなパウチ。でも...ちっさ! 中を開けてないけど,もうサイズそのものが,ちっさ!

アメニティがユナイテッドよりショボいです。これはある意味画期的かも。(笑)

後ろのシートがどうなってんだか確認し忘れたけど,最前列はテーブル位置にポップアップのモニタも収納。
取り出して「先っぽのビデオ」を選んだら... なんだか間抜けな画が出てきました。この書きっぷりで僕がAFに好意的ではないと思った毒者,そんなことありません。初体験なのであくまでも素直に感想を述べているだけです。w

で,機内で気に入った部分が,こちら。
もう機内が禁煙なのはあたりまえだから,このほうが便利だよね。
離陸後10分ほどで左側の「電子機器やケータイ禁止」のマークは消えました。

そして... お食事はフランス語のページと英語のページが。こっちが英語のページ。
メインは子牛,鶏,烏賊パスタ,ポワロ葱リゾットの4択です。
12月中旬なのに鶏の添え物に「新ジャガ」って書いてあるのがイタイと思いました。

この時すでに無事SFO行きに乗れた安心感と,まだ睡眠不足でボーッとしていて... 注文とりも適当にお返事。

ビバレッジサービスにも僕のやる気なさが現れています。
飲物はなんと,ネスレのネスティー。フレンチワイン各種&シャンパーニュが整ってるのに,ネスレ。(笑)
実際アテンダントさんも僕の注文を理解できずに,3回くらい伝え直しました。(爆)

小鉢に入ってるのは海老とラタトゥイユを一緒にして胡麻をふったような物体。泡にはあうんだろうね。

この後の写真って... 撮ったけど覚えてないのばっかしなんです。
この後編,IST旅行記の最終回は憶測で文字を入れて尻すぼみな完結です。


Thursday, January 12, 2017

AF1391 IST/CdG

欧州内接続もビジネスクラスなので,最初のバスに搭載させられて搭乗しました。
欧州内のビジネスクラスってエアフラでもおんなじ。真ん中の席を使わないだけでシートはエコノミーと一緒。
座席は一列目の1C。こっちは反対側ですが,すでに1Aにアトランタへ戻るというアメリカ人のおおきなおっさんが来ていたので撮影を遠慮しました。ちなみにCdG/ATL便はターミナル2Fからだけど,乗り継ぎにはたっぷり余裕があるそうでした。早起きで眠いのとあいまって...アトランタは共和党で真っ赤っかな州なので,大統領戦の話題になったらおっさんの首を絞める危険性があるため,あんまり会話に励みませんでした。(苦笑)

有り難いことに定刻15分前くらいに Boarding Complete!(フランス語でそれらしき事を言っていたw)
配布されたメニューは仏・英・土の三カ国語でした。
チーズオムレツかリンゴのクレープから二択ですね。

事前に注文を聞かれ,早朝便だからか巡航高度に達したらお飲み物サービスもなくいきなりお食事がキマした...。
届いた状態の図。

容器のカバーを外して,1Aに座ってるアトランタのおっさんとセンターのテーブルを「ゴミ置き場」で共用しました。
開封した図。欧州内ビジネスクラスってルフトくらいしか乗った事が無いけど,標準的?

少し期待していたクロワッサンは,こんなでした...。
形はいいんだけど... トルコ航空のほうがおいしい。まず冷めてて冷たいのが残念なうえ,なんだかAuchanとかフランスのスーパーで買ってきた程度の味。使ってるバターが安っぽい風味です。それでもユナイテッド航空のBusinessFirst®クロワッサンより10倍・United Economy Plus®のクロワッサンの100倍いいけど,トルコ航空には負けていました。

そんで,メインはアップルとレーズンのクレープ&洋梨のコンポートにしてみたよ。
シナモンが見えるでしょ?いかに~もフレンチっぽいからそれなりに美味しい。個人的にはクリーム塗り塗りしたい。

これをたいらげて,早起きしてたからイッキに寝て。2時間経って降機態勢。

偉いぞよくやった,エアフラの運ちゃん!
定時の20分前にタッチダウンして,ターミナル2EのKゲートへ15分前に到着しました!
タクシングしているうちに iPhoneで接続便の情報を... やっぱり2Fって出てくる。
(画面は更新前にキャプチャ。更新したけど結果は一緒でした)

タイトコネクションだからジェットウェイを真っ先に飛び出して,Departures の案内版をチェック。
出発ゲートは「L48」です。Lゲートということは,ターミナル2Eのはずです。

世界でいちばん嫌いなシャルル・ド・ゴール空港だから何も信用したくないけれど『いちばん信用できるのは空港の案内版の法則』に従って行動することにしました。
ターミナル2Fへ向かう,メッチャ混雑している入国審査場を横目に見ながらターミナル2Eにある3つのゲート間を接続している交通システム CDGVAL の駅へ。あの審査場につかまってたら... そんだけで1時間以上費やしそうでした。

Kゲート駅からLゲート駅まで一駅乗ってから,L48...って,いちばん先っぽのゲート。(怒)
でも,サンフランシスコ行きの案内が出ているし,B777-300ERが駐まっていました。やれやれ。

誰がうそつきなんだか判らないけど,無事に乗り継ぎできたからいいや。
でも今回の顛末でますますシャルル・ド・ゴール空港が大嫌いになりました。

Wednesday, January 11, 2017

【速報】Kaedama Ramen @EWR Terminal C1【麺修行w】

唐突ですが,これはあまりにも酷いから間違っても行かないようにと,警告の意味で速報レポートです。

場所はEWR,ニューアーク・リバティ国際空港のC1ターミナル。そう,あのリング状の United Club がある場所ですが,あのリング型ラウンジの下層階,吹き抜け中央部分にラーメン屋ができました。さっそくこの店の看板メニューである「ポークとんこつラーメン$15.50(または1,940マイル!)」を注文してみました。
結論から申し上げれば,お金をドブに捨てました。もしマイルで支払っていたら放火していたでしょう。

60年近くの人生で最悪のラーメンと申せましょう。

スープが体温より低い,たぶん30℃よりちょっと上。猫舌の僕にも受け容れられないくらいぬるいのは,常人には耐え難いこと,請け合います。もう「ぬるい」ではなく「冷たい」に近く,しかも脂が妙にギトギトしているのに塩が少ないから気持ち悪い。豚のバラ肉はベーコンのできそこないみたい。麺は... これ,ライスヌードルか?みたいな変な風味。かんすいを使わないでいるために黄色くなっていないのかもしれませんが,麺そのものに風味がないというか,ラーメンの麺として,どうよ?って味でした。アメリカですから茹で加減はもちろんフニフニです。

ついでに突っ込めば,店名は「替え玉」という名前ですが,替え玉オプションも大盛りもありません。
ただひとつ良いところは,カウンターにUSB充電ポートがあるから Bose QuietControl を充電できました。

久しぶりに(生まれて初めてかも?)ラーメンを残して帰る。という行動に出ました。

ここは間違っても行かない方がいいです。怖いモノ見たさでチップ込み20ドル近く払う勇気があるなら止めませんが,これをラーメンとして監修したのは日本のラーメンを知らない怪しい三国人だと確信しています。

Tuesday, January 10, 2017

SkyTeam Lounge @İstanbul

帰りはデルタ航空のマイルで特典予約したとおりに,エールフランスで帰ります。残念。(苦笑)

エアフラのカウンターで搭乗券を受け取り,ビジネスクラスだから搭乗券でも Fast Track のスピード出国審査が使えるけど,あえてUA1Kのスタアラ・ゴールドカードを見せても Fast Track が使えるのを確認して出国しました。

トルコ航空のCIPラウンジが広いし内容もゴージャスなんですが... いかんせん搭乗ゲートから遠すぎます。
バス&タラップの500番台ゲート手前にあるスカイチーム共用ラウンジに少しの間ですが入ることにしました。

まだ比較的新しいラウンジみたいです。清潔感が漂っていました。
まだ早朝なので空いていますが,あんまり広いラウンジでもないからピーク時は混むかも。

内装はまあまあ。ムカデみたいな椅子がありました...。
日本ではこれに似ているけどもっと高級な奴がO塚家具から販売されていて,海老名にある日本IピーMの Asia Pacific Lab ロビーに置いてありましたっけ...。 外注さんで出入りして,ピーnkPad のHDマスターイメージを構築するという激務に晒されていた暗い思い出が蘇ってきました...。

そんな暗い記憶の引き出しを開けられてしまった椅子は避け,センチュリオンラウンジみたいな場所を確保。
グリーンな壁の前に白い革張りの椅子。ここにしょうっと♪

テーブルの上にフリーWi-Fiの接続情報があったので,繋いでから速度計測。
Pingに100msもかかり,下り2Mbpsちょっと,上りは1Mbpsいきません。残念な結果でした。Internet 接続が用意されてないよりはマシだけど...「やっぱりみそっかすアライアンスのSkyTeamだからw」って思っちゃう。

飲物やスナック類は,国際標準では平均点あたりだと思います。TKにはかないません。
ドリンクコーナー。何もいいとこなし。紅茶のポットだけトルコっぽくてカワイイ。

スナック類はこのアイランドに。そんなに種類はありませんでした。
シリアルに「これなに?」っていうようなのがあったり,バナナの並べ方が変だったり。

朝の温かいお食事は... ここでした。
ソーセージが赤い液体の中で泳いでるのは,イスタンブールのカフェテリアでもよく見るから,これが普通らしい。

もらってきました。
薄いOJ,濃いエスプレッソ,いちごヨーグルト,皿の上はメープル風シロップをかけたパンケーキ,スクランブルエッグにオリーブ,ポテトとチキン?ソーセージ。イスラム圏では豚肉は使わないから Cured Meat は鶏・牛・羊・魚などの混成部隊です。

味はどれも普通。玉子にブラックオリーブを添えたのが風味よかった。

で... 出発前から混乱しているのが,シャルル・ド・ゴールでの乗り継ぎでした。
Internetで調べると,冬スケジュールの間はサンフランシスコ行きのAF84便はターミナル2F出発と出てきます。Googleで調べてもFlightAwareで調べても,おんなじ。でもターミナル2Fはシェンゲン領域内だから,乗り継ぎのためだけに入国&出国するのか?そんな馬鹿なことを強要するのはアメリカ合衆国だけだと思っていました。

そんで,Air Franceのウェブサイトではターミナル2Eって出てくるし,受け取った搭乗券にも2Eって書いてあるし。そもそもCdGのターミナル2Eって拡張しすぎてK, L, Mの3つのターミナル分くらいあるゲートが 3-in-1 になっている構造です。そして肝心なポイントは... オンタイムだとCdGでの乗り継ぎ時間は75分。搭乗券には『出発20分前にゲートが閉まる』って脅しているので,持ち時間55分。これ... ホントに2E→2Fで入出国&セキュリティがあったらアウトだな。アウトだったらエアフラにホテル予約させてパリで一泊楽しもう♪くらいの余裕をかますことにしました。

ということで,乗り継ぎがどうなることやら頭が痛いし,早朝4時起きで眠いし... で,搭乗のためのバスのりばへ。



Sunday, January 8, 2017

Karaköy Lokantası

イスタンブール滞在中はずーっとホテルの地上階と1階を占めるロカンタ(居酒屋の意だけど,ここはけっこう高級レストラン風)でディナーをとり続けていました。隣にはロカンタ・マヤというもっとハイエンドな店もありましたが... 海外からの観光客が激減して潰れてしまったので,もうこの店一筋で食べ続けました。
夜の外観。ホテルとは切り離された造りになっているので館内からは入れません。
せっかく寒い屋外に出たので,夜はこんなですな写真を撮っておきました。

店内はおなじみの,ターコイズブルーなタイルがあしらわれた内装で清潔感があります。
8時を過ぎたらいつも満席でしたが,ちゃんと予約席を用意してもらっていました♪

着席してすぐにもらっていたのは,炭酸水と白ワイン。
これで白ショルレを造ります。アルコール弱めのシャンパンみたいな味わいになるので好きです。あんまり毎晩やってくるからか「お店からです」って,赤ワインのグラスもサービスしてくれました。

スタータはいつも茄子のサラダ=パトルジャン・サラタスです。
薄切りのトーストが出てくるので,オリーブ油に浸したトーストに載せて食べると最高♪

トルコ航空の機内食でも出てきたこのサラダ,伝統的なヨーグルト入りバージョンもあります。
ヨーウルトゥル・パトルジャン・サラタス。って言えるようになりました。(笑)
こっちはトルコ風の濃ゆいヨーグルトがまるでサワークリームのような役割をして,サラダ全体がクリーミィな風味です。どっちも好きだからその晩の気分で食べ分けていました。

店内を撮影しようとしていたら... オーナー♂のオラルさんが撮影領域へ飛び込んできてスマイル♪
自分で進んで入ってきたから,晒す。w 立派な髭と190cm級の長身が,なんとなく合衆国に退治された某組織のリーダーに似ていなくもないですが,オラルさんは優しくて心配りの行き届いた素敵な人物です。

で... 撮影しようとしていたのは,こっちの二重螺旋構造。
見よ,このデオキシリボ核酸を彷彿とさせるインスタレーションを!これがゆっくりグルグル廻るのを観ながら,脳内でAGCTとかコドンとかプリンとピリミジンとかいう語群を思い出していました。

で,いただいたメインコースは... ここんち,メインコースが5種類くらいしかないから全部いった。
これがキョフテ,ハンバーグステーキです。ミートボールって英訳されているときもありますが,豚肉を召し上がらないお国柄なのでラムとビーフの合挽肉みたいです。周りに使ってあるスパイスが弱すぎず強すぎず,このままで美味しい。でも今度こっそり「みりん醤油」を持ち込んでかけてみようかと...w

こっちは,別の晩にいただいたラムのメダリオン。
焼き加減を聞かれて「レアで」って言うと引かれるのが判ったので,ミディアムレアで頼んでいます。こっちのラム肉もクセが無くてスパイスがほどほどで,素材本来の味を噛みしめるタイプの料理。赤ワインとあいます。

で... この時は添付の細長い青唐辛子がメッチャ辛かった!
ししとうにもたまーに激辛いのがあるけど,同じ状況?

僕の表情を読み取ったらしいオラルさんがやってきて「どうしたの?」って聞くから...
「激辛いペッパーに当たっちゃった!日本にもShishitoってペッパーがあって,ロシアンルーレットなんです。」

キッチンへひっこんだオラルさん,戻って来て「また辛いのがあたるかもしれないけど(笑)」って。
さらにあと4本も青唐辛子をくださいました! これ,肉と一緒に食べるといい相性だから全部いただきました。
こういうところにまで細かく気配りしてくれるから,ますます通い詰めちゃうよね。

そして,これも見逃せないメインディッシュでした。
ヴィール・チーク・イン・ジ・オーブン Veal cheek in the oven と訳してある,牛のほほ肉を天火でスロークックしたものです。今回は付け合わせの下に敷いたマッシュポテトが,スイートポテト混合に進化していました。赤ワインに漬けてゆるりと火を通された肉がほろほろに柔らかくて,そこに甘く炒めたタマネギ載せ。グリルものが多いメインのなかで,これは紛れもなくここんちのシグネチャーディッシュです。

ちなみにタイムとローズマリーはどけて食べたよ。ハーブ直撃って苦手なんだよね。

毎回ではないけど,デザートもいきました。
これは「今日のフルーツ」で,冬場はかなりの確率で僕の大好きなこのクインス(カリン)のコンポートが出てきます。日本のおばさん的発想だと,甘く煮込んだカリンの実が喉によさそう。さらに,上に載っているのはクレム・フレーシュCrème fraîcheみたいに濃厚なクリーム。うっとりする季節のデザートです。

定番デザートだけど,予めオーダー通しておかないと待たされるハメになるのが,スフレ。
生チョコレートのラヴァケーキに,こちらにもクレム・フレーシュが添えられてきます。「今夜は重いデザートでいけるな」という晩は,こっちのチョコレートのスフレをお願いしています。

今回は5晩連続でお世話になりました。いろいろサービスしてもらって恐縮でした。
そしてお会計はまた偉そうなJ.P. Morgan Reserveカードで。こんどからレストランで使うとポイント3倍だから,UAマイル変換を考えたら1ドルあたり6セントも稼がせてもらえています。ドヤ顔のメタルカードは海外で使う時は注意が必要だけど,ここんちなら安心♪

イスタンブール滞在中の記事は予想通りに代わり映えなく進み,こんくらいです。

これから写真変臭するけど,順調に記事掲載できれば復路は IST/CdG/SFO と,AF便です。