Saturday, October 1, 2016

Sternen Grill Zürich

S.A.博士の眠る湖へ出かける前,チューリヒ市内の思い出深い場所を散策。ときどき晴れのお天気でした。
青いトンガリ屋根は確かフラウミュンスター(聖母聖堂)で,シャガール先生のステンドグラスが有名。

滞在中は今回からメルセデスを駆るショーファーがいなくなってしまったので,昔ぼっち旅した時と同様に市内中心部の公共交通機関が72時間乗り放題のチューリヒ・カードを利用しています。 滞在したホテルの直近は路面電車の2番・3番が停まる駅だったので便利でした。・・・つか,そろそろ Suica みたいな非接触カードを発行して欲しいですが。
ここが目抜き通りになっている駅前通り(バンホフシュトラッセ)です。

チューリヒ湖のほとりに建つガニメデの像は昔から... ちょっと変化。
なぜかライフベストを着用させられています。ユナイテッド航空に搭載のものとは違っていました。

欧州ならどこにでもある,嘔吐型噴水。
リアルな狗のバリエーションは初めてかも...。と思ってスマホのカメラを起動させました。

そして... ここが『星のグリル』って意味のシュテルネン・グリルというカフェテリアです。
路面電車のハブになっているベルビュー駅前という立地なうえに,焼きソーセージが美味しいと有名な人気店です。朝夕の混雑した時間にやってくると行列は必至。白ソーセージ weißwurst が大好物だったスイスの先生がここにいたのも納得できます。

思わずカメラを向けてしまった白髪で口髭&眼鏡の紳士... でも妻が一緒だった。(舌打ち)
着こなしのだらしなさと百姓みたいに大きな手が,失った大切な人を思い出させて辛い。でも目で犯す私。(ぉぃぉぃ...)

そして,このスイスの先生にナンパされ相席した丸テーブルは7年8ヶ月前と変わっていませんでした。
焼いたソーセージ3種類が載っているのが,まさに僕が座った席でした。手前に先生が着席。ソーセージをかぢる僕を,眼を細めてニコニコと見守る先生の深い青い眼に一目惚れしてしまいましたっけ...。あの時からたった7年半しか経っていないのに,この心の空虚さは何? これで家人とかまで失ったら,シリアに渡ってアラー・アクバルの訓練受けるかもしれません。(・・・ってことは宗教の教義上どう考えてもゼッタイ無いから皆様安心するざます)

4 comments:

  1. 思い出を辿る一人旅・・・
    ちょっとセンチな気分ですねえ。

    おっと、よく似た方がおられますねえ、
    先生ですよって言われたら信じちゃいますねえ。

    良き思い出を残してくれたことに感謝?

    ReplyDelete
    Replies
    1. S.A.博士の長女夫妻,ちょうどギリシャの従姉妹さんちに休暇に出かけていたので,先生が散骨された湖詣では日曜日に変更になったんです。ですので,金曜・土曜とチューリヒ市街をぼっち旅。しかも歩くのはかったるいし,乗り放題チケット買っちゃったから路面電車を乗り継いであちこちへ... って,これ,先生が入院していて逝ってしまったバーゼルの街でも同じ事やってたので,かなり自分的にはセンチというよりもイタかったです。でもチューリヒは多少土地勘もあるので,電車の乗り換えも難なくこなせました。

      この白い髭のおぢさん... あわよくばホテルにお持ち帰りにしたかったですが,奥さんらしき人が一緒なのでナンパできませんでした。でもそれ以前にドイツ語ができないからナンパ不能。(号泣)

      結局,S.A.博士のおかげでフィールドワーク付き(笑)で生物学全般に加え生化学・薬理学あたりに詳しくなれましたし,欧州人(主にスイス・ドイツ・フランス)の習慣が北米大陸とは結構違うのも判りました。日本語だと『欧米』っていっしょくたに呼んでしまいますが,いろいろ違います。ちなみにカナダやオーストラリア,NZも合衆国とは言葉を含めていろいろ違います。そうしたグローバルな視点での知識を得られたことに感謝しています。
      あ,あと,英語の発音の悪いところとか加州で通じても欧州では通じない米語表現とか。(苦笑)

      でも,そんなこんなより,一緒に肩を組んで星を眺めたり(ぢつわ博士は星座音痴w),自家菜園の耕作や施肥をしたり,寒い日は部屋が暖まるまで暖炉の前で抱き合っていたりしたのが,いちばんの良い思い出でしょうか。多分家人とは,そゆのやる事はないから...。w

      Delete
  2. obaKoba-sann,

    Let’s think back to the moment when you and Dr. S.A. first met.
    Can you recall the freshness of a whopping sausage at Sternen Grill Zürich, the color of Dr. S.A.’s clothe, or the excitement of your first sight at his deep blue eyes?

    Important memories such as the round table made of wood you mentioned in the article arise as faded snapshots in your brain, remarkably distinct from newer memories that can feel as real as the present moment.

    Though, you managed to meet across the precious table again.
    Good for you, and of course for Dr. S.A.

    best denki

    ReplyDelete
    Replies
    1. Best-denki sensei,

      well... when I've met with Stefan, he was wearing moss-green leather coat with camel-browned corduroy trousers and told me to difference himself "I'm wearing like a poor man but I'm not too bad." That was hilarious so I do remember that part. When I was young people said I had holographic memories like HAL9000, but now it's tremendously degraded for sure.

      This sausage grill did me a great job. They served me great memories, great friend and great sausages. (not a TMI issue (LOL))

      Delete