Saturday, December 31, 2016

Turkish Airlines 80 to Istanbul (5)


消灯して,パッタリ寝て6時間は寝たと思う。成人病のクスリの副作用で目が覚め,用足しに...。そして御不浄からの帰りがけにミッドフライト・スナックを撮影するクセはユナイテッド搭乗時と一緒。(笑)
なんだか乾き物ばっかり置いてあるなぁ... と眺めているのを,まるで『ANAの星明子』みたいにガン見していたらしいアテンダントさんが「チーズとかチーズケーキとか,あとはバクラヴァもまだあるわよ~♪」って声をかけてくれました。でもなぜかチーズに偏ってると思った。

しかし... そんなにバクラヴァ喰いたそうにみえたんでしょうか?orz

「名前忘れたけど,さっきもらわなかった,タリヒ(伝統的)なお菓子,まだある?」
「ありますよ。Coke ZEROといっしょにお席へお届けしますから♪」
名前忘れたけど,これも糖蜜に漬け込んだ焼いた小麦粉みたいな激甘い菓子。ふたつもくれるとは思いませんでした。先にコーラ飲んじゃって後がメッチャ甘くて大変。結局空いた器をギャレーへ返却ついでに,また歯磨きに行った。(笑)

歯磨いてスッキリ安心したらまた眠くなって... 機内照明が明るくなり始めるのに気づいて起床。
いまこのへん。半年前にスイスの先生を看取った上空付近です...。

UAの「いきなり明るくなって起床!」のほうが清々しいかも... 見てこのありえない配色!
蒼暗い機内がだんだんパープルレインな色になってきて,さらに激マゼンタ色に...。この照明設計した人は,真っ白な部屋に一ヶ月閉じ込めて毒を吐き出させる必要がありそうです。

やっと落ち着ける照明になりました。
ジュースを配りに来ます。オレンジジュースは「絞りたて」だというので,それをごくごく。

そして「ぁぁ... やっぱりあんなにチェックマーク入れなきゃ良かった」な朝食が登場。
トルコ伝統の胡瓜にトマトとフェタチーズ,苺のせギリシャ風(ホントはトルコ発祥)ヨーグルト,パッションフルーツのスムージー,ミルクコーヒーに,フルーツサラダです。

・・・ここまでが,スタータなのです!(汗)

そして,僕の席と隣の席を担当してくれるアテンダントさんがダブルで登場!
「パン,いりませんか~?」「クロワッサンと貴女たちの写真を一枚♪」で,ぱっち。
左の姐さんはキレ者。サーブが異様に速い。右のお嬢さんはやんわり派だけど少し遅い。
どっちが好きかと聞かれると... 状況によります。どちらもサービス精神旺盛でステキ。

で,ぱっちと一緒にもらったクロワッサンが,これ。
潰れていません。アツアツです。サクサクです。上等なバターの香りがします。こと,このクロワッサンについてはLHよりAFよりフレッシュで美味しいです。(NHは食べた事無いから不明)

繰り返すけど,なんで同じSFO発便で多分同じLSG Sky Chefs納品でこんなに違うの!?

フルーツサラダとクロワッサンで幸せ一杯なのに,メイン... 来ちゃったよ。
 ・カリフォルニアオムレツ+チーズトースト+マッシュルームとトマト炒め
 ・地鶏の卵とバター
このどっちかでしたが,一皿の中の品数がいろいろあって楽しそうで,オムレツを...。
機内食が選択肢によって分量が非常に増える。という状況は滅多に無いため,品数が多いという以前に量も多くなるという事実には気づきませんでした。

でも... キノコもチーズトーストも素材の風味が活きていて美味しかったです。

ぁぁ... おなかいっぱいだけど,珈琲のおかわりもらって目を覚まして。
窓側のみなさんが窓を開けたら... これ,朝焼けじゃなくて夕焼けなんですよね。サンフランシスコを午後6時出発で,イスタンブール着も午後6時。12時間半浮かんでいる間に11時間の時差で結局丸一日捨てちゃった。(苦笑)

そして着陸態勢に入る頃,機内はまたあの安キャバクラ状態に...。
光の三原色が揃ってるんだから,もっといろんな中間色を出せると思うのに...。(汗)

そして,イスタンブールにはほぼ定時に着きました。
結論からいって,機内の照明が凄いけど一時的なものだし,座席も広いしサービス満点でお食事も美味しくて,かなり好きになりました。もし特典発券でイスタンブールへ行くなら,より多くのマイル数が必要でも断然UAよりTKです!やっぱり直行便は楽です。

この記事公開は日本時間の2017年元旦です。みなさま良いお年をお迎えください。

イスタンブール旅行記の続きは市内観光はほぼ皆無でしたから,ちょこっと市内のネタを挙げてからすぐにエアフラの復路(シャルル・ド・ゴール乗り継ぎ)かな。
でも帰りは早朝便だったから,機内では寝っぱなしで機内食を一部逃してるし...。(笑)

Thursday, December 29, 2016

Turkish Airlines 80 to Istanbul (4)

スタータ6種類もいただいたら,速攻でスープが到着。PAX少なめのせいもあってかサーブタイミングが素早いです。
クリーミィ・パンプキン・スープ。風味からして南瓜の種類はバターナットスクォッシュだと思うけど,まるでピューレみたいに濃厚。「南瓜のビスク」って呼んだほうがいいくらいでした。個人的にはもうひといきクリーミィだと超美味だと思って,パン用のバターを加えていただいておりましたが,バターの塩分が南瓜の甘味も引き立ててくれて大正解でした。

そして,スープ皿を空にしたPAXから先にどんどんメインコースが到着します。

メインの選択肢は悩んだよ~。キョフテ(ハンバーグ)があると思ったのに,無い!

 ・スズキのグリル 地中海野菜のソテー,パンフライしたポテト添え
 ・ビーフのフィレ ドゥミグラース,野菜のグリル,ハーブポテト
 ・マッシュルームとニョッキ ローストしたパプリカ,ズッキーニにブロッコリ

ビフテキはトルコっぽくないし平凡すぎてパス。脳内では一時かなりニョッキ側に傾きましたが,コックさんが来た時に口から思わず「シ-バス」という単語が飛び出してしまいました...。
で,これがスズキさんのグリル。ポテトのオリーブ油がかなり油っこく感じました。このポテトだけはくどく感じて,ふたかけくらい残してしまいました。

スズキさんの出来は機内では上出来。普通のレストランでもまあこんなもんでしょ。米系航空会社の悲惨さとは比較になりません。
同じ機内食配給会社が納めてて,なんでこんなに違うの!? ということばかり考えながら食しておりましたが... 主菜のスズキさんよりも「地中海野菜」と銘打たれた右側のラタトゥイユみたいなのがかなり美味しかった。機内でこんだけ出せれば立派です。

そして... デザートのトロリーが1列目に見えた時から,何をもらうかもうキメ打ち♪
「バクラヴァ,リュトフェン!」(バクラヴァちょうだい!)で,あんたはそうくると思ってたわよ,みたいな笑みを浮かべるアテンダントさんは3種類全部ひとつづつ取り分けてくれました。「今日は多分余るから,もっと欲しかったら言ってくださいね♪」だって。(笑)

いっしょにアイスももらったし(アイスとバクラヴァ一緒に食べるのは初めて)さらに苺入りクリームも所望。
この生クリームと苺 + アイスクリーム + バクラヴァ3種という三位一体の極楽浄土を展開したかったのだ。

まさに極楽浄土でした...。パイ生地ってバニラアイスと抜群でしょ?そこに苺や生クリームまで。
でもバクラヴァは腹持ちがいいから,みっつで充分ですよ。でした。その前のポテトちょびっと残してるしね。

デザートをやっつけている時に,だんだんと照明が青っぽく,暗くなってきました。
オットマンの上にはベッドメイキング用のベッドパッドや毛布が届いています...。
夕焼けから夜のとばりが降りてくる演出でしょうが... LED照明がケバいので,なんだかなぁ。

デザートを無事に完食後「トルココーヒーもできるんですよ♪」という誘惑はカフェイン摂取がやばいので,チャイでお願い。
トルコ式の茶器で持ってきてくれたので,そのままキャンドルを使わせてもらって,ぱっち。バクラヴァの後のチャイ... 雲の上で愉しめるなんて思いも寄りませんでした。

茶器を下げてもらった後,「ベッドメイキングしていいですか?」って聞かれ,お願い。
なんだかルフトハンザのファーストクラスみたいなサービスです。ソフト面だけは同等。
真っ青な照明になった機内で,ベッド完成。オットマン部分まで入れたら2m以上あるんでね?これならかなり大柄の人でも楽々眠れます。177度って,フルフラットだよね。実際,僕は腰痛持ち&イビキが酷いために180度フラットはかえってダメ。わずかに頭を持ち上げた角度で寝るのでこれで快適です。寝心地はANAの777-300ERビジネスシートよりこっちのほうが好き。こうなるとユナイテッドのポラリス・ビジネスがハード的にどのへんに来るのかが興味津々です。

キャンドルがチラチラするのを点けたまま,おやすみなさい♪
主菜を食べるあたりで導眠剤を飲んだので,この後は数時間パッタリ眠りました。でも途中まだ明るくなる1~2時間前に一旦起き上がって,ミッドフライトスナックももらったよ。
(つづく)

Tuesday, December 27, 2016

Turkish Airlines 80 to Istanbul (3)

離陸後,メニューが配布されました。欧州内線のメニューに形状が似ているけど大きくて立派。
トルコ航空のビジネスクラスはミールサービスがなかなかイイ!とは聞いていましたが,スタータはルフトハンザのファーストクラスみたいにトレーで廻ってくる何種類ものアイテムから自由に選べます。その後スープが出てきてから3種類のうちから選択したメインコースが供され,デザートもトレーでゴロゴロ来る中から選ぶという豪華絢爛な内容みたい。

で,お飲み物の配布が始まる前に「コックさんのコスプレ」をしたCAさんが朝食の注文取りに。
ホテルみたい。この用紙で食べたいものにチェック入れていきます。
きっとみんな,全部チェック入れてみたい衝動にかられるよね?(笑)

でも,自制したよ。それでも食べきれるギリギリだったよ...。

朝食の注文用紙を渡して,メインコースを選んでから,ちょっと用足しに。
4列目の後ろが搭乗口になっていて,ギャレーと洗面所があります。そこから前を見た図。
PAXが少ないよね...。こんな搭乗率だとTK80便が撤退しないか不安になります。

で,用足しする場所もLED照明がバリバリでした。
ハーフミラーの向こう側に照明が仕込んであったり。ハンドソープやハンドクリームが,ハマム(トルコ風呂)を終えてお会計後に手に振りかけてくれるコロンヤという爽やかなレモンの香りの香水と同じでたいへん好感が持てました。後でアテンダントさんに「トイレタリ・アイテムがコロンヤの香りだね」って伝えたら,Yes! Thank you, sir!! って,なんか凄く喜んでくれました。

シャンパンはテタンジェのNVともう一種類,知らないRMから選べましたが,ここは名産のチェリージュース Vişneで。「 Vişneをスパークリングウォーターで割ってくれる?」って頼んだのが,これ。微炭酸で微糖のサワーチェリージュースです。サッパリしていておかわり何度も頼んじゃいました。
ナッツ,UAみたいに温かくないけど大盛り。SQ,LH,KEみたいにマカダミアナッツは入っていません。その代わりトルコ名産ピスタチオとヘーゼルナッツがいっぱいで,松の実も大きくてよく炒ってあるのがたっぷり。どれも芳ばしくて凄く美味しい。多分カリフォルニア産のアーモンドだけが風味的には浮いてる。(笑)

ナッツだけでおなかが張るよな... と警戒し始めたところで食器とパン&バターが配布。
こんなんなって,届きました。なお,機内の間接照明は暗いオレンジ色っぽい状態です。

お水持ってきた横に... キャンドルライト?? と焦りましたが,チラチラ明滅するLEDでした。
その昔,生まれて初めて乗った国際線がファーストクラスのデッドヘッドで,先任チーフパーサー(この表記でどこんちかバレバレw)が名物らしい「三色富士山アイス」にフランベかけて切り分けるデモをやっていましたが,あれ以外で航空機内で炎を見たことはありません。

さて... 電子キャンドルといっしょにもらったパンとバターに塩胡椒は,こんな。ドライスパイスがトルコっぽい。
パンは南瓜の種が埋まってるのを This, pumpkin seeds embedded one, please. って指さして頼んだら,なぜだか判らないけどアテンダントさんにウケてました。もしかして『私のナッツを温めてください。』みたいな間違いやっちまってる?? とりあえず嫌われているのではなく好かれている様子なのでいいんですが...。

トロリーが来たら「Mr. Obakobaはみんな食べたいでしょ?」って言われたけど,無理。
確か11品くらいあったうちから漬物っぽいのとか発酵食品は避けて,6品だけ選びました。(左下レモンは左上タルタルの添え物)

これは外せません。「日本の方はこのサラダ,好きですよね~♪」って,やっぱし言われた。
英語ではオクトパス・サラダって訳してありました。レモンなんか絞らなくても臭みは感じないし,すごくやわらかで美味しい。オリーブ油は上質だし,添えてある胡瓜もすごくイイ。

スモークサーモンのタルタルも,ちょっと悩んだけどもらっちゃった。
こっちはレモンを絞ったほうが中に仕込まれたケーパーと相性が良くて美味しい。

・・・と,このへんまで食べて「LSGスカイシェフが納品してるのに,どうしてちゃんと美味しいの!?」という疑問が。

どうして他社便ではあんなヘンテコな料理が出てきて,トルコちゃんはまともなの?
LSGスカイシェフ... クライアントの言いなりで調理・調味してるんでしょうか?
お願いだから残念な味覚を要求する顧客には教育的指導を与えてください!!

と,成り行き上文句をたれておいてから,他のスタータはさらにトルコっぽいです。
奥はアーティーチョークのオリーブ油漬け,手前はカバブ。右上はヨーグルトを加えた茄子のサラダに柘榴載せで,右下のほぼ画面外は西瓜とフェタチーズ。

ヨーグルトと茄子のサラダはいつも泊まる宿のレストランで食べてる好物だから「ヨーウルトウル・パトゥルジャン・サラタス・リュトフェン」(ヨーグルトと茄子のサラダください)ってトルコ語で言えました。アテンダントさん,喜んでくれて This is Tarihi!(タリヒ=歴史的=伝統料理なんですよ!)って大盛りに盛りつけてくれました。もちろん凄く美味しかったです。

山羊チーズと西瓜は軽~く塩胡椒&添付のスパイスを振りかけると風味が立って美味。次のコースに移る食欲を取り戻せました。そう。メインコースの前にまだスープもあるのだ。
(つづく)

Sunday, December 25, 2016

Turkish Airlines 80 to Istanbul (2)

サンフランシスコを18:10発のトルコ航空80便に搭乗しました。機材はボーイング777-300ER。
トルコちゃん,ドイツと結ぶ路線以外にはじめて乗ったけど... なかなか広々していて驚きました。

最初シートマップを観た時「ちぇっ,スタッガード配列じゃないや」と思ったけど... こっちのほうがイイ。
このビジネスクラスって足元がメッチャ広いです。隣席の人がまたいでも気にならないかも... つか,カップル以外にはほぼ隣席の人がいません。1列目のおっさんはエリート客らしく,真ん中の1E席に陣取ってて両側が空いています。3席占有は嬉しいようでも,エコノミーと違ってビジネスクラスだとかえって不便っぽい。www
やはり到着地ではアッラーアクバルする人が「旬」なので観光目的らしき乗客は少なく,搭乗率は半分くらい?(僕はAFからのエンドースだからTKから見れば有償旅客搭乗率のほうにカウントされるんでしょうか?w)

ともあれ,ビジネスクラスのキャビンは客がいなくてメッチャ広く感じました。

そして,自席の前には... なんだかお線香とお供え物を置くような,お墓チックなデザインのオットマンが。
さすが,オスマン帝国(英語だとオスマンはオットマン)の航空会社だと申せましょう。

お線香の束を横たえるような場所にはデイパックやハンドバッグなどの小型手荷物を納めます。
左側には不織布の袋に入ったスリッパが入っていたので利用し,代わりに靴を収納。

もしかしてターコイズカラーを意識した?スリッパを着用してオットマンを使うと,こんな。
身長が5フィート10インチ,ズボン採寸が30インチの僕でギリギリ。もっと短足な日本人だとシートがリクラインしていなければオットマンの利用は難しいと思います。

そのシートリクライニングはこんな操作盤。
あんまり微調整できないのと,電動だけどユナイテッドと比較すると動作がすげー遅い。
「ベッドになっちゃうボタン」で大雑把に動かしてから他のボタンで微調整が吉でした。

肘掛けの下のほぐってある部分に,パーソナルモニタの制御や読書灯,アテンダントコール等が揃っているのは普通。
ここにUSB電源があるのは便利でした。Apple対応でiPhone/iPadも問題なく充電できました。

そんで,ウェルカムドリンクの注文がきめ細かいです。かなり何でも選べます。
「もしかしてトルコ航空名物のVişne(チェリージュース)やミントの入ったレモネードも,あるの?」
・・・もちろんありました♪ これ,いい塩梅にミントが利いてておいしいんだよね。

TK名物ミント入りホームメイド・レモネードを頼んだおかげでアテンダントさんに気に入られたみたいです。以後「Mr. Obakobaはよくご存じですね~♪」って,やたらトルコ名産の物体をどんどん勧めてくださいました。

28L滑走路から離陸するようですが... タクシング中には機内の照明がこんな色に!?
なんだか池袋西口あたりにある場末のバーみたいな照明(行ったこと無いけど)。これもターコイズブルーとトルコ国旗のレッドをアレンジしたつもりなんだと肯定的に受け止めましたが... 以後,ものすごい配色のLED照明で,色彩構成学で優をもらった感受性豊かな私の脳がもうダメになりそうでした。
(つづく)

Friday, December 23, 2016

Turkish Airlines 80 to Istanbul (1)

しばらく休載しておりましたが,ベスト電器センセイがおっしゃるところの「旬の時期」にイスタンブールへ一週間休養しに出かけましたので,その一部を綴らせていただきます。旧ブログからイスタンブール記事はあまりにも頻繁に登場していますから,目新しい部分を中心に,つまり往路と復路の航空便くらいを記事に仕立てていこうと思います。

さて,いつものように最初はグー。
公共交通機関が利用できる時間帯かつ荷物が軽くて自分でバンバンできる場合は,バス利用です。

このSamTrans292系統に乗っているとき,今日利用する予定だったエールフランス航空から電話がかかってきました。

「Obakoba様ですか?申し訳ございませんが貴兄のフライトを変更させていただきました。トルコ航空のノンストップで,現地到着時間はほぼ同じですしビジネスクラスのままご利用いただきます。」

「・・・いま空港へ行くバスの中なんだけど。TK80便って出発が6時頃だったはずだから,空港で3時間以上も時間を持てあましちゃう。ランチも食べなくちゃ。」

「お手数ですがトルコ航空のカウンターへいらっしゃる前にエールフランスのチェックインカウンターへお寄りいただければ,新しい旅程表とバウチャーを差し上げます。」

言われるまま,いつもと反対側の国際線ターミナルAゲート側でバスを降りて...
基本スタアラしか乗らないから,いつもと景色が逆。ライティングが順光で変な感じ。

で,Aゲート側から見た空港内はこんなです。僕的には左右対称で逆向きなのが違和感あります。 
言われるまま,エアフラのカウンターに行きました。
「僕のitineraryが変更されたそうなので,新しいのください。」
「Ah, Definitely, Sir.」と言ってくれたGAの兄さんが奥の事務所に入ってカード2枚持ってきました。

一枚は旅程表で,往路の SFO/CdG/IST という乗り継ぎはSFO/ISTの直行 TK80便に。
そして,もう一枚はミールバウチャーでした...。
25ドルのバウチャーをくれたよ。特典航空券なのに申し訳ないですねぇ。
しかも予約クラスがJだって。どっかの見栄坊ブログのクラス表記みたいだよね。w

出発がスタアラのトルコ航空になったので,最初Gゲート側のフードコートに行きました。
・・・エアフラのバウチャー,Gゲート側では使えません!! Home Airportとはいえこれは知らなかった。

そこでまたホテホテとターミナルを横断し,Aゲート側のフードコートに。いまハンバーガーチェーンのWendy'sが工事中で,開いているのは怪しい中華くらい。Gゲートの中華 『楓林』と同じくらい怪しい。
見るからに怪しい点心,中華麺,フリッターにしか見えない天丼などが表示されています。

25ドルあると,点心Dim-Sumセットにワンタン麺とコーラで,税込み合計27ドル。 超過の2ドルをJ.P. Morganカードで払って6マイル稼ぎ(笑),受け取ったのが,これ。
『残念』という言葉を絵に描いたような内容です。お味の方も見かけ通りに残念の極みです。Coke ZEROだけは売れ行きが悪いのか良く冷えていて普通に飲めます。Gゲート側の楓林もかなり残念ですが,Aゲート側のPAX,鶴丸とかデルタの利用者も同じくらい酷い食べ物にしかありつけないのが判って,ザマミロ感を満たしました。

 のんびり食事して,SFO Free Wi-Fiで新聞を呼び出して渡航先でテロテロしてないか調べたりして時間を潰してから,トルコ航空のカウンターへ。

ルフトハンザのゲシュタポ女看守やユナイテッドのフレンドリーすぎ姐さん,あるいはANAの機械的に丁寧なお嬢さん達と違い,丁寧だけどいい感じにフレンドリーなGAさんがチェックインしてくれました。「通路側で誰かが僕の前をまたいで通らない席が嬉しい」って希望したら,2-3-2アブレストで中央の3Eが空席だからと3Gをアサインしてくれ,3Eはブロックしてくれました。

「Miles & Smilesか,スターアライアンスのメンバーでは... あ。UA1Kなんですね?」

「・・・エンドースされたんだけど,搭乗マイルがもらえるんですか??」

「MileagePlusの会員番号を入れておきます。結果はどうなるか判りませんが」

・・・結果,お約束の72時間以内に Turkish Air 80 C-class として8,407マイル振り込まれ♪ 特典航空券なのに。w
機内持ち込み荷物は8Kg以下の制限ギリギリ超だけど「ビジネスクラスの方は別に...」みたいなおおらかな対応で感謝。欧州線認可で最軽量な機内持ち込みサイズのRIMOWAサルサのほうに機内持ち込み荷物のタグを付けられました。

「2クラスの便だけど,ラウンジはユナイテッドの Global First ラウンジが使えるの?」
「いえ。United Club になります。セキュリティをくぐったら...」
「United Club はメンバーだから場所知ってます。ありがとう!」

SFOでは貧民窟みたいなユナイテッドクラブなんかに,入らないもんね。w

CLEARで行列はスキップできるけど,トルコ航空だと TSA Pre は使えませんでした。
時間がたーっぷりあるから,国際線Gゲートから通路を通ってセンチュリオンクラブへ。

さっき残念な中華を食べてるし,搭乗したらまた食事が出るけど... ちょびっとだけ。
ルッコラのサラダ,フライドチキンにタイ風ココナッツカレーがけ,ポテトにレモンバー。飲物はあっさりとポムグラニット(柘榴)風味のアイスティーです。さっき約27ドル払った内容よりずっと美味しい。そう考えるとこのラウンジを使う為だけにプラチナカード®を持っていてもいいくらいです。

お食事後は,いつものように林檎教団の祭壇付近へ陣取りました。
やはり林檎教だけある。お供え物も,教徒の使うラップトップも明確な統一感があります。

搭乗時刻が近づいたので国際線Gゲートのコンコースへ戻り,いちばん先っぽの99番へ...。
行ったら,ゲート変更で101番... って隣のゲートでしたが,トルコちゃんがいました。

ルフトハンザの子会社,LSGスカイシェフが機内食を納入するところが見えてしまった!
あのゲシュタポ女看守が徘徊する機内と同じミールサービスなのか??・・・と一抹の不安。

でもともかく『トルコ航空でイスタンブールまで12時間半イッキ旅』は初体験。詳細に綴ります。
(つづく)